医学部受験対策について
医学部受験専門個別指導予備校 医進塾プレメディスタ
医学部合格から得られる将来の大きなメリットとは
医学部受験は非常に難関な入試ですがそれを頑張ることによる将来のメリットを考えてみます。
- 専門知識とスキルの獲得: 医学部受験での学びを通じて、医学や医療に関する多く専門知識と多くスキルを獲得する素地を得ることができるでしょう。晴れて合格後、医学部のカリキュラムでは、解剖学、生理学、病理学などの基礎科目から臨床医学、診断技術、治療法まで幅広い領域を学びます。これにより、医学的な問題解決能力や臨床判断力が養われます。
- 健康と幸福への貢献: 医学部卒業後は、医師や医療従事者として社会に貢献する機会が得られます。人々の健康と幸福を守るために、診断や治療、予防活動、教育などさまざまな役割を果たすことができます。自身の専門知識と技術を活かし、患者の生活の質を向上させることに大きな喜びと達成感を感じる素敵な大人になることが出来るでしょう。
- 社会的地位と信頼の獲得: 医学部卒業後は、医療従事者としての社会的地位と尊敬を得ることができます。医師や医療従事者は専門的な知識とスキルを持ち、人々の命や健康に関わる重要な役割を担っています。そのため、社会からの信頼と尊敬を集めることができ、自己成就感や自尊心の向上にもつながります。
- 経済的な安定とキャリアの展望: 医学部卒業後は、安定した経済的な収入を得ることができます。医療業界は需要が高く、医師や医療従事者の需要も増加傾向にあります。そのため、高い給与やキャリアの成長が期待できます。また、医学部の学位は国内外での進学や研究の機会も広がります。
- 人々への影響力と社会貢献: 医学部卒業後は、医療政策や医療制度の改善、研究の推進など、医学の発展に関わる活動に参加する機会があります。また、患者や地域社会との関わりを通じて、人々の生活に直接的な影響を与えることができます。医学部で培った知識やスキルを活かし、社会全体に貢献することができるでしょう。
他にもたくさんありますが受験勉強を頑張り医学部合格を成し遂げたことによる将来の可能性は計り知れません。医学部受験突破には大変な努力を必要としますが、その先には医療の世界で活躍し、人々の健康と幸福に貢献する素晴らしい未来が待っています。
今は辛いことも多いと思いますが、是非必死に頑張ってみて下さい。
日本医科大学
日本医科大学は受験生には人気の高い大学だと思います。御三家の中では一番入りやすそう、私立医学部の中では学費が安め、とりあえず受けておこうとなる受験生が多いイメージです。
実際受験指導の立場から見ても入試については対策しやすく、年によっては結構受かります。
後期日程もありますので戦略的に正しく対策できれば上位医学部の中では幅広い受験生にとって比較的狙いやすい大学です。医学部受験は問題の相性と正しい対策が出来たかで決まると考えているので御三家の偏差値に圧倒されないで淡々と冷静に対策を行うことがポイント。前期でどこにも合格出来ていない受験生は是非後期日程を受験することをお勧めします。後期日程は倍率こそ高いですが受験層を考えると前期よりも合格しやすい場合が多々あるのでチャンスだと思います。過去に前期で杏林補欠合格のみの生徒が日医後期に合格、最近の受験でも前期全落ちで後期日医に合格した生徒等がいました。
これは日医に限ったことではありませんが、医学部受験をする上で大切なことは高い偏差値や倍率、ブランドに圧倒されないことです。志望大学の出題傾向をしっかりと分析して見極め、そこに向けて戦略的に勉強することが近道です。通常の理工学部系でもE判定で受かることはありますが医学部の場合はE判定で受かる割合は更に多いと思います。また、本当に実力がある人にとっては御三家のように入試問題が難しくボーダーが低めの上位校の方がつまらないケアレスミスで大幅に順位が下がるリスクも避けられるので問題が易しく高得点勝負になりがちな中堅以下の医学部よりも有利だと思います。
日本医科大学の対策
