2024.05.28

医学部合格という難関:東大に行くよりも魅力的?

【医学部受験専門個別指導予備校 医進塾プレメディスタ オンライン授業対応】

医学部合格という難関:その魅力と現実

医学部合格を目指すことは、多くの受験生にとって非常に困難な目標です。特に私立大学の医学部医学科では多浪が珍しくなく5〜6浪することも少なくありません。多浪どころか社会経験を経ての再受験組もいるため3浪程度で合格した場合浪人の負い目を感じていたはずが入学式でほぼ最年少ということもあるほどです。このような厳しい受験戦争の現実を前にしても、医師という職業への憧れは絶えないのはなぜでしょうか。

医師への道:社会人から再挑戦する人々

一度就職し、社会人として働いてからも医師になる夢を諦めきれず、再び医学部受験に挑戦する人も少なくありません。長い年月をかけてまで、医師という職業を目指す理由は何でしょうか。それは、多くの人にとって医師が憧れの職業であり、社会的な地位や収入の面でも非常に魅力的だからです。日本の社会はきれいな経歴を好みます。今でこそ転職活動が盛んになり2,3社移動する人も多くなってきましたが10社も20社も20、30代のうちに経験しているような経歴ではどんどん敬遠されていきます。それでも転職をしているだけましで日本企業では途中で鬱になりドロップアウトしたり少しバカンスを取りたくて一年休んだりすればもう名のある企業は取り合ってくれません。一方医者という仕事は確かに激務ではありますが仕事には幅があり当直でバイト暮らしをして空いた時間に大学院に通ったり別の資格を取ったり単純にリラックスする時間を増やしたりすることが可能です。また経歴に空白があっても再度医者として雇用されることは難しくありません。もともと多浪や留年の多い医学部では年齢や多少の空白も許容してくれます。それだけ価値のある医師免許という資格は一度社会に出た人間から見ても魅力的なのです。

私立中高一貫校と医学部信仰

高難易度の私立中高一貫校では医学部信仰が特に強くある学校も多いです。その環境に影響されて医学部を目指す生徒も多いです。例えば桜蔭は5割近くが医学部進学すると言われており圧倒的です。中学受験する段階で医者になりたくて桜蔭を受けるという子は少ないでしょうからいかに内部で医学部に対する信仰があるかを感じます。

国立大学医学部と東大理科I類の比較

国立大学医学部医学科の合格率は非常に低く、東大理科I類よりも狭き門という印象があります。医学部は全教科で安定的に高得点を取るオールマイティな秀才型が求められます。一方、東大は数学などの理系科目がずば抜けて良い一点突破型の天才型が合格しやすい傾向があります。

東大なんて敵じゃない!医師の収入と生活の魅力

医師の収入は非常に高く、勤務医の平均年収は約1400万円、開業医では約3000万円に達します。これに対し、東大卒のサラリーマンの平均年収は約800万円です。年齢が上がるにつれて収入の重要性が増し、家族を養うためには高収入が必要です。

東大卒のサラリーマンも基本的に激務ですが、医師は高時給のアルバイトも可能です。時給1万円スタートのアルバイトは、普通のサラリーマンにはない特権です。

年齢を重ねれば東大卒などということはどうでもよくなります。社会で優遇されるのは新卒採用の時くらいで中途ならば前歴のほうが大切ですし長期間のブランクが開けばもう東大だろうが何だろうが大企業は雇いません。婚活市場でも東大卒ということはプラスにならない一方で医師免許証があれば仮にその時に定職についていなかろうと強力なステータスとして評価されます。実際に医師の未婚率は低く、また医師には男性が看護師や薬剤師には女性が多いという環境も相まって出会いも豊富となります。

つまり医学部を卒業し医師免許を取れば未来永劫自分の道を燦然と照らしてくれます。

都心の大病院でバリバリ働くもよし、開業医となり大金を手中に収めるもよし、都会の謙遜から離れて生活し地方に行けば都心以上の好待遇で迎え入れられます。

東大をでることよりも医学部を卒業するということは大きなメリットがあると言えるでしょう。

特に不況が30年続く日本では国家資格の医師免許は最強の安定の印となるのです。

幼少期からの学習習慣と医学部合格

東大は一点突破の天才型 医学部は高いレベルでの安定感

ではどうすれば医学部受験に成功するのか、東大とはどう違うのか。東大で求められる天才的な数学のセンスや閃きは、その子の資質に影響されますが、医学部合格に求められるオールマイティさは、幼少期からの計画的な学習習慣や価値観を身につけることで可能です。幼少期からの計画的な学習習慣があれば、医学部合格は必ずしも難しいものではありません。

親が子供の進路を決めるべきではない

これからの時代、昭和世代の親の価値観や成功法則は、平成以降生まれの子供たちには通用しません。良い学校に入り、良い職業(医師や弁護士などの士業、大企業)に就き、結婚して家庭を築くという昭和の定石は、今では時代錯誤と言われます。

子供たちの進路を親が決めるのではなく、子供自身が自分の進路を選ぶことが重要です。医師になる夢を追い求めることも素晴らしいですが、それが本当に子供自身の望む道かどうかを見極めることが大切です。親としては、子供の自主性を尊重し、彼らが自分の道を見つけるサポートをする姿勢が求められます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
医学部合格メソッド公開中!