2024.03.21

私立医学部は学費が高すぎる…オススメの国公立医学部は?

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私立医学部は学費が高すぎる…オススメの国公立医学部は?

医学部受験を考える際、多くの受験生が注目するのが「入りやすい大学」です。国公立の医学部で入りやすい大学にはどのような特徴があるのでしょうか?ここでは、そのポイントを整理してみました。

1. 偏差値が低い

偏差値が低い大学ほど、合格のボーダーラインも低くなります。苦手科目で得点を伸ばせなくても、合格への可能性が高まります。科目別の得点力のバランスに自信がない場合は、偏差値を参考にして志望大学を選ぶことがオススメです。ただし共通テストとの兼ね合いがあるので国公立医学部を偏差値だけで判断するのは難しいです。

2. 倍率が低く推移している

倍率が低い大学は、志望する受験生が比較的少ないことを意味します。また、倍率が低い場合には二段階選抜が行われないこともあります。これにより、共通テストと個別学力検査のトータル得点で勝負できます。

3. 地域枠が一定数ある

地域枠が存在する大学は、地域や出身校によって受験資格が与えられます。地域枠の倍率が低い場合もありますので、自身の経歴やキャリアプランに沿った地域枠があるかを確認してみましょう。

これらのポイントを踏まえて、国公立医学部で比較的入りやすい大学を紹介します。

高知大学

偏差値65.5の高知大学医学部は、国公立医学部の中では偏差値が最も低い大学の一つです。2021年度入試の倍率も3.0倍という低さです。

福島県立医科大学

偏差値62~65前後を推移し、倍率も3.2倍と低く推移しています。地域枠も30名用意されており、地域枠の要件を満たせば有利に働く医学部です。

大分大学

2021年度一般入試の倍率が2.0倍と非常に低い推移をしています。偏差値も67.0と低めで、国公立医学部の中では比較的入りやすいと言えます。

筑波大学

偏差値69.7と高いですが、二段階選抜が実施されており、第1段階の倍率は3.6倍です。さらに第1段階選抜後の倍率は2.0倍となり、合格の可能性が高まります。

札幌医科大学

先進研修連携枠が設定されており、定員の55名のうち55名がこの枠から選ばれます。共通テストでの得点力が求められますが、地域枠の存在や共通テストと個別学力検査の配点バランスから、合格のチャンスが高いと言えます。

これらの医学部は、偏差値の低さ、倍率の低さ、地域枠の多さなど複数の要素を持ち合わせています。入試の特徴を踏まえ、自分の希望に沿った大学を選ぶことが重要です。

ただし、入りやすい大学を選ぶ際には以下の注意点も押さえておきましょう。

注意点

  1. 狙い目としての影響を理解する:隔年現象に注意し、過去の傾向を踏まえて選定する。
  2. 入試問題の特性を理解する:共通テストや二次試験の特性を把握し、対策を立てる。
  3. 地域枠の有無を確認する:地域枠の存在や要件を確認し、有利な大学を選ぶ。ただし地域枠はかなり卒業後の動きが限定されます。よく理解して出願しましょう。

医学部受験は大変な戦いですが、自分に合った大学を選ぶことで、合格への道がより開けるでしょう。しっかりと情報を収集し、自分の能力や目標に合った大学を選ぶことが成功のカギです。

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