2024.01.29

医学部入試の二次試験対策:医療問題を問う面接から小論文まで

共通テストが終わり私立試験が開始され続々と一次試験の結果が発表されています。

それにあわせていよいよ医学部の二次試験が本格的に開始します。

本日は二次試験対策にフォーカスして進めましょう。

医学部入試の二次試験対策:医療問題から小論文まで

医学部の入試は、二次試験でその真価が問われます。一次試験では筆記試験に重点を置く傾向がありますが、二次試験では医療問題や小論文、面接など、より医学部らしい特徴的なテーマに触れることが増えます。今回は、二次試験における受験対策のポイントについて考えてみましょう。

1. 過去問演習で臨場感をつかもう

二次試験をぶっつけ本番で乗り切るのは困難、ほぼ不可能といってもいいでしょう。医療問題や考察問題、小論文のスタイルなど、出題の傾向をつかむためには、できるだけ多くの問題を解いておくことが必要です。大学によって傾向などが顕著に現れます。あらかじめ準備しましょう。これによって本番での臨機応変な対応が可能になります。

2. 小論文・面接対策は焦らず着実に

小論文や面接は一朝一夕で身につくものではありません。一次試験での筆記試験に重点を置くあまり、後回しにしてしまうことがありますが、これは避けるべきです。十分な準備期間を確保し、自分の考えを整理し、言葉で表現できる力を養うことが大切です。例えば病院に行って自分の担当医が何を言ってるのかわからなかったら困りますし、嫌ですよね。それ相応の高いコミュニケーション能力が求められます。

3. 二次試験に備えよう

二次試験は医学部の傾向やポリシーを反映するものであり、十分な対策が必要です。医学部ごとに出題形式が異なるため、しっかりと調査しておくことが必要です。

医学部別の特徴に注意

医学部では、小論文や問題の傾向が異なります。例えば、医療問題や医師としての立ち振る舞い、嫌いな人との接し方などを聞かれるケースもあれば、ある医大は俳句を取り上げることがあり、また絵画作品からの問題が出題されるなど各大学ごとに特色が強く現れます。知っていれば落ち着いて対応できますが準備不足のまま取り掛かると頭が真っ白に…なんてこともよくあります。平常心を失えば二次試験で落とされつらい勉強がすべて無に期してしまいます。各大学の独自性を理解し、対策を練ることが必要です。

最も求められるのは「医師としての資質」

医学部の二次試験では、学力だけでなく、人間性や医師になる覚悟、コミュニケーション能力も問われます。国公立も私立も難易度が高く、一次試験で合格しても二次試験で失敗することは珍しくありません。合格ボーダーラインを確認し、実力とのギャップを埋めるための効果的な学習計画を策定しましょう。

医学部の二次試験は、一般の試験よりも高いレベルが求められます。しかし、焦ることなく、着実に対策を進め、自身の実力向上を図ることで、合格への一歩を踏み出すことができます。頑張ってください!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
医学部合格メソッド公開中!