【医学部受験専門個別指導予備校 医進塾プレメディスタ オンライン授業対応】
医学部ならどこでもいいのか?医学部選びのポイント
医学部進学を目指す受験生にとって、合格すること自体が非常に難しい現状があります。医学部人気が年々高まる中で、どこかに受かった時点でその医学部に進むべきか、あるいは自分の第一志望校を目指して再挑戦すべきか、悩むことが多いでしょう。本記事では、「医学部ならどこでもいいのか?」という問いに対し、様々な視点から考察し、どのように進路を決定するべきかについて解説します。
医学部であれば、 第一志望でなくても受かった時点でそこに行くべき
医学部であれば、
医学部受験の現状:人気がさらに加熱
近年、医学部の人気がさらに加熱しています。これは、安定した職業である医師への憧れや、コロナ禍での医療従事者への感謝の気持ちが増えたことが影響していると考えられます。その結果、競争が激化し、合格を手にするのは非常に困難です。また、医学部の入試形態が多様化し、選抜基準も毎年変わるため、今年受かったとしても来年も必ずしも同じ結果が得られる保証はありません。
前述の通り浪人が増えるごとに合格が難しくなる傾向があります。多浪生には二次試験で減点が加わることがあり、その影響で合格ラインに達しないケースもあります。つまり今年の合格点よりも来年はさらに高い点数を取る必要があります。当然問題の相性もありますし必ずしも来年また受かるとは限らないのです。合格できる医学部があれば、第一志望ではなくてもそのチャンスを逃さず進学する方が現実的と言えます。
医学部選びの際の考慮点
しかし、どうしても進学先を選ぶ際ときに選択肢があるのであれば、いくつかの重要な要素を考慮して決定することが望ましいです。同じ医学部でも、大学ごとに進級のしやすさやカリキュラムの内容、在学中の学生生活の難易度が異なります。以下に、医学部を選ぶ際に考慮すべきポイントを挙げます。
- 立地条件
まず、大学の立地条件は非常に重要です。特に、都心に近い大学であれば、アクセスが便利で、家族や友人のサポートを受けやすくなります。(都内在住の場合)医学部の学生生活は非常に忙しく、ストレスも多いため、身近に支えてくれる人がいることは大きな安心材料です。逆に知らない地方の大学では、地域の閉鎖的な環境が強く、孤立感を感じる学生も少なくありません。また地方出身者でも地元の医学部に入れるとは限りません。知らない土地で知らない人に囲まれ厳しい勉強にさらされる日々はかなりストレスフルです。 - 旧設医学部と新設医学部の違いをよく理解しよう
医学部には、歴史ある旧設と比較的新しい新設の大学があります。旧設の大学では、その大学出身の教授が多く在籍しており、学生に対して親しみを持ってサポートする文化があります。進級も比較的緩やかで、アットホームな環境が特徴です。一方、新設の医学部では、当然自校の出身者はいないため必然的に教授陣が東大や慶應といった他大学出身者で構成されることが多く、彼らは自身のキャリアアップを重視する傾向があります。そのため、進級基準が厳しく、学生が教授同士の派閥争いに巻き込まれることもあります。このような環境では、精神的な負担が大きくなりやすいため、慎重に選ぶ必要があります。 - 私立と国公立の違い
国公立の医学部は授業料が安く、経済的な負担が少ないため人気が高いです。しかし私立の医学部も進学の選択肢として考える価値があります。私立大学では、独自のカリキュラムや研究設備が整っていることが多く、早期から実践的な学びが得られるメリットがあります。また私立では学生のサポート体制が手厚く、学業だけでなく生活面での支援も充実しています。一概に比較はできませんが私立=劣っているというわけではないことを理解しましょう。
医学部受験の覚悟 どこに進学するか
医学部受験の難易度の高さや、大学ごとの特徴を考慮すると、「どこでもいい」という考えは一見妥当にも思えます。しかし、どの医学部に進学するかは、その後の医学生としての生活やキャリアに大きく影響を与えます。自分に合った環境を選ぶことが、ストレスを軽減し、充実した学生生活を送るために重要です。都内で働きたければ都内の大学を選ぶべきですし逆もまたしかりです。
まとめ
医学部に合格した場合はその機会と縁を大切にして、選り好みせず進学することが賢明です。ただしもし、幸せなことに大学を選べる状況にある場合は、立地、大学の歴史、教授陣の特徴などをよく吟味し、自分にとって最適な環境を選びましょう。