2024.04.18

医学部を辞めるとどうなるのか

医学部を辞めたいと思ったときに知っておきたいこと

医学部は特殊な学部で、6年間の学習を通して医師免許を取得するために、様々な試験や実習を経なければなりません。しかし、医学部を選んだことに対して思い描いていた道とは異なることや、学習や人間関係の困難さなどから悩む学生も多いでしょう。

ここでは、医学部で学ぶことの難しさや辞めたいと感じたときに考慮すべきことについて詳しく解説します。

医学部を辞めたいと思う主な理由

医者になりたいわけではないと気づいた

医学部に入学した動機が、理系科目が得意だから、勉強ができるから、親に進められた、学校で受けるように言われた、安定した職業に就きたいからなどといった場合、実際の医学部の学びが受験勉強とは全く異なる内容であることに気づき、自分の志望動機に疑問を抱くことがあります。ただ勉強ができる人が医者に向いているわけではありません。病院に行ったことがあればわかると思いますがどんな時もいろんな人とかかわっていくことが医者の仕事です。中にはわがままな患者もいればそもそも人とコミュニケーションをとることが嫌いだという人も理系の中には一定数います。高校生時点でそこまで考えておらず医者になりたくないからやめてしまおうという人がいます。

課題や試験勉強の過酷さ

医学部のカリキュラムは必修科目が多く、解剖実習や組織学実習などの実習科目も含まれ、課題や試験のプレッシャーに悩むことがあります。国家試験やCBTの対策も必要で、自由時間が少ない状況に苦しむ学生もいます。医学部受験と同じようなモチベーションでいれば乗り越えられないことはない内容ですが毎日毎日勉強尽くしで思い描いた大学生活が送れないなどと苦悶する医大生は多いです。また前述の通り医学部は必修科目が多く、同じ授業を受ける学生たちとの交流が中心となります。また医学部は特殊な施設が必要なためおなじ大学でもキャンパスが違う場所にあるケースが多くあり他学部の学生との交流が少なく、閉鎖的な人間関係が築かれることがあります。この環境での人間関係がストレスとなる場合があります。

医学部を辞めたいと感じたときに考えるべきこと

1. 辞めるデメリットを慎重に考える

医学部を退学する理由はさまざまですが、勉強についていけない、経済的な問題、または医師に向いていないと感じるなど、退学を選ぶ理由には多様なものがあります。しかし、退学することで将来的にどのような影響があるかを慎重に考える必要があります。

2. 退学の種類と復学の可能性

医学部の退学には、自主退学や退学処分、除籍、抹籍などがあります。退学後に再び医学部に復学することは可能ですが、そのための条件や手続きがあります。また、退学の理由によっては復学が難しいケースもあるため、注意が必要です。

3. 退学後の進路の選択肢

医学部を辞めた後の進路には、他学部への編入や就職、再受験などの選択肢があります。他学部への編入は、医療系や他の分野で学び直すことができる道です。また、理系の知識を活かせる企業への就職も選択肢の一つです。

まとめ

医学部を退学するかどうかの判断は、慎重に行う必要があります。進路を選択する前に、大学の関係者や信頼できる人と相談することで、最善の選択をすることができます。医学部での学びは困難なことも多いですが、自分のキャリアや目標を考えながら、慎重に判断していきましょう。

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