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日本医科大学の物理入試対策ガイド
日本医科大学の物理入試はハイスピードで高得点を取ることが求められます。本記事では、出題傾向や時間配分、効果的な対策法について詳しく解説します。
出題形式と分野の傾向
日本医科大学の物理試験は、大問4つ構成で20問前後の小問から成り立っています。出題される分野は力学、熱力学、電磁気学、波動の4つが基本ですが、2016年度以降は原子分野からの出題も見られます。以下は、各分野の出題傾向と特徴です。
力学
毎年大問1つが出題されます。典型的な衝突問題や、力のモーメントに関連する応用問題が見られます。基礎的な問題から応用的な問題まで、幅広くカバーする必要があります。典型的な問題だけでなく、ヤジロベエの安定条件を求めるような応用問題も出題されます。
電磁気学
こちらも毎年大問1つが出題され、比較的解きやすい典型的な問題が多いです。しかし、2016年度のように、自分で状況を読み取って解答する問題もあるため、読解力も必要です。
熱力学
出題されない年度もありますが、近年は毎年大問1つが出題されています。ピストン付き容器の気体の状態変化に関する問題が多く、微小変化の扱い方をマスターしておくことが重要です。
波動
ほぼ毎年出題されていますが、2016年度は原子分野が出題されたため波動分野はありませんでした。光の干渉に関する問題が頻出で、屈折率の違う物体を挟んだ時の干渉の様子など、重点的に対策が必要です。
原子
2016年度以降、光電効果やエネルギー準位の変化などの基礎レベルの問題が出題されています。必ずしも毎年出題されるわけではありませんが、標準的な問題は確実に解けるようにしておきましょう。2016年度には光電効果、2017年度には重水素の核融合、2018年度にはX線が出題されました。波動的要素が融合された問題が出題されることもあります。
時間配分と解答形式
物理試験：理科2科目で120分
理科2科目合同で120分なので単純に物理に割ける時間は約60分です。しかしペア科目の化学がやや難しいことを考慮すると、物理の標準レベルを迅速に処理できるスピードが重要です。物理は60分は使わずに処理しきりたいところです。小問は20問前後あり1問あたり3分で解く必要があるためスピードと正確さが求められます。出題形式は穴埋め形式で結果のみを記述する誘導形式です。数値計算や近似計算が多く、小数計算のスピードと正確さを鍛えることが重要です。
効果的な対策法
- 基礎の徹底 まずは基礎を固めましょう。日本医科大学の物理は基本から標準レベルの問題が多いため、重要問題集A問題レベルや「良問の風」レベルの問題集をしっかりと解けるようにしておくことが重要です。
- 過去問演習 赤本などを利用して過去問を解き、実際の試験形式に慣れておきましょう。問題を解く順番を意識し、解ける問題から確実に解く練習をします。時間を測りながら解くことで、時間配分の感覚を掴みましょう。
- 実戦力の強化 さらに時間がある場合は、他大学の入試問題にも挑戦してみましょう。慶應大学や東京慈恵会医科大学、順天堂大学などの問題に取り組むことで、実戦力と応用力が身につきます。
過去問演習と実戦力の強化
試験対策の最終段階では、過去問を利用して時間を測りながら解くことが重要です。問題を解く順番を意識し、多くの問題を素早く確実に解くことができれば、応用問題に時間をかけることができます。解答後は時間の使い方を振り返り、どの問題に時間をかけるべきかを考えましょう。
さらに、同レベルの医学部大学である慶應大学や東京慈恵会医科大学、順天堂大学などの入試問題にも挑戦することで、実戦力と応用力を身につけることができます。さまざまなタイプの問題に触れることで、試験当日に焦らず対応できるようになります。
まとめ
日本医科大学の物理入試は、基礎力と応用力、そしてスピードが求められます。バランスよく学習し、過去問を活用して実戦力を養いましょう。日本医科大学の物理の対策としては、重要問題集A問題レベルや良問の風レベルを解けるようにしておくと良いでしょう。プレメディスタの指導は日医の物理と相性がよく昨年も満点を獲得した生徒がいました。意外と易しい問題も多いため、基本的な問題を確実に解ける力を身につけ、高得点を狙いましょう。
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