【医学部受験専門個別指導塾 東京都世田谷渋谷予備校 医進塾プレメディスタ オンライン授業対応】
2025年度の医学部入試がいよいよ始まります。初日の試験として、東海大学医学部の総合型選抜「希望の星育成」や、帝京大学医学部の総合型選抜の1次試験が実施されます。受験生の皆さんは、これまでの努力を活かす時が来ましたね。
医学部入試の緊張感
入試当日、受験生は少なからず緊張を感じるものです。緊張することは自然で、むしろ当たり前です。医学部の入試は特に重要で、誰もが多少のプレッシャーを感じます。逆に言えば、緊張を感じているのは自分だけではなく、会場にいる他の受験生も同じです。このことを心に留め、過度に自分を追い詰めないようにしましょう。むしろ早い段階で緊張感を体験出来てラッキーと思ってください。
帝京大学医学部の総合型選抜
帝京大学医学部の総合型選抜は、今年から新たに実施される試験です。出願の条件として、「2024年3月に高等学校または中等教育学校を卒業した者、もしくは2025年3月卒業見込みの者」が対象とされ、1浪生までが受験可能です。
特筆すべきは、高校からの調査書のみで出願基準として学習成績の状況が設けられていない点です。また併願も可能で、合格後に他の医学部受験を諦める必要もありません。
東海大学医学部の「希望の星育成」
東海大学医学部の「希望の星育成」も、非常に人気のある総合型選抜試験です。今年の一次試験は、本日10月19日に実施されました。内容は論述課題、グループディスカッション、個人面接、活動報告書、調査書等が課されます。これらの科目は学力試験ではなく、受験生の将来性や人間性を評価するものです。
二次試験は共通テストの結果を基に判定され、英語、数学1科目、理科2科目の合計400点満点での評価となります。試験形式やスケジュールが帝京大学医学部と似ているため、どちらを受験するか迷う受験生も多かったことでしょう。
医学部入試の倍率と現状
医学部入試は非常に競争が激しく、特に私立大学の入試は高倍率です。今年2月に行われた東海大学医学部の一般選抜では、募集人員60名に対し3,565名が志願し、2次試験を含めた合格者数は132名でした。この場合、倍率はおよそ27倍にもなります。非常に厳しい戦いです。
一方で、東海大学医学部の総合型選抜「希望の星育成」の昨年の倍率は5倍程度でした。募集人数10名に対し、110名が志願し、2次試験合格者は22名です。一般選抜と比較すると、総合型選抜は倍率が低いことがわかりますが、それでも難関であることには変わりありません。
帝京は今年からの開催のためデータがありませんが同等のものとみてよいでしょう。
医学部の総合型選抜に向けた対策
医学部の総合型選抜に合格するためには、いくつかのポイントがあります。まず、大学のアドミッション・ポリシーに合致した人物であることが重要です。一般選抜試験では学力が重視されるのに対し、総合型選抜は書類審査や面接などを通じて、大学が求める人物像に適しているかを確認します。将来のキャリアプランや医師としての目標が明確である受験生が有利になるでしょう。
また、高校時代の課外活動や部活動での成果、さらには英語力(TOEIC・TOEFLのスコアなど)が評価対象となることもあります。総合型選抜では、学業だけでなく多面的な能力や経験が重要視されるため、早い段階から様々な活動に取り組んでおくことが望ましいです。
試験対策と心構え
医学部の推薦入試を目指す場合でも、基礎となる学力は欠かせません。総合型選抜でも、一般選抜と同レベルの学力が求められることがあります。そのため、学力の向上はもちろん、面接対策やグループディスカッションの練習も十分に行っておく必要があります。
小論文は、志望校の基準に合った内容を書けるように、予備校の先生や学校の先生に添削をお願いし、練習を重ねることが大切です。面接やグループディスカッションに関しても実践的な経験を積む必要があるでしょう。
明日の試験に向けて
明日の東海大学と帝京大学の総合型選抜は、どちらも受験者全員にチャンスがあります。帝京大学の総合型選抜は今年から新規実施されるため、合格者数がどれくらいになるかは未知数ですが、東海大学と同様に多くの受験生にチャンスを与える可能性があります。東海は共通テスト勝負なるとみていいでしょう。
試験会場では、指示をしっかりと聞き、落ち着いて行動することが重要です。特に面接やグループディスカッションなどの場面では、自分の考えをしっかりと伝えるために、冷静な対応が求められます。
最後に
医学部入試は厳しい戦いですが、準備を重ねた受験生には必ずチャンスがあります。特に総合型選抜は、学力だけでなく受験生の人間性や将来性が評価されるため、真摯に取り組むことで大きな成果が得られる可能性があります。自分の力を信じ、ベストを尽くして試験に臨んでください。皆さんの健闘を心から願っています。