数学については数年前まではかなり難しいで有名でしたが最近は比較的落ち着いてきました。とはいえ年によってはかなり難しい年もあり標準的な受験生であれば安定的に数学で高得点を取ることは困難な場合が多いので、英語と理科で確実に点数を積むことが大切です。英語と物理、化学は努力を裏切らないタイプの出題なので正しく対策して特に物理は最低でも7割5分は確保したいところです。物理は典型的な問題が多いので、8割程度取ることは難しくなく、どの分野も標準的な問題のレベルまでで良いので苦手分野を作らない様にすることが重要です。典型的な問題であっても触れていないものがあった場合、(例えば原子分野や去年出題あった盲点になりがちな熱気球)それがぽろっと出題されてしまうと一問マルっと落とすことになりかねないので、高偏差値を目指して力学や電磁気の難問を解けるように努力することよりも分野毎の標準問題に抜けを作らないようにしておくことが大切です。また化学との時間配分も重要なのでその練習のためにも過去問は時間を図って何年分もやると良いと思います。先ずは物理化学半半の時間配分でやってみで問題の相性を見ながら徐々に微調整する感じで良いですが、要は慣れの感覚を得るための過去問分析なので、結局は受験生にとっての本番の問題内容に依存しますから過去問を繰り返して物理は何分で終わらせる!みたいな感じに意気込むことは止めた方が良いです。化学に比べて物理の方が問題が標準的なので早く終わると思いますから先に物理から始めると良いとは思います。
日医の数学の難問は、医学部入試の問題としては多くの受験生にとってかなり難しくあまり深追いしても無駄な努力になりかねないのですが、対策としては過去問以外に単科国立医科大学の過去問や東工大模試の過去問などに多少触れておくと良いと思います。特に数Ⅲ分野はかなりそれっぽい感じの問題演習が出来ると思います。
最近は教科書章末問題レベルの基本的標準的な問題も必ず出題されているのでそこでは絶対に落とさないことです。実際は難問対策よりこっちの方が大切です。こういうタイプの問題で落とすことは致命的になりますので早く解くことよりもしっかり正確に解くことを優先して確実に取れるところで点数を積み上げていってください。入試は総合点で決まるので。
日医の化学は、国公立大2次試験の様な、レベルは高いもののオーソドックスな記述主体の出題なので、特殊な対策は不要である反面、ごまかしの利かない実力勝負になるものと思われます。一方で一部の非常に問題量の多いマーク式の問題と比べると寧ろ取り組みやすいと感じる受験生も多いと思われるので、実力さえあれば忙しい試験が苦手な受験生にもチャンスがあると言えます。
もっとも応用問題と言えども全く教科書の内容と関連のない様な出題は見られないので、脚注や参考の部分も含めて教科書をしっかりと読み込む事が効率の良い対策になると考えられます。
また問題間の難易度差がかなり大きいので、知識や典型的な解法を問うのみの問題では可能な限りミスをせず、応用問題からどれだけ得点出来るかが合格点獲得には重要となります。
医学部受験の化学の対策のポイントはとにかく教科書をよく読みセミナー化学のような併用問題集をしっかりとこなすことです。加えて過去問演習を行うだけで医学部受験において十分な実力を身に着けることが出来ます。このスタイル学習を進めて、分からないことが出てきたらネットで調べるなりサポートを受けている講師に聞くなりして学習の軸を崩さないことが大切です。様々な参考書をつまみ食い的に色々やってみるはダメです。
プレメディスタではまずはセミナー化学を授業で扱い、細かいサポートを受けつつ細部まで理解してもらい十分な知識の確認が出来次第過去問演習を行います。特別なことを行う必要は無くこれだけで十分に医学部入試で合格点が取れます。
医学部受験の勉強方法
私立の医学部は学費の違いはありますが、基本的に受験できる回数が多いことと、数理においては多くの大学で最難関理系大学に出題されるような難問の出題が無いので上位理系受験生程数理が出来なくてもどこかしらの医学部であれば適切な対策を行うことで十分に合格することが出来ます。医学部の偏差値はどこも軒並み高いのでどうしても問題も難しいと思い込んでしまいがちですが実際はそんなことは無く例えば数学では上位校を受けないのであれば難問演習は不要だったりします。勿論御三家などは別で実際にかなり難しいですがそれでも慈恵と日医については対策の仕方があります。
医学部入試全般でいえば一次試験突破がまず何よりも大切です。ここがクリアできれば一先ず最終合格者の候補に入れます。正規合格は素晴らしですが、補欠から繰り上がって合格しても立派な合格ですからまずはこの候補に入る為に一次試験突破に向けて全力で勉強することが大切です。学力が医学部受験の水準に大きく満たない場合には一次の対策を最優先にして二次試験対策は後回しで全然良いと思います。当然ですがそれくらい一次試験は大切です。
実際の受験も、不合格になるということはたとえ一校であっても精神衛生上よくないので闇雲にたくさん受験することはせずに一次試験の問題の相性と配点をしっかり見極めて実際に受験する受験校のリストを作ると良いと思います。サポートを受けている先生に相談してみるなどして客観的なプロの意見を取り入れると尚良しです。
