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新課程医学部入試の変更点と浪人生への影響
医学部や歯学部を目指す多くの受験生にとって、今年度からの新課程入試は大きな変革です。では、具体的にどのような変更があるのか、そして浪人生にとってはどのような影響があるのでしょうか。
1. 共通テスト科目構成の変更
まず最初に、共通テストの科目構成が大きく変わります。新課程では、従来の5教科7科目から6教科8科目に変更されます。この中で最も大きな変更点は、「情報Ⅰ」の追加です。新たに加わる情報科目は、試験時間60分の試験となり、科目数が増えるため受験生にとっては集中力と持続力がより求められるでしょう。
2. 英語の変化と対策
共通テストの英語科目では、長文読解問題が増加し、単語量も年々増加しています。これにより、受験生は「速読力」がますます重要となります。そのため、五感を使った勉強法やシャドーイングなどのトレーニングが有効です。
3. 数学と理科の変更と対策
数学や理科では、日常生活に絡めた問題が増えており、暗記だけでなく問題解決能力が求められます。また、数学の「新課程」では、数学Cの新設もあります。これに対応するためには、理解を深めてアウトプットするトレーニングが必要です。
4. 浪人生への影響はあまりない?
新課程入試に不安を感じる浪人生も多いかもしれません。しかし、新課程に対応するための「経過措置」があります。具体的には、新課程分野の問題には旧課程からの問題も出題され、受験生が選択できるようになります。また医学部歯学部は単科大が多く総合大学でも大体の大学で学部専用の問題が作られます。そうすると問題作成に当たる人員を増やすことができないためおそらく新、旧課程両方分の問題は作成できないでしょう。そうするとおのずとして旧課程に合わせた問題が作成されることになるため今までと同じような形式の問題が出題されることになります。そう考えるとあまり新課程を意識しすぎることもないと言えます。
結論
新課程医学部入試の変更点は多岐にわたりますが、適切な対策を取れば浪人生も新課程に対応することができます。入試問題の作成負担が大きいため、新旧両方の受験生に配慮した問題が出題されることも考えられます。不安を感じることはありますが、適切な対策を取り、自信を持って新課程に挑戦しましょう。