2024.04.23

親が医者だと医学部受験は有利?医学部進学における親の職業とその影響

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「医学部進学における親の職業とその影響」

医学部への進学を目指す学生の親の職業が、その学生の進路にどのような影響を与えるのか、その一端を紹介していきます。特に、親が医者である場合とそうでない場合について比較してみましょう。

親が医者だと医学部受験は有利?

多少有利でしょう。というのも医者ということは親がお金持ちのケースがほとんどですので医学部専門予備校に早いうちに入れたり学費の高い私立医学部でも奨学金を借りたりせず医学部にいけるでしょう。また親御様の年齢にもよりますが医者として働いていれば昨今の医学部事情にも精通しているはずで高倍率な試験を潜り抜けるために早めに対策を打てたり高額な医学部の学費にも物怖じせず納得させられるでしょう。私立は最低でも2000万かかるため最初から国立しかダメという家庭もあります。また金額の常識を知らない家庭では相談して学費の話になった時点で拒絶されてしまうケースも多々あります。親の説得から始めなければならない家庭の受験生からしてみればそういう心配がないことは大きな利点です。医者の家庭ならば国立一本ということはないでしょうから安心して医学部受験に臨めます。

親が医者だというコネ入学はあるのか

そんなデータを大学側が公表するわけがないのでわかりませんということが答えですがゼロとは言えません。以前は親が医者の場合下位の大学では点数を一点100万で買わせるなどの方法があるとかないとか言われましたが減っているでしょう。18年の医学部受験生差別問題で女子だから、多浪だから、再受験だからという理由で一律減点のようなことは公に行えなくなりました。同様に親が医者だからこの子は10点加点!というようなことは行えていません。仮にバレたら大炎上、大学の信頼が失墜するのでわざわざ親が医者くらいでリスクを大学側は背負いません。そもそも裏口入学をするならば推薦で受からせるでしょうから一般試験において親の職業は関係ないと言えます。つまり親が医者の生徒がいろんな医学部に受かるということはありません。しいて言えば親が医者ということよりも同窓入試を受けれる特定の医学部卒の親がいると少し有利でしょう。しかし実際医学部生の七割の親は医者ではありませんから親の職業は医学部受験に関係ないと言えます。医学部は入ってからもかなり大変ですし国試にはコネも何もありません。医師免許を取れなければ意味がないのでいくら親が医者でもとんでもない成績では受かりません。

親が医者の場合

親が医者の場合、医学部進学を目指す子どもの場合、その家庭の経済力や教育環境は一般的に比較的良好です。医師の家庭であれば、医学部受験に必要な経済的なサポートや、専門的な教育を受ける機会が豊富にあります。また、病院関係者とのコネがあることもあり、将来の就職において有利な場面も多いでしょう。ただない場合がほとんどですし親に権力がなければ無意味どころかかえって血縁を敬遠されたりすることもあるのでプラマイゼロかもしれません。

ただし、親が医者であることによって、子どもの自己選択の余地が狭められる可能性もあります。開業医であれば他の診療科に行かず自分の診療所を継げとなるかもしれません。自分は外科医になりたくても精神科医になるしかないというケースも散見します。

親が医者でない場合

一方、親が医者でない場合、子どもが医学部に進学する場合でも、親の職業が医師でないことで将来の進路に関するプレッシャーが比較的少ないというメリットがあります。子どもが自らの意志で進路を選択できるため、将来のキャリアパスに幅広い選択肢があります。

ただし、教育環境や経済的なサポートに関しては、親が医者である場合と比較して不利な面もあります。医学部受験に必要な高度な専門知識や、経済的な負担を親が負うことが難しい場合もあります。

まとめ

お金に関しては医者だけがお金を稼げるシステムではないので親が医者云々はあまり関係ないでしょう。親の職業が子どもの進路に与える影響は多少ありますが、何かを決定付ける要因にはなりません。親の職業に対するあこがれや幼いうちから医者というものに身近に接することでその道を志すことが早く結果として準備期間が早く取れて浪人の年数が減る、いける大学の偏差値が上がる。くらいのものであると考えていいでしょう。

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