2025年度共通テストの変更点を解説!
2025年度からの共通テストでは、出題科目・教科数・出題内容に大きな変更があります。ここではそのポイントを解説します。
1.出題科目・教科数の変更点
- 情報Ⅰの新設:新科目『情報Ⅰ』が追加され、共通テストの科目数が7教科21科目に再編されます。情報Ⅰでは、情報社会の問題解決やコミュニケーション、情報デザイン、コンピュータとプログラミングなどが出題されます。
- 数学の科目再編:数学の科目が再編され、「数学Ⅱ、数学B、数学C」が1科目に統合されます。選択解答数もこれまでの2から3へと増加し、数列や統計的な推測、ベクトルなどから3つの項目を選択して解答する試験形式になります。
- 国語の出題内容変更:国語の出題内容も変更され、現代文の大問数が2から3に増え、試験時間が10分延長されます。また、古文・漢文の出題数と配点も変更されます。
- 地理歴史・公民の科目変更:地理歴史・公民も学習指導要領の改訂に伴い、科目が変更されます。地理歴史では、より専門的な内容を扱う科目が追加され、公民では「公共」という新たな科目が導入されます。
- 理科科目:大きな変更点はなく通常通り
2. 試験時間の変更
- 数学と国語の試験時間が変更される。
- 数学の試験時間が10分増加し、数学①・数学②ともに70分の試験となる。
- 国語の試験時間も10分増加し、90分の試験が実施される。
これらの変更点を踏まえて、受験生は今後の対策に取り組む必要があります。新科目が追加され、解答数や試験時間も変更されるため、受験生はしっかりと計画して臨むことが重要です。