2024.04.13

医学部への進学にお金はいくら必要?学費の違いと制度を徹底解説

医学部への進学を考えている人必見!学費の違いと制度を徹底解説

医学部への進学を考えている方の中には、学費について不安や疑問を抱えている方も多いでしょう。そこで、国立大学、公立大学、私立大学の医学部の学費の違いと、学費負担を軽減できる制度について詳しくご紹介します。

国立大学の医学部

国立大学の医学部では、どの大学でも年間の授業料は535,800円と一律です。学費は年度を前期と後期に267,900円を2回に分けて納付します。また、国立大学の入学金は282,000円であり、卒業までの6年間の学費は約350万円となります。

このように、国立大学の医学部は学費が比較的リーズナブルで、他の学部と大きな差異はありません。しかし一部例外として、千葉と医科歯科大は年間の授業料が少し高額な大学です。大きな差ではありませんが進学を検討する際には事前に確認しましょう。

国立大学医学部学費ランキング表

公立大学の医学部

公立大学の医学部の学費は、国立大学と同程度の金額が基本です。ただし、入学金には差があり、地元出身者を優遇するために地域によって金額が異なる場合があります。県内からの入学者の入学金は、県外の入学者より安く設定されていることが多いです。詳細はランキングでも紹介済みですので割愛しますが概ね国立医学部大学と同等の約350万円を見込んでおきましょう。

公立大学の医学部は地域医療に重点を置いており、地元の医師不足を解消するための人材育成に力を入れています。そのため、地域密着型の試験制度や優遇制度が設けられていることが特徴です。

公立大学医学部の学費ランキング表

私立大学の医学部

一方、私立医学部の学費は大きく異なります。6年間で約2,000万円から4,500万円ほどかかると言われています。これは国公立大学と比べてかなり高額であり、授業料や入学金だけでなく、教育充実費や設備費などの名目の納付金も求められることがあります。そのため、私立医学部に進学する場合は十分な費用計画が必要です。最も安い私立医学部の国際医療福祉大学でも国立大学の5倍以上の学費が必要です。入学金や設備費なども含めると、さらなる負担となります。また非常に稀ですが東京女子医大のように在学中に大幅な値上げが実施される場合があります。

私立大学医学部の6年間の学費ランキング表

学費を軽減する制度

学費負担を軽減するための制度として、以下のような方法があります。

  • 特待生制度: 成績優秀な学生を対象に、授業料や入学金を免除・減免する制度です。プレメディスタからも日本医科大学と昭和大学へ特待生の進学実績があります。
  • 奨学金: 日本学生支援機構などが提供する給付型・貸与型奨学金を利用することで、学費の一部を補えます。
  • 地域枠: 地方の医師不足を解消するために設けられた選抜枠で、卒業後に特定の地域で勤務することで奨学金の返済が免除されます。
  • 特殊な制度を持つ大学: 産業医科大学や自治医科大学、防衛医科大学では修学資金貸与制度や給与支給などで学費負担を軽減できます。

まとめ

医学部進学にあたっては、学費の違いと各大学の制度を把握することが重要です。国立・公立・私立それぞれのメリット・デメリットを理解し、進学を検討する際には学費だけでなく、将来的なキャリアプランにも目を向けてみましょう。高額な学費から国公立しか行かせられないという家庭もあるかと思います。しかし医学部の難易度的に私立を一切考えないことは不可能であると言えます。そうすると多浪の道を進むことになり医専などで毎年かかる塾代を考えると多少無理してでもあの時私立に行かせれば…と後悔するケースも見受けられます。きちんと大学を卒業し医師になれば高額な学費も数年で取り戻せるほどの稼ぎを得られます。学費負担を軽減する制度も活用し、医学部進学を実現しましょう!

 

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