「大阪医科薬科大学の入試情報と受験対策 – 数学や理系科目に注目!」
大阪医科薬科大学が今年度の医学部後期試験最後の入試になります。泣いても笑ってもこれで最後です。今回は特に数学や理系科目における出題内容や傾向に焦点を当て、受験生がどのような対策をとるべきかについて考えてみましょう。
大阪医科薬科大学の入試結果の変遷
過去最低点
- 2022年度:1次合格者最低点 250/400点、正規合格者最低点 258/400点、入学者最低点 253/400点
- 2021年度:1次合格者最低点 251/400点、正規合格者最低点 256/400点、入学者最低点 254/400点
過去2年間での最低点の公表から分かるように、合格者と不合格者の差が数点のきわどい戦いであることが浮かび上がります。ミスの許されない厳しい戦いとなります。
大阪医科薬科大学:数学科目の変更点と対策
試験内容の変更
- 出題範囲:数学Ⅲまで
- 出題形式:大問5題、全て記述式
- 試験時間:90分(2024年度から変更)
受験対策
- 計算力と処理能力の向上:証明問題の割合が高いため、計算力や処理能力を養うことが必要です。
- 基本事項の把握:教科書の内容や公式、定理など基本的な事項をしっかりと押さえておくことが重要です。
- 時間短縮:時間が10分短縮されている。より短時間で正確な問題処理が問われる。
理系科目の特徴
試験時間:60分(2科目で120分) 問題構成:大問3~4題)
物理
- 難易度と出題傾向の変化:前期より易しく、取り組みやすい傾向。しかし、前期試験に比べて全体的に粗いつくりになっている。
化学
- 出題形式の特徴:典型問題のみ出題。前期よりも易しく、8割は取りたい難易度。こちらもミスは許されない
その他の情報
- 入試場所の変更:名古屋会場が廃止され、東京と大阪の2会場に絞られましたが、志願者数への影響はほとんどない見込み。
- 学費減免の影響:ゼロではないが学費の減額が影響している可能性は低い。ここまで来たら受けている層は学費云々ではない。
総評
数理ともに問題は前期よりも易化傾向。この時期まで受験をしている生徒層をみれば難易度が下がるのは当然ともいえる。
実態としてはミスをしたものが落ちる試験になっている。取れる問題は確実に処理すること。
特に数学は時間が短くなりより短時間で正確に問題を解くことを求められている。
受験生へのアドバイス
- 焦らず着実に対策を進める:入試情報を踏まえ、焦らず着実に対策を進めましょう。
- 模擬試験の活用:変更点に適応するためにも模擬試験を活用し、試験の雰囲気に慣れましょう。
- 計算ミスを防ぐ:標準レベルの問題にもスムーズに対応できるように計算ミスを防ぐ練習を行いましょう。
大阪医科薬科大学の入試情報をしっかりと把握し、適切な受験対策を行って、理想の結果を手に入れましょう。