相性を見る為に過去問のやり込みはかなり大切で、赤本は収録されている問題は基本的に全部やります。(この年は問題の癖が強く再現性が低いので不要、となる年もあります)
通常の理工学部受験ではakamonlabではそこまで過去問演習を行いませんがプレメディスタ式の医学部受験においてはかなり徹底的にやり込みます。勿論年によって問題作成者が変わる等傾向がガラッと変わる場合もありますが、その場合は仕方ないと割り切っています。条件は全受験生一緒なのでビハインドになるものも特にありません。
英語、数学は大学によって傾向が大きく異なりますが、理科については時間配分などの違いはあれど各大学問題の流れにそこまで大きな違いはありませんので、まず理科を安定させることで医学部受験突破のチャンスが増えます。理科は浪人生の場合は遅くとも夏までに一通り学習を終えることが大切で呑気に年末まで新しい分野の勉強をしているようでは合格は厳しいので出来るだけ駆け足で学習を進めるべきです。物理選択の受験生は力学と電磁気分野については多少微積分を利用した解法を理解することと、原子分野は毛嫌いせずに早い段階で学習してしまうと良いと思います。特に原子分野は勉強をしないで入試に臨む受験生が一定数いるように思いますが、原子が出題されないことをお祈りしながら試験本番を迎えることは精神衛生上よくないので高校物理の原子は難しい分野ではありませんから早めに対応しましょう。理科については仕上がればあまり大学毎の相性については気にする必要は無いと言えますので大学によって出題傾向が様々な英語、数学の内容で実際の受験校を決めていきます。
医学部受験生は英語が得意な生徒が多いのでその中でひと際抜けるには相当の英語力が必要ですが、得意な受験生は配点に傾斜がかかった国福、順天堂、東邦あたりを候補に入れると良いです。逆に英語が不得意な場合、数理がかなりできていても不利になる場合が多いので、英語に傾斜のかかった大学は無理に受験する必要は無いでしょう。
数学が極端に苦手な場合には(共通テストやセンター試験で4割に満たない等)そもそも医学部受験は厳しいと思いますが、教科書の例題から章末問題レベルを確実に解けるようにした後にセンター試験の過去問などを使って早く正確に解く訓練をしっかりと行うことで中堅以下の医学部問題はある程度解けるようになると思います。医学部入試での計算ミスはかなり致命的なので普段の演習からミスには最大限注意して演習することも大切です。標準的な問題は高い精度で確実に解けるようにする必要があります。
受験で大切なことは誰も解けない難問で部分点あるいは完答を得るよりことよりも誰もが解ける問題で失点しないことです。それを肝に銘じて独りよがりな勉強に走らない様に日々意識高く準備することが大切です。
物理or生物
医学部受験ではほとんどの大学で理科2教科が必要となります。物理・化学または生物・化学のどちらで受験するかということについて、入試での勝ちやすさという観点からお話します。
生物は暗記科目といえますので他の科目と同時に勉強していく中で短期間で仕上げることは難しく、また生物受験で合格している受験生はもともと生物が好きで生物という科目に対する知的好奇心も高く勉強歴が長い受験生が多いので、その中で勝負するのは分が悪いと思います。さらに物理化学に比べて大学毎の出題形式がかなり違うので、例えば論述問題など、過去問演習にもかなり時間がかかります。メリットとしては暗記系科目なので独学がしやすく、東海大学などの採点が偏差値換算で行われる試験の場合には物理より数値的に有利になることがあります。
対して医学部受験で使う物理の勉強時間は個人的には生物のそれに比べて1/3程度で済むイメージです。数学のように問題の解法がたくさんあるわけでもなく、だからと言って暗記すべき項目の量が化学や生物のそれとは比較すると少なく、一度基本解法が身につくと最初のうちは時間がかかるにしても多くの問題を自力で解けるようになります。また、数学Ⅲの『速度・加速度』等内容的にかぶる部分がありますので互いの理解も深まります。このように勉強の仕方次第では短期でも効率的に受験で十分に戦えるレベルに仕上げることが可能な科目です。ただし市販の教材などでの独学は難しく短期で正しく仕上げるにはプロに任せてしまうことも大切だと思います。
個人的に医学部受験における物理はあまり勉強時間をかける科目ではないと思っていますので塾内ではターゲットの医学部に向けて物理を早期に仕上げて後半はほかの科目に勉強時間を回す様なスタイルで指導をしています。
