2024.03.27

医学部の繰り上げ合格と進学大学について

私立医学部の繰り上げ合格と複数校受験について考える

国立後期が終了しほとんどの受験生は手元に合格が出そろったのではないでしょうか。医学部の繰り上げ合格の動きが活発化している昨今、どこの大学に進学するかで悩んでいる医学部受験生もいるでしょう。大変幸せな悩みですね!今回は、複数の医学部を受験する際の注意点や進学先を決める際のポイントについて考えてみましょう。

1. 入学辞退の注意点

複数の医学部に合格した場合、3月31日までに入学辞退をすれば、ほとんどの大学で入学手続き時に支払う初年度授業料は返還されます。しかし、入学金は返ってこないため、併願受験する場合には注意が必要です。また、入学手続き締め切り日と合格発表日をしっかり確認し、無駄な出費を避けるようにしましょう。

2. 医学部選びのポイント

医学部を選ぶ際には、「偏差値」や「評判」などが重要な要素となりますが、それだけではなく、以下のような点も考慮すると良いでしょう。

  • 立地や環境: 自分が過ごす環境やアクセスの便が良いかどうかを考えましょう。地元に残りたいのか首都圏に出てみたいのか。非常に大切な決め手となります。自身のモチベーション向上につながる選択をしましょう。
  • 学費: 入学時の費用や授業料、奨学金制度なども重要な要素です。また学費だけが安くても自宅から通えるか下宿が必要かで大きく必要経費は変わります。よく計算してみましょう。
  • 伝統や特色: 各大学のカリキュラムや教育方針、研究活動などを比較してみてください。オープンキャンパスや二次試験で行った大学の雰囲気を思い出してみましょう。意外とスクールカラーがあり自分に合う合わないがあると思います。自分が6年間を過ごす場所としての医学部の雰囲気をじっくりと見てみましょう。
  • 付属病院: 大学に付属する病院の規模や設備、研究施設なども重要なポイントです。

3. 自分の希望を大切に

最終的な進学先を決める際には、自分の将来の希望や目標をしっかり考えることが大切です。医学部受験は入り口に過ぎません。医学部入学後の学びや将来の医師としての活動も考慮して、進路を選ぶことが重要です。

まとめ

医学部受験生にとって、複数の医学部に合格することは喜ばしいことですが、それだけに進学先を選ぶ際の悩みも増えます。しっかりと情報を収集し、自分の将来を見据えて進学先を決めることが大切です。医学部受験は大変な道のりですが、その先には医師としての素晴らしい未来が待っています。

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