2024.08.26

医学部は留年しやすい?入ってからも勉強地獄

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医学部は留年しやすいのか

医学部に入学すると、留年という不安が付きまとうことは周知の事実です。特に最近では、アメリカのECFMGによる通告、いわゆる2023年問題の影響で、医学部のカリキュラムが厳しくなり、留年のリスクが高まっています。臨床に費やす時間を増やさなければならず、かといって勉強しなければならない量は減らないという二重苦に苦しめられます。

医学部には他の学部とは異なる厳しい条件があります。例えば、一度でも試験に落ちたり、必修科目の単位を取得できなかった場合、留年してしまう可能性があります。また、医学部は入学後すぐに専門的な知識が要求されるため、基礎医学の科目に入るタイミングがハードルとなり、留年のリスクが高まります。

さらに、医学部では国家試験に合格する必要がありますが、合格率を維持するために大学側も厳しい試験を行い、留年率が高い傾向にあります。留年すると授業料や生活費が余分にかかるだけでなく、時間的な負担も大きくなります。

医学部に入学する学生やその家族にとって、留年は大きな負担です。しかし、留年を避けるためにはしっかりとした勉強計画やサポートが必要です。また、医学部を選ぶ際には留年率や合格率などを考慮し、安心して学べる環境を選ぶことが重要です。

医学部に入学する際は、あれだけ勉強したんだからと自信もありますし留年という言葉は遠い未来のことのように感じるかもしれません。しかし、実際には医学部での留年は決して稀なことではありません。留年にはさまざまなリスクが伴いますが、それに対する対策も存在します。ここでは、医学部留年のリスクとその対策について考えてみましょう。

医学部留年のリスク:勉強と金銭問題

圧倒的な試験量と必修科目の多さ

  • 大学によっては2週間に一度試験がある
  • そのテストで一度でも赤点を取ると留年
  • 必修科目が多く別の授業で単位数を補うことはできない
  • 受験時の選択科目に生物がなく大学でゼロスタートになりついていけない

上記のようなシステムのため一夜漬けが通用せずまた勉強量自体も膨大なため入学後も受験期と同じような気持ちで勉強と向き合わないと足元を掬われるケースが多々あります。

金銭面と時間の喪失

  1. 費用負担の増加問題:
    • 私立医学部では授業料が高額であり、留年することで余分な費用がかかる。
    • 国立医学部でも一人暮らしの生活費などで負担が増える。
  2. 奨学金制度が利用できなくなる
    • 奨学金制度は優秀な学生に限られる場合がほとんどで留年すれば打ち切りになったりします。
    • 無条件の奨学金制度もあるが大体が高利子なのであまり利用したくない制度
  3. 時間の浪費:
    • 留年すると周りだけ学年が変わり、新たな環境に適応しなければならなくなる。
      • ただし医学部は年齢層がぐちゃぐちゃなので年齢差はあまりに気にならないかもしれません。
    • 時間を持て余し、モチベーションの維持が難しくなる。
      • 医学部生にありがちな問題として全員が医師になるという明確な目標があるためインターンなどに参加しません。(そんなことしている時間もないのだが)結果留年し暇になっても打ち込むことが探せず鬱になったりしてしまうケースも

医学部留年の対策

  1. 大学選びからしっかり調べておく
    • 医学部の留年率を調査し、留年しやすさを考慮して大学選びを行う。
    • 内部の教育や環境整備が行き届いている医学部を選ぶ。
      • 入るのに精一杯で学費も高額なため自分の好みで大学を選べないというところにも一因あり
  2. 学習意欲の維持と情報収集
    • 医学部の勉強は継続的な努力が求められるため、学習意欲を常に高く保つ。
    • 必要な知識やスキルを積極的に身に付けることで、留年を防ぐ。
    • サークルや友人などから過去問をかき集める。
  3. サポートの提供:
    • 医学生の忙しさやストレスを理解し、家族や友人がサポートを提供する。
    • 必要な場合は心理カウンセリングや学習支援を受ける。
    • 医師の卵とは言え人間ですから精神的にキャパオーバーすることは恥ずかしいことではありません。

医学部での留年は避けたい課題ですが、適切な対策を講じることでリスクを軽減できます。入学前から留年に対する不安を軽減するためにも、十分な準備とサポートが必要です。留年に立ち向かうために、しっかりとした心構えと行動が求められます。

過去問や過去レポありきなんてちょっと卑怯と思うかもしれませんが周りがみんなやっているのでやらないと必要以上に差がついてしまい相対的に留年なんてことになりかねません。正直者がバカを見るとまで言いませんがなにもカンニングしろというわけではないので活用できるツールは活用しましょう。

留年は医学部生活で避けて通れない試練かもしれませんが、適切な対策を講じることで乗り越えられる問題です。医学部に進学を考えている方は、留年についてのリスクを理解し、準備をしっかりとして臨むことが大切です。

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