2025.04.08

九州地方の医学部ランキング:国公立、私立医学部混合

【医学部受験専門個別指導塾 東京都世田谷渋谷予備校 医進塾プレメディスタ オンライン授業対応】  無料LINE相談

九州地方の医学部ランキング 国公立、私立医学部混合

順位 大学 偏差値
1位 九州大学 70
2位 長崎大学 66
3位 熊本大学 65
4位 産業医科大学 (私立) 64
5位 鹿児島大学 63
6位 大分大学 62
7位 宮崎大学 62
8位 佐賀大学 61
9位 琉球大学 61
10位 久留米大学(私立) 60
11位 福岡大学(私立) 59

順当に国立の偏差値順という形になっています。

旧帝大の九州大は文句なしのナンバーワンです。

九州地方の特徴

九州地方の特徴として私立は3つしかなく圧倒的に国公立が多いということが言えます。

首都圏に比べ人口が少ないため当然の結果ともいえますが国立に届かない学力だと九州から出てその他地方の大学を受験する必要があるでしょう。

旧帝大の九州大学が文句なしのトップ

旧帝大については特に説明不要と言えるでしょう。予算も人材も圧倒的な差をつけて集まるので九州地方トップの地位揺らぎません。また九州大というと地方に移転し立地がとんでもなく悪いイメージがありますが医学部は博多駅まで10分の好立地。キャンパスの前すぐに駅があります。キャンパス自体も医学部として日本二位の広さを誇り充実した医学生生活を送れます。進級も難しくなく理想的な環境です。2年連続で留年すると教授との面談が待っています。場合によっては退学を進められるので最低でも1年ずつで踏ん張りましょう。一年時のみ僻地の伊都キャンパスで学ぶことになりますが医学部は一年だけですし、他学科の生徒とも関われる貴重な時間となるのでそれはそれで楽しい時間になるでしょう。

旧帝大に次ぐ旧制医科大学(旧六) 長崎、熊本

長崎大学、熊本大学は1921〜1923年に設立された旧制医科大学に属します。二校に差はあまりなく地元に近い方や好みで選んでいいでしょう。長崎大学のほうが偏差値はやや高くなっています。これには長崎大学の立地の良さと進級の易しさが関係していると思われます。長崎大学は多浪にも差別がないため受験しやすいことも人気の一つです。一方の熊本大学は試験難易度が高い場合が多く特に数学では時に九州大学以上の問題が出ることもあります。数学が得意な人は差をつけるチャンスなので熊本大学を選ぶのも手です。熊本大学のほうが地域密着医療に力を入れています。

新制八医科大学(新八) 鹿児島

戦後すぐの設置となった大学のうちの一つである鹿児島大学医学部

ここまで紹介した3校は共通テストが450点台に圧縮されていたが鹿児島では925点とほぼ圧縮されていない。そのため共通テスト対策に力を入れてきた受験生は合格を掴みやすいです。

新設医科大学(新設)その他国立 琉球、宮崎、佐賀、大分大学

琉球大学

序列でいうと地理的条件で劣る琉球と留年率の高い宮崎が最下層となります。琉球大学は25年に医学部と病院の移転を予定しており、新キャンパスは普天間基地跡に設置され東シナ海を一望できる環境でより沖縄らしさを感じることができるようになります。付近には住宅街や飲食店、スーパー・コンビニエンスストア等も集約される予定でアクセス面も改善がみこまれます。国と県を挙げたプロジェクトのため期待ができますね。

宮崎大

宮崎大は国公立の中でくくりが無かったりと不遇な大学です。(医学部には関係ないことかもしれませんが)
医学部にしては珍しく他学科のキャンパスと近い立地であり双方のキャンパスも連絡バスでつながっているなど医学部でも普通の学科とおなじサークル活動などで楽しむことができます。両キャンパスは車で5分程度で、申請すれば学生は無料で駐車場も利用可です。また宮崎大は宮崎県内では最高学位の学校なので家庭教師や塾講師などのバイトで引く手あまた。バイトでこまることはないそうです。過去は理科を必要としない入試で共通テスト勝負といったところでしたが近年は理科も必要になっています。それでも共通テストの点数が重要であることには変わりありません。

佐賀大

このランクの国公立医学部の特徴として共通テストの得点率が高いことが挙げられます。特に佐賀大学医学部は共通テストの国語が140点なのに対して、2次試験の数学や理科は80点と国語のほうが配点が高くなっており、数学や理科が苦手でも狙える医学部となっています。国公立医学部にしては狙い目の大学が多く受験に際しては自分の受かりやすい学校を選ぶようにしましょう。

大分大

他の学科とはキャンパスが離れています。大分駅からバスで40分の立地。大分大学は狂犬病・ピロリ菌に関する感染症研究に関してはトップクラスの実績があり、地域医療や国際共同研究などに力を入れていることも特徴です。

試験対策としては共通テストと個別学力試験(二次試験)の配点がほぼ等しいことが特徴。どちらかに比重を置かずに両方ともきちんと対策が必要です。また二次試験は理科の配点が200点あります。これは英語・数学に比べて配点比率が高いことが特徴で、九州では鹿児島大学と似た、理科重視の配点になっています。

