2024.09.24

2025年度医学部入試日程スケジュールはどう乗り切る?

【医学部受験専門個別指導塾 東京都世田谷予備校 医進塾プレメディスタ オンライン授業対応】

共通テスト後に始まる愛知医科大学の前半戦 – 2025年度私立医学部受験の戦略

2025年度の共通テストは、1月18日と19日に実施され、その翌々日から愛知医科大学の一次試験を皮切りに、私立医学部の入試がスタートします。2024年度よりも約1週間遅れた日程で行われるため、今年度の受験スケジュールは非常にタイトになる見込みです。共通テスト後の短い時間で試験対策を調整しなければならないため、交通手段や宿泊先の手配、そして受験スケジュールのシミュレーションがますます重要になります。

今年の私立医学部入試の前半戦では、特に注目されるのが帝京大学医学部の一次試験が他の大学と重なる点です。2025年度は、帝京大学の試験日程が前倒しされ、杏林大学、東北医科薬科大学、関西医科大学といった他の有名大学と競合する形となっています。この競合によって、受験生はどの大学に優先して出願するかを慎重に選ぶ必要があります。

帝京大学がいつもより早い入試–戦略的な試験日程の選び方

東日本の受験生にとって、杏林大学や東北医科薬科大学と帝京大学を比較検討することが重要です。帝京大学医学部の試験は3日間にわたって行われますが、全ての日程に出願する必要はありません。例えば、ある程度学力に自信がある場合、3日間のうち1日や2日を他大学の試験に充てるという戦略も考えられます。しかし3日のうちに穴日が来て合格しやすい日程があるので意地でも帝京大学医学部に受かりたい場合は3日行くことをお勧めします。逆に、関西医科大学は主に関西圏の受験生が対象となるため、東日本の受験生にはあまり影響がないでしょう。

中盤戦の注目校 – 北里大学医学部

中盤戦の最大の注目ポイントは、北里大学医学部の受験です。東日本の医学部受験生にとって、1月31日に行われる北里大学の試験を受けるかどうかは大きな判断材料になります。特に、翌日からは昭和大学や他の私立医学部の試験が続くため、連続した試験スケジュールに耐える必要がある受験生にとっては、体力的にも精神的にも厳しい期間となるでしょう。

一方で、金沢医科大学は1月30日から2日間にわたり一次試験を実施します。金沢医科大学は成績評価の方法が標準化得点から素点利用に変更されましたが、大きな違いは見られず、昨年の試験では物理選択者が有利になる結果が出ました。特に、学力に不安を抱える受験生にとっては、チャンスと捉えることができる大学です。

後半戦 – 難関校の選び方

2月に入ると、慶應義塾大学や東京慈恵会医科大学といった難関校の試験が控えています。慶應義塾大学は例年2月19日に試験を行っていましたが、今年は2月9日に前倒しされ、産業医科大学の試験日と重なっています。また、東京慈恵会医科大学も1週間早まるため、受験生にとっては厳しい選択を迫られます。毎年あったまったところで最後に慈恵慶應だった試験も今年は様相が違います。

後半戦では、慶應義塾大学、順天堂大学、昭和大学、東京医科大学、東邦大学といった人気校が密集しています。これらの難関校を受験する場合、優先順位を明確にし、スケジュールを組むことが求められます。特に、日本医科大学や東京慈恵会医科大学がこの時期に加わることで、さらなる競争が予想されます。

二次試験の渋滞 – スケジュールの工夫

一次試験が終わった後、2月中旬には多くの大学で二次試験が集中します。特に、東北医科薬科大学、東京女子医科大学、川崎医科大学は、受験番号順に二次試験の面接が割り振られるため、自分の希望通りの日程で受験できるとは限りません。これに対して、東京慈恵会医科大学は3日間の二次試験のうち1日だけ希望日を除外できる特殊なスケジュールとなっています。

二次試験のスケジュールを立てる際には、事前にしっかりと準備しておくことが重要です。ほとんどの大学では、二次試験の希望日を事前に選べるため、慎重に計画を立てましょう。

受験校選びのポイント

最後に、受験校を選ぶ際には以下の点を考慮しましょう。

  1. 試験日程の重複を避ける
    医学部の入試は前期試験が集中しているため、一次試験と二次試験、あるいは二次試験同士が重なることがあります。優先順位をつけたスケジューリングが成功のカギとなります。
  2. 試験会場までの移動時間を考慮する
    一次試験は特設会場で実施される大学も多くありますが二次試験はほとんどの大学で本学で行われます。下手に地元にしておくと二次がある大学との移動で大変なことになってしまうことがあります。合格したときのことまで想定し移動時間や交通手段を事前に確認しておきましょう。
  3. 受験校を詰め込みすぎない
    試験本番では、解けなかった問題や弱点を見つけ出し、すぐに復習することが大切です。そのため、あまりに多くの大学を受験すると、復習や対策に時間が取れなくなります。自身の学力に合わせて、適度な数の大学に絞ることが重要です。

2025年度の私立医学部入試は、非常に競争が激しい年となりますが、しっかりとした戦略を立てることで合格への道は開けます。入念な準備をして、挑戦に備えましょう。

2025年度の医学部入試スケジュール表

2025年度の医学部入試スケジュールはこちらからご確認ください。

2025年度 医学部入試日程 スケジュール表

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
医学部合格メソッド公開中!