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突然やる気がなくなるのは『燃え尽き症候群』かもしれません
真面目にコツコツと努力しているのに、結果が思うように出ないと、誰もがやる気を維持するのが難しくなります。このような心の状態は『燃え尽き症候群(バーンアウト)』と呼ばれ、一生懸命頑張った模試の後や、成績が伸び悩む時期に多く見られる心の疲労です。
燃え尽き症候群
やる気がなくなったときに試したい対策としては、次のことがあります。
- ストレス発散法: 受験勉強を頑張り続けていると、知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまいます。友だちや家族との会話や趣味に没頭することで、気軽にストレスを発散しましょう。
- 休息の確保: 真剣に勉強しているとついつい休息を削りがちですが、十分な睡眠や定期的な休憩は集中力を保つために重要です。身体と同様に、心も休める時間を意識的に取り入れましょう。
- 適度な運動: 軽い運動や散歩はストレス解消に効果的です。運動によって分泌されるホルモンが心を安定させ、集中力を高める助けになります。
燃え尽き症候群は「目標に向かってコツコツ努力している証拠」であり、誰にでも起こりうる状態です。「自分だけかな」と不安に思う必要はありません。適切に対処すれば、やる気を取り戻すことができます。
燃え尽き症候群から回復するための対処法
受験勉強を続ける中で、知らず知らずのうちにストレスが溜まり、集中力が低下することがあります。以下の方法でストレスを軽減し、やる気を回復させましょう。
1. 周囲の人と話す
受験勉強のストレスを発散するために、友だちや家族とのコミュニケーションが有効です。気軽に趣味やテレビの話をすることで、心の緊張がほぐれることがあります。例えば同級生と「やる気が出ない」と共感し合うことで、自分だけではないと感じられるかもしれません。話しにくいことは、家族や先生などに相談してみましょう。「悩んでいることを聞いてもらえた」という安心感がストレスを和らげる助けになります。
2. メリハリをつけて心のケア
心の疲労が限界に近いと感じるときは、休息が必要です。受験勉強を頑張ることは重要ですが、ストイックに努力しすぎると心を追い詰めることになります。毎日数時間でも睡眠をとり、心と体を休ませましょう。就寝前に好きなマンガを読んだり、毎週日曜日にオフを設けたりするなど、自分なりのリフレッシュタイムを確保することが大切です。心も体と同じように休息が必要です。メリハリをつけて心のケアも怠らないようにしましょう
燃え尽き症候群を防ぐために
受験期の燃え尽き症候群を防ぐためには、ストレスを溜め込まずに適切なタイミングでリフレッシュすることが重要です。試験前の緊張や模試の結果など、精神的な負担が大きくなる時期には特に注意が必要です。
1. 休息と睡眠を十分にとる
受験生は寝る間を惜しんで勉強に励むことがありますが、適度に休むことも重要です。休息も勉強の一部と考え、スケジュールに組み込むようにしましょう。睡眠不足は集中力やストレスに悪影響を与えるため、十分な睡眠を確保することが大切です。過酷な医学部受験だろうがまだティーンの若人だろうが脳の稼働は無限ではありません。フルで使うためにも休息をとりましょう。
2. 適度な運動をする
軽い運動を取り入れることで、ストレス解消に役立つホルモンが分泌されます。セロトニンやエンドルフィンなどの物質が、心を安定させ、脳の機能を向上させます。例えば、散歩や軽い筋トレが気分転換に効果的です。とくに学生時代は部活動に入っていたが医学部受験に向けて浪人している人などは圧倒的な運動不足になりがちです。人間というものは動物ですから適度な運動をしなければそれもストレスとなってしまいます。
3. 親しい人と過ごす
友人や家族との時間を大切にし、気持ちを整理することができます。勉強の集中力を保つためには、友人や家族との交流時間を適切に調整しましょう。学校や塾、予備校の先生や先輩とも話すことで、リフレッシュできることもあります。
受験後の燃え尽き症候群にも注意
受験は長期間にわたり、多くのストレスを伴うため、受験後にも燃え尽き症候群に注意が必要です。模試の結果や合否判定により、気持ちが不安定になることがあります。例えば、合格したはずの併願校に対するモチベーションの低下や、すべり止めが不合格になることによる自信喪失などです。
受験は大きなイベントのためそれをクリアした時に再度熱を入れられないことがよくあります。しかし受験による合格はゴールでは全くなく、むしろスタートなのです。ここから医学部の本領発揮となり怒涛の試験ラッシュで単位との戦いとなります。取れなければ留年し、二年続けば放校されなんと無職無資格のまま世間に放り出されます。これはとんでもないことになります。もう一度医学部受験からやり直しなんてことになれば本当の本当に地獄です。早く火をともしましょう。
それぞれの状況に応じた対策を行い、休養や気分転換をうまく取り入れて、新たな目標に向かって前向きに生活することが大切です。燃え尽き症候群は誰にでも起こりうることです。自分を労わりながら、勉強を続けていきましょう。