2024.07.24

半端な覚悟なら今すぐやめろ!医学部再受験は「いばらの道」

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医学部再受験は「いばらの道」

医学部再受験はその中でも特に厳しいと言われていますが、その理由は一体何でしょうか。

1. 受験に対するブランク

医学部再受験生は社会人経験を経ていることが多く、受験勉強から遠ざかっていることがほとんどです。そのため現役生や浪人生と比べて忘れてしまっている知識が多く再受験生にとっては大きなハンディキャップとなります。まずは知識を呼び戻すことから始めなければならずその分時間と労力がかかります。

2. 年齢による記憶力・理解力の低下

再受験生は現役生や浪人生に比べて年齢が高くなります。20代後半や30代前半であれば影響は少ないかもしれませんが、30代後半以降になると記憶力や理解力が低下し、試験に必要な瞬発力も失われてくるため、合格への道のりはさらに険しくなります。自分が必死になってやっているつもりでも相手は若さの絶頂期ティーンエイジャーたちです。一日の睡眠時間を削って勉強しても彼らはレッドブル片手に涼しい顔で勉強をしまくりますが再受験おじは睡眠が不十分になれば眠眠打破を数本ぶち込んでおなかを壊しながら予備校の授業に這いつくばりながら向かうのがやっとでパフォーマンスが落ちまくります。いかに社会人経験者としてお金がある状態だとしても医学部受験でかかるお金のことを考えればイチローのように毎日何千円もするユンケル片手に振り子打法するわけにもいかないでしょう。

3. 費用面でのハードル

再受験生が抱えるもう一つの課題は受験費用の問題です。社会人が仕事を辞めて受験勉強に専念する場合収入が途絶え受験費用や生活費をどう捻出するかが大きな課題となります。経済的な負担が重くのしかかり、再受験の道を断念する人も少なくありません。再就職するわけではありませんから再就職手当はもらえませんし失業保険をもらいにする気もない再就職のお話や面接をしにハローワークに足繫く通うというのもなかなか精神的に来るものがあります。国公立医学部受かれば一気にお金の問題は解決に向かいますがそれでもその前段階の医学部受験専門予備校などで多額のお金が必要になることは必須でしょう。この段階では奨学金制度などもないため目減りするお金にドギマギしながら医学部受験という地獄に突き進むことになります。

4. 人間関係の悩み

医学部に合格したとしても、再受験生は周囲の学生と年齢差があり、人間関係での気苦労が絶えません。年下の同級生や先輩とのコミュニケーションに気を使う場面が多く、精神的なストレスも増えます。特に2018年のあの事件以来再受験生に門戸を開いた医学部に行く場合は心して向かってください。大学側がいままで受け入れていなかったことにはちゃんと理由があり再受験生を育てるノウハウや環境が整っていない可能性がかなり考えられます。周りを見渡しても2浪までのヤングマンばかりで友達や同じ境遇の人を見つけられないばかりかOB,OGにもそんな人はいないため完全に珍獣扱いです。そればかりか教授や学生センターも珍獣扱いに全く慣れていないためいいサポートを受けられないばかりか場合によっては煙たがられてしまい、よほどのコミュニケーション力がなければ精神的に病んでしまいます。これから医者になろうというのに自分が病んで医者の世話になるなんて未来は想像したくないものですよね。

5. 就職後の困難

再受験生は就職後も年下の同僚や上司に囲まれることが多く、指導を受ける立場になることもあります。年齢を重ねている分、就職活動自体も不利に働くことが多く、職場での精神的負担が大きくなることがあります。そんなことは織り込み済みでなんなら大学での6年で乗り越えた!と思う人もいますしそれは事実なのですが、年数が低いうちは夜勤や超勤など若さがあるからこそ耐えられる仕事も多くこなさなければなりません。医者になれたと言え所詮は人間なのです。あなたはドクターストレンジではありませんことをご承知おきください。医者は高給取りですがそれ相応の大変さがあるからゆえに高給取りなわけです。肉体的衰えと精神的疲弊が重なりあった時に大変なことになります。うまく調整できるように訓練する必要があるというわけです。

6. 大学選びの重要性

医学部再受験の合否には、年齢に対して寛容な大学を選ぶことも大切です。例えば、S根大学は25歳以上の合格者が毎年多く、再受験生にとって寛容な大学とされています。一方、ある大学では高齢受験生の合格者がほとんどいない場合もあり、大学選びが合格への鍵となります。

医学部再受験のライバルは「自分自身」

いろいろ外的要因について触れてきましたが結局再受験に挑む上で最大のライバルは自分自身です。年齢や経済的な制約、社会的なプレッシャーに打ち勝ち、いかに自分を律しながら勉強を続けられるかが合格のカギとなります。もし再受験生に出会えれば変に敵対せず同士は仲間であると大切にしましょう。この地獄は互いに励まし合うことが重要です。

医学部再受験は非常に難しい挑戦ですが、強い意志と適切な戦略を持つことで、道は開けるかもしれません。再受験を考える方は、自分の状況をよく見極め、慎重に計画を立てることが大切です。

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