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医学部受験生の皆さん、その親御様、受験お疲れ様です。今年も最後のスパートですね。すでに浪人している人はご存じでしょうが医学部受験において浪人というものがいかに金のかかるものなのかを教えて差し上げましょう。このお金を払いたくない!と思った人は死ぬ気で勉強しましょう。
医学部浪人生にかかる費用と対策
医学部を目指す浪人生にとって、勉強以上に気になるのが費用の問題です。予備校の授業料から生活費、受験料まで、実際にどれくらいの費用がかかるのか、また経済的な負担を軽減する方法について詳しく解説します。浪人生の方や保護者の方がこの点についてしっかり理解しておくことが大切です。
予備校費用:一浪の場合
医学部受験対策に予備校は欠かせませんが、その費用は決して安くありません。自宅学習で費用を抑えることもできますが、長期間にわたるモチベーション維持や、学習進度の管理が難しいため、予備校を利用するのが一般的です。ここでは、予備校にかかる主な費用を見ていきます。
1. 入学金
大手予備校の入学金は約10万円です。予備校によっては入学金を免除したり、キャンペーンで割引するケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
2. 授業料
授業料は予備校によって差があり、大手予備校では50万~80万円程度です。しかし、医学部に特化した予備校では100万~1000万円と非常に高額です。これは、医学部受験向けのカリキュラムや個別指導など、医学部合格に向けた特化型のサポートが充実しているためです。
3. 夏期・冬期講習
夏休みや冬休みの講習会に別途費用がかかる場合があります。講習費用は約30万円ですが、年コースに含まれている場合もありますので、予備校のプランを確認しておきましょう。
すでに高額な学費を払っているのにもかかわらずさらに追加授業や模試などで出費が嵩み50万くらいが消し飛ぶのはザラです。
4. 教材費
教材費は個人差がありますが、予備校で用意された教材のほか、市販の問題集や参考書が必要になることも。教材にかかる費用は年に2万円~5万円程度を見積もっておくとよいでしょう。
寮費・一人暮らし費用
自宅から通えない場合や、集中して勉強するために一人暮らしを希望する場合、生活費も考慮しなければなりません。特に地方在住者は地元に医学部受験を対応する医学部がないためこういった出費も増えがちです。予備校の寮費は年間200万~300万円程度で、食事付きの寮もあります。寮には学習に集中できる環境が整っているため、寮生活が勉強に専念しやすい点でメリットがあるといえます。
一方、一般のマンションを借りると、自炊や生活管理の負担が増えるだけでなく、光熱費や家賃などの追加費用も発生します。寮と一人暮らし、それぞれの生活スタイルを検討し、自分に合った選択をすることが重要です。
しかしすべてを子に任せ、初めての一人暮らしとなるため自堕落な生活を始める子も多くいます。自分を律せる人でなければあまりお勧めはできません。
受験費用
浪人時の受験では受験校を増やし、安全策を取る傾向があります。大学受験にかかる費用の目安は以下の通りです。
- 共通テスト受験料:18,000円
- 国公立大学の二次試験料:17,000円
- 私立大学の受験料:1校あたり約60,000円
たとえば、私立大学を4校、国公立大学を1校受験すると、総額で約29万円かかる計算です。遠方の大学を受験する場合、交通費や宿泊費もかかるため、予め余裕を持った計画を立てると安心です。
費用を抑えるための工夫
医学部予備校は高額なため、経済的な負担を軽減する方法を検討しましょう。以下にいくつかの手段を紹介します。
1. 特待生制度
予備校では特待生制度を設けている場合があり、成績に応じて授業料が免除されるケースもあります。特待生制度を利用するには、事前のテストや過去の成績が考慮されるため、各予備校の制度内容を確認し、積極的にチャレンジすることをおすすめします。ただ特待生になれれば苦労しないわと言うところが現実ですのであまり意味がないかもしれません。
2. 奨学金制度
日本学生支援機構などが提供する奨学金は、浪人生でも利用が可能です。奨学金には給付型と貸与型がありますが、医学部浪人生活には給付型の奨学金が特に助けになるでしょう。また奨学金には「予約申し込み制度」があり、現役時に申し込みをしておけば、浪人しても継続利用が可能です。ただし、3浪以降には利用できないため、注意が必要です。
3. 教育ローン
教育ローンも選択肢の一つです。政府系の教育ローンは金利が低く設定されており、親の負担軽減を考える家庭も少なくありません。学費以外にも生活費や寮費をカバーできることが特徴です。
4. 予備校選びの工夫
総合予備校と医学部専門予備校では学費に大きな違いがあります。総合予備校であれば、医学部専用のプログラムがあるところも多く、費用を抑えつつ医学部合格に向けた勉強が可能です。さらに、オンライン予備校も最近増えており、対面に比べて比較的費用が抑えられる点がメリットです。
浪人を繰り返す場合の費用
浪人が長引くほど、当然ながら経済的な負担は増していきます。同じ予備校に通う場合、2年目以降は入学金が免除される場合もありますが、それでも授業料や寮費、生活費はかかります。浪人生活が長期化すると費用がかさむため、効率的に勉強し、最短で合格するための計画を立てることが大切です。
例えば、集団授業の予備校であれば年間100万円~300万円、個別指導や少人数制予備校では年間300万円~500万円と、サポート内容によっても費用は異なります。オンライン予備校はやや安価ですが、やはり内容次第では100万円~400万円ほどかかることもあります。
浪人にかかる費用のまとめ
浪人にかかる費用は、個々の選択や状況によって異なりますが、年間200万~600万円が相場です。特に医学部専門の予備校は高額な傾向にあり、費用を抑えるための工夫が欠かせません。事前にしっかりとした費用計画を立て、親子で経済的な負担について話し合うことが重要です。
最後に
医学部浪人には多額の費用がかかりますが、事前に計画的に準備をし、さまざまな制度を活用することで負担を減らすことが可能です。何よりも早期に合格を目指し、無駄な浪人期間を減らすための努力が、最終的には大きな節約につながります。