2024.10.05

医学部受験校は何校受ける?選び方とスケジュール管理

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医学部受験校の選び方とスケジュール管理

医学部を目指す多くの受験生にとって、国立大学と私立大学の受験戦略は非常に重要です。志望校の選定や受験スケジュールの組み方は、合格に直結するため、慎重な計画が求められます。本記事では、国立大学を第一志望とする場合と私立大学のみを受験する場合の違い、受験校の選び方、スケジュール管理について解説します。

1. 国立大学を志望の場合の受験校数

国立大学を第一志望とする場合、私立大学の受験校数は4~6校程度が目安となります。国立大学の試験日程はほぼ固定されており、その前後で私立大学の試験を組み込む形になるため、私立の受験校数を絞るのが一般的です。本来はもっと受けたいところですが共通テストがあり2日つぶれることが確定です。よほど準備万端でない限り2日後にある私立に照準を合わせるのは難しいため日程を開け余裕を持っておくと5校くらいになってしまうということが現実です。国立大学の受験対策に集中することが最優先であるため、私立大学は併願校として位置づけ、受験校を増やしすぎないようにするのが効果的です。

特に、私立大学の試験日程は国立大学の試験直前に集中することが多く、過密なスケジュールで試験を受けることは体力や精神的な負担にもつながります。そのため、国立大学志望の受験生は、4~6校に留めることが一般的で、バランスを保ちながら試験に臨むことが大切です。ただし今年は慶應や慈恵の入試日程が早まり共通テストが遅くなったためむしろ私立が受けづらいでしょう。

ただし合格が出ずに後期まで受験が続き結果的に10校を超えることもあります。

2. 私立大学のみ受験する場合の受験校数

私立医学部のみを受験する場合は、可能な限り多くの大学を受験することが戦略の一つとなります。私立医学部の入試は1次試験と2次試験で日程が異なるため、日程がかぶらない限り、多くの大学を受験することが可能です。最大で10校ほどの受験が一般的であり、複数の合格を得ることで、自分に最適な進学先を選ぶ余裕を持つことができます。

しかし、私立大学のみを受験する場合でも、無計画に受験校を増やすのは避けるべきです。各大学の試験にはそれぞれ特色があり、出題傾向に合わせた対策が必要です。そのため、共通点がある大学を選ぶことや、自分の得意科目が活かせる大学に絞るなど、効率的な受験校選びが合格への近道となります。

特に医学部は二次試験があるためあまりにも過密日程にすることはおすすめできません。なれない面接ではメンタルが削られてしまいますしあまりいい判断ではないでしょう。

3. 受験校の選び方と基準

受験校を選ぶ際、偏差値だけでなく、各大学の試験内容や自分の得意科目との相性を重視することが大切です。一般的に、受験校のレベルは自分の実力よりプラス5~10程度を目安に選ぶとよいでしょう。プラス5であれば手の届く範囲内ですが、プラス10となるとかなりの努力が必要になります。

また、試験対策としては、志望校の過去問を分析し、出題傾向や時間配分を体感することが欠かせません。特に、私立大学の医学部では入試問題に特徴があり、単なる偏差値だけでなく、試験の形式や科目のバランスも考慮する必要があります。例えば、記述式の試験が得意な場合や、マークシート形式に強みを持つ場合など、個々の強みを活かせる大学を選ぶことが成功のカギとなります。

4. スケジュール管理が勝負のカギ

医学部受験において、スケジュール管理は非常に重要です。特に私立大学の受験日程は、1月中旬から2月中旬にかけて集中しており、試験日が連続することも珍しくありません。そのため、受験する大学の日程をしっかり確認し、体調管理や移動の負担も考慮してスケジュールを組むことが大切です。

1次試験と2次試験の日程が異なる場合や、遠方の大学を受験する場合は、移動に伴う疲労も大きな要素となります。試験当日のパフォーマンスを最大限に発揮するためには、無理のない日程を設定し、余裕を持って受験に臨むことが求められます。

5. 経済的負担と入学手続き

私立医学部の受験には、1校あたり約6万円の受験料がかかります。また、合格後の入学金納付には短期間での対応が求められるため、経済的な計画も重要です。複数の大学に合格した場合、入学金を一時的に支払う必要が生じることがあるため、志望校の優先順位を明確にしておくことが重要です。

特に、私立大学では1次試験合格後、すぐに入学手続きを行うケースが多く、複数の大学に合格した場合は、入学金の支払いタイミングが重ならないよう計画を立てることが求められます。こうした費用や手続きに関しても、事前にしっかりと見積もりを立て、無駄な出費を抑える工夫が必要です。

遠征費やホテル代、一時金を考えると受験期間だけで100万くらいのお金が飛ぶことは医学部受験ではザラです。

かなりの負担を覚悟してください。

6. まとめ

医学部受験は、その難易度の高さから綿密な計画が必要です。国立大学を第一志望とする場合は、私立大学の受験校を4~6校程度に絞り、過度な負担を避けながらバランスの取れた受験スケジュールを組むことが重要です。一方、私立大学のみを受験する場合は、できる限り多くの大学を受験し、合格のチャンスを広げることが求められますが、各大学の試験内容やスケジュールをしっかりと確認し、自分に合った受験校を選ぶことが成功への鍵となります。

最終的には、自分自身の実力や得意科目をしっかりと把握し、それに合った受験校選びとスケジュール管理を行うことが合格への最短ルートです。

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