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医学部卒業までの年齢
医学部を卒業するまでに必要な期間は、最短で6年間です。これは他の多くの学部と異なり、日本の医学部が全て6年制であるためです。ここでは、医学部を卒業するまでのプロセスについて、いくつかのパターンを見ていきます。
最短期間で卒業する場合
医学部に現役で合格した場合、通常18歳で入学し、6年間でストレートに進級できれば、24歳で卒業できます。しかし、浪人や再受験を経て入学した場合の卒業時の年齢は以下の通りです
- 18歳で入学 → 24歳で卒業
- 19歳で入学 → 25歳で卒業
- 20歳で入学 → 26歳で卒業
- 21歳で入学 → 27歳で卒業
- 22歳で入学 → 28歳で卒業
実際に多くの医学部生が卒業している年齢
実際のところ、多くの医学部生は何歳で卒業しているのでしょうか。文部科学省のデータを参考にすると、令和2年度において最短の6年で卒業できた医学部生は全体の84.0%です。つまり、18歳で入学した医学部生の16%は、留年などの理由で最短の6年間で卒業できていないことになります。
やや古いですが平成27年度の医学部合格者の年齢分布を見てみると、現役生(18歳)と1浪生(19歳)がそれぞれ約1/3を占めています。具体的には以下の通りです
- 18歳 → 33.6%
- 19歳 → 34.6%
- 20歳 → 15.9%
- 21歳 → 6.3%
- 22歳以上 → 9.5%
このデータをもとに試算すると、医学部に現役で合格し、最短の6年間で卒業するのは全体の約28.2%となります。
22歳と言えば普通の大学をストレートで出ていれば翌年から社会人になるわけですが医学部はその年齢になっても1割近くが大学一年生としてスタートするという異色の世界なのです。
浪人生や留年する学生が多い理由
医学部生の年齢層を見ると、19歳から20歳が最も多く、22歳以上がその他の大部分を占めています。現役生と1浪生が71%を占め、2浪生から3浪生が11%、再受験生が9%、編入生が6%というデータがあります。多くの医学部生が浪人や留年を経験している背景には、医学部受験の難しさと勉強量の多さがあります。
医学部での留年
医学部生の約10~15%が留年を経験しています。留年の原因としては、進級条件が厳しいことや、モチベーションを維持できないことが挙げられます。特に、単位を1つでも落とすと留年になったり、成績基準が高く設定されていることが影響しています。
医師免許取得までの道のり
医師免許を取得するまでには、大学入学から最低でも6年以上かかります。さらに、医師国家試験に合格し、その後2年以上の研修医としての実務経験が必要です。したがって、医師として患者の治療を行うまでには、最短でも8年から10年以上の時間が必要です。
年齢が高くても編入で入学可能
年齢が高くても医学部に編入することは可能です。社会人経験を活かして編入する人が増えており、年齢が高いことで得られる利点も多いです。例えば、書類や面接でアピールできること、社会人経験で培ったコミュニケーション能力が医師としての業務に役立つことなどが挙げられます。
医学部卒業後の進路
医学部を卒業した後、すぐに医師としての研修を始める人もいれば、研究者や教員としてキャリアを積む人もいます。卒業後の進路によっては、医学部を卒業する年齢が30歳以上になることもあります。
まとめ
医学部を卒業するまでには、通常6年間が必要です。しかし、現役で合格しストレートに卒業する学生は少なく、多くの学生が浪人や留年を経験しています。医師になるためには、医学部を卒業した後も医師国家試験に合格し、さらに研修を積む必要があるため、最短でも8年から10年以上の時間が必要です。また、年齢が高くても社会人経験を活かして編入することが可能であり、医学部には様々なバックグラウンドを持つ学生が在籍しています。
医学部においては新卒で30なんてことも珍しくないケースと言えますね。
医学部の卒業年齢や医師になるまでの道のりについて、これらの情報を参考にして、自分自身のキャリアプランを考える際の一助となれば幸いです。
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