共通テストは勿論二次も理科まで手を抜けない抜かりない試験になっています。

九州:私立医学部の3校の特徴

産業医科大学は国公立医学部も含めた中堅グループに位置する

産業医科大学は、私立の中ではやや別格の存在です。私立にも関わらず共通テストが必要であり、2次試験の難易度も高めですが、学費が安いという利点があります。そのため、合格率も高く、偏差値も比較的高めです。また特徴として修学資金の返済免除が目的に9~11年の産業医としての勤務が強制される場合があります。職務内容は産業医、産医大病院の医師などで具体的な年数や職務内容が進路によって異なります。

産業医科大が選ばれる最大の理由:修学資金貸与制度

ただし学費が安いと言っても30,697,800円 (私立学費ランキング13位(31校中))で350万弱の国立には到底叶いません。ではなぜ人気なのかというと修学資金貸与制度を用いれば1,900万円ほどを借りることができ、自己負担額を1,130万円程度に抑えることができるという制度にあります。これを利用すれば無料とはなりませんが私立医学部では破格の金額となります。私立医学部の学費は払えないけどこれくらいならとGOサインをくれる家庭も多いようです。

しかし共通テスト必須の条件で私立専願志望の第一志望とはなりずらく他の地域からの流入もあまり考えにくいことから旧帝大である九大のすべり止め的役割が大きい大学でしょう。また産業医科大の面接日程は国公立後期試験と重なっておりどちらかを選択する必要があります。

産業医科大についてはこちらも

超高額な医学部が無料?産業医科大学、自治医科大学、防衛医科大学

私立二校:久留米、福岡大学

二校とも大きな差はありません。両校福岡県内に立地します。その名の通り福岡大は福岡市街、久留米大は久留米市街にあります。

久留米大医学部:開業医に強い

福岡大よりも学費のやや安い久留米大医学部に少し分があります。ただしあまり大きな差ではないため実家から通う分には近い方の大学でいいでしょう。両校の差を強いて言うならば久留米大は旧設医学部のため歴史が長く福岡県内に多くの開業医を輩出している点で強みを持っています。将来開業医を目指すならノウハウのある久留米大医学部がおすすめでしょう。

福岡大学医学部:ワンキャンパスで広い交友関係を築ける

一方福岡大学医学部の最大の特徴はワンキャンパス型で2万人もの生徒が同じ場所に通い、医学部でありながらも他学部との交流が非常に盛んであるということ。福岡(PayPay)ドーム約45個分の敷地に、文系・理系の全9学部31学科に加えて大学院10研究科34専攻を全集約した福岡大学七隈キャンパス。マンモス大学で「ワンキャンパス」という大学は全国的にも稀です。福岡大学と同様に多くの学部学科を揃えることで有名な東京の日本大学、大阪の近畿大学もキャンパスは複数あり医学部は独立したキャンパスになっています。とくに日本大学は学部ごとにキャンパスがバラバラで意外と一体感がありません。

福岡大学医学部は特に一年生時に理、薬、スポーツ科学、文系の校舎を転々としながら、他学部生と一緒に授業を受けることになります。大学の友達は生涯の友達になりますし他の大学では医学部同士での付き合いしか生まれないのでこの点は福岡大の大きなメリットと言えます。また福岡大は体育も必修なので必ず交流が生まれます。どこの大学も医学部は隔離された別キャンパスが多いため他学科の人と友達が一人もできないなんてことはザラです。サークル活動も人が多い分幅も活気もありますし、沢山の人と触れ合うことができます。元来医学部に行かない人のほうが多いわけですからいろんな人と出会え友人関係を築くことができるのは非常にうれしい配慮ですね!

また福岡大と言えば九州では名が知れていますから医学部以外の人にも簡単に伝わるというもの意外とメリットです。

キャンパスの立地も非常に恵まれていて福岡市の中心部である天神より地下鉄で15分の立地であり、都心部へのアクセスも抜群。駅もなんと大学内に立地しており地下鉄・七隈線の福大前駅です。

また広い大学内には図書館が6つありどこの図書館でも使えてどこで借りた本でも好きな場所に返せます。なかでも医学部分館は毎日9:00〜22:00まで開設していて勉強が忙しい医学部受験生の強い味方に!またその上階にあるPC教室は毎日8:00〜24:00まで開館、勉強場所には困ることはないでしょう

他地域地方の特徴

他の地域の特徴についてはこちらにまとめてあります。ご覧ください

・東北地方の医学部

・関東地方の医学部

・中部・東海地方の医学部

・関西・近畿地方の医学部

・中国地方の医学部

・四国地方の医学部


医学部受験専門個別指導予備校 医進塾プレメディスタについて

1回60分 体験授業 (無料)

医学部受験専門の体験授業は随時承っております。
対面授業、オンライン授業どちらでも対応可能です。
お電話または下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

お電話によるお問い合わせ

 03-6407-0547

LINEによるお問い合わせ

体験授業申し込み

【医学部受験専門個別指導塾 東京都世田谷渋谷予備校 医進塾プレメディスタ オンライン授業対応】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
医学部合格メソッド公開中!