現役時代は生物を選択していて既卒生として入塾していた生徒にはよほど受験科目の中で生物の優位性が高くない限り物理に変えるように勧めており現にそれで多くの合格者を出しております。
合格は総合点で決まりますので科目ごとの学習時間の配分はとても大切です。
多浪が一般化している医学部受験
医学部受験では4浪以上してしまっている受験生も珍しくありません。新卒採用のための就職活動がない医学部は、そのような分かりやすい年齢制限がないためある程度浪人しても大丈夫ということが理由の一つなのだと思いますが、医学部受験自体、年齢が上がるほど不利になっていくのも受験界隈では周知の事実ですので早く合格するに越したことはありません。
私立医学部の学費が安くなってからというもの、近年の医学部受験は私立・国立ともに困難を極めます。学費が安くなったことによって東大、京大、東工大、早慶理工などの隠れた併願先として難問を解くことに長けている受験生も増やしています。このように特に私立医学部の受験事情はかつての医学部受験とは大きく変わってきたように思います。
このような状況なので
「医学部受験だし、また来年もあるから、、、」
などと考えることは絶対にやめるべきです。今年で絶対に決めるという意気込みで是非頑張ってください。正しく勉強ができていれば合格できる医学部はあります。多浪してしまう受験生によくみられる事を下記にいくつか挙げます。
模試の出来等に一喜一憂してしまう
浪人していれば学力が上がるのは当たり前だと思うことです。受験の最終目標は合格することなので、多少成績が上がった程度で一喜一憂している場合ではありません。常に目線を前に向けることが大切です。問題集を解く時、問題が解けて成長を実感して喜ぶことも結構ですが、解けない問題に出会って試行錯誤することこそが学力向上の近道なのだということを理解すべきです。当塾の演習授業では受験生の学力状態を見て解けるか解けないかギリギリのレベルの問題で生徒の様子を見ながら指導していきます。
勉強に仕方が下手、暗記が苦手
逆に浪人しても成績が上がらない受験生は、単純にサボっているか、あるいは基礎知識が覚束ないまま難しいことをやっているなど勉強方法が根本的に間違っている場合のどちらかです。浪人してもサボってしまうくらいなら医学部受験は一旦辞めて他学部に進むなどして学士編入なども含めて将来再挑戦することを検討しても良いかと思います。
勉強方法が間違っている受験生は、基礎知識が欠如している場合が殆どですから、基礎を徹底的に覚え鍛えるしかありません。覚えることが嫌いであることはわかりますし嫌なことを根気よく続けることは辛いですが、それが合格するために必要な事なのであれば覚悟を決めてやるしかありません。当塾のような専門塾に属しているのであれば、何をやるべきかはプロである講師の目線で考えられた内容をその時その時に応じて指示・管理されるので、あとはそれを信じて実行していくだけです。基礎が出来ていないのはわかるけど何をやればいいのか分からない、等の不安がある場合にはプロの意見を聞くことが早道であることは言うまでもありません。理系の受験においても暗記しなければどうにもならない内容は多くあります。暗記が苦手というのは単なる努力不足から来る思い込みである場合が殆どだと思います。例えば英単語や熟語などは覚えないとどうにもなりません。結局避けては通れませんから、自力でやるにしても塾などで管理されてやるにしても努力あるのみです。
自宅学習(自習)が下手
受験指導を生業とする講師は、授業をすることが仕事なのではなく生徒に理解させること、問題を自力で解かせるようにすることが仕事だと考えています。塾などで講師がどんなに素晴らしい指導をして生徒を教室から帰しても、それを受験生側が短期間で忘れてしまってはイメージしているような学力の成長はありません。自習の仕方次第では講師の良い講義を台無しにしてしまう可能性すらあります。当塾ではその部分についても講師側でサポートするためにオンラインによる自習サポートで受験生の自宅学習を細かくフォローしています。
受験勉強は自習が多くの時間を占めるので、そこに無駄があったり勉強氏の仕方が間違っているようだと医学部合格は遠退いてしまいます。当塾のような個別指導塾であっても大手予備校のような集団指導塾であっても、授業で習った内容の復習だけはしっかりとやりましょう。
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