医学部受験の傾向と対策

医学部受験の多浪の問題

多浪が一般化している医学部受験

医学部受験では4浪以上してしまっている受験生も珍しくありません。新卒採用のための就職活動がない医学部は、そのような分かりやすい年齢制限がないためある程度浪人しても大丈夫ということが理由の一つなのだと思いますが、医学部受験自体、年齢が上がるほど不利になっていくのも受験界隈では周知の事実ですので早く合格するに越したことはありません。

私立医学部の学費が安くなってからというもの、近年の医学部受験は私立・国立ともに困難を極めます。学費が安くなったことによって東大、京大、東工大、早慶理工などの隠れた併願先として難問を解くことに長けている受験生も増やしています。このように特に私立医学部の受験事情はかつての医学部受験とは大きく変わってきたように思います。

このような状況なので

「医学部受験だし、また来年もあるから、、、」

 などと考えることは絶対にやめるべきです。今年で絶対に決めるという意気込みで是非頑張ってください。正しく勉強ができていれば合格できる医学部はあります。多浪してしまう受験生によくみられる事を下記にいくつか挙げます。

 

模試の出来等に一喜一憂してしまう

浪人していれば学力が上がるのは当たり前だと思うことです。受験の最終目標は合格することなので、多少成績が上がった程度で一喜一憂している場合ではありません。常に目線を前に向けることが大切です。問題集を解く時、問題が解けて成長を実感して喜ぶことも結構ですが、解けない問題に出会って試行錯誤することこそが学力向上の近道なのだということを理解すべきです。当塾の演習授業では受験生の学力状態を見て解けるか解けないかギリギリのレベルの問題で生徒の様子を見ながら指導していきます。

 勉強に仕方が下手、暗記が苦手

逆に浪人しても成績が上がらない受験生は、単純にサボっているか、あるいは基礎知識が覚束ないまま難しいことをやっているなど勉強方法が根本的に間違っている場合のどちらかです。浪人してもサボってしまうくらいなら医学部受験は一旦辞めて他学部に進むなどして学士編入なども含めて将来再挑戦することを検討しても良いかと思います。

勉強方法が間違っている受験生は、基礎知識が欠如している場合が殆どですから、基礎を徹底的に覚え鍛えるしかありません。覚えることが嫌いであることはわかりますし嫌なことを根気よく続けることは辛いですが、それが合格するために必要な事なのであれば覚悟を決めてやるしかありません。当塾のような専門塾に属しているのであれば、何をやるべきかはプロである講師の目線で考えられた内容をその時その時に応じて指示・管理されるので、あとはそれを信じて実行していくだけです。基礎が出来ていないのはわかるけど何をやればいいのか分からない、等の不安がある場合にはプロの意見を聞くことが早道であることは言うまでもありません。理系の受験においても暗記しなければどうにもならない内容は多くあります。暗記が苦手というのは単なる努力不足から来る思い込みである場合が殆どだと思います。例えば英単語や熟語などは覚えないとどうにもなりません。結局避けては通れませんから、自力でやるにしても塾などで管理されてやるにしても努力あるのみです。

 自宅学習(自習)が下手

受験指導を生業とする講師は、授業をすることが仕事なのではなく生徒に理解させること、問題を自力で解かせるようにすることが仕事だと考えています。塾などで講師がどんなに素晴らしい指導をして生徒を教室から帰しても、それを受験生側が短期間で忘れてしまってはイメージしているような学力の成長はありません。自習の仕方次第では講師の良い講義を台無しにしてしまう可能性すらあります。当塾ではその部分についても講師側でサポートするためにオンラインによる自習サポートで受験生の自宅学習を細かくフォローしています。

受験勉強は自習が多くの時間を占めるので、そこに無駄があったり勉強氏の仕方が間違っているようだと医学部合格は遠退いてしまいます。当塾のような個別指導塾であっても大手予備校のような集団指導塾であっても、授業で習った内容の復習だけはしっかりとやりましょう。

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