繰り上げ合格・補欠合格の待ち時間について
医学部受験生のみなさん長い長い医学部受験、大変お疲れ様でした。結果は人それぞれだと思います。
すでに合格を手元にそろえてどこの大学にしようか幸せな悩みを抱えている人もいると思います。そしてその人がいかなかった大学のおこぼれに授かるのが繰り上げ合格・補欠合格です。国立大学の試験が終わった今が実は最も補欠が回ってきます。なぜなら払ってしまった入学金などを加味しても国立大学ならそちらに行ったほうが安く上がるケースが多いため持っていた私立の合格を蹴る人が多くなります。そう聞くと特に繰り上げ合格や補欠合格の連絡が待ち遠しいですよね。そこで、繰り上げ合格や補欠合格の発表や待ち時間について詳しくお伝えします。
繰り上げ合格・補欠合格の発表時期
繰り上げ合格・補欠合格の連絡が入るのは、一般的に3月31日までが通例です。多くの大学ではこの日を入学辞退の手続き締切日としており、4月に入ってから入学を辞退すると入学手続き納付金が全額徴収されてしまうためです。
補欠合格の発表は、すべての試験が終わった後に行われます。国公立大学医学部の場合、後期試験終了後になるため、補欠合格が発表されるのは3月後半です。
4月に入ってから補欠合格が回ってくることも
繰り上げ合格や補欠合格の待ち時間は、不安な時間でもあります。しかし、大学の方針や手続きの都合によっては、4月に入ってからも動きがあることがあります。通常、4月3日頃までが一つの区切りとされますが、状況によってはそれ以上の待ち時間が生じることもあります3月31日ギリギリまで引っ張って悩んで大学を決める受験生だっています。それだけ大変な思いをして合格を掴みとったのですから少しくらい悩みたいでしょう。しかし大学としては入学辞退されてしまうと人数に差異が生じ国からの補助金がもらえなくなったり、純粋に生徒が一人減ることで学費が減ってしまうので4月を過ぎても生徒を入れようとするケースがあるそうです。
ただし入学式は最悪間に合わなかったとしても修学のガイダンスに間に合わなくなるとさすがに困ります。その生徒のためだけにもう一度ガイダンスをするわけにはいきませんからね。なのでガイダンスが始まる4月の一週目が過ぎるまでは補欠合格が出る可能性はあるわけです。
もっとも大学も学生生活で入学式に出られない。などとなれば一生の思い出と友達を作る機会を失うわけですから、大学もさすがに考慮しないわけではありません。なので基本的に少ないという話にはなります。
繰り上げ合格の可能性
補欠合格者にとっては、繰り上げ合格の可能性があります。入学者全員が確定して初めて、大学が繰り上げ合格の動きを始めます。このため、具体的な繰り上げ合格の時期は大学によって異なります。
注意すべきポイント
補欠合格や繰り上げ合格は、あくまで「今後、正規合格に組み込まれる可能性がある」ということです。そのため、浮足立たずに待つことが大切です。
また、補欠合格者が繰り上げ合格するかどうかは大学も分からない場合があります。年によって状況が異なるため、焦らずに待つことが肝心です。
まとめ
繰り上げ合格や補欠合格の発表は、待ち遠しいものですが、今からできることはありません。今手元に合格があればその大学に行く準備、浪人が決まりそうならば早めに塾を決めましょう。4月まで可能性あるから…と悠長なことは言ってられません。来年の受験に向けて焦点を合わせましょう。大学の方針や状況によっては、4月に入ってからも動きがあること頭の片隅に入れておきましょう。