2024.11.07

金沢医科大学に行くことは恥ずかしい?低ランク高額費大学?

金沢医科大学:北陸の医療を支える、特徴的な私立医科大学

金沢医科大学は、石川県河北郡内灘町に位置する私立大学です。1972年の設立以来、北陸地方の医療を担う医師の育成に力を入れており、特に能登半島や富山県氷見市周辺の医療機関に多くの卒業生を輩出しています。

金沢医科大学に行くことが恥ずかしいか

まず金沢医科大学に行くことが恥ずかしいかという話についてですが全くそんなことはありません。大体人の大学をランク付けして外野から批評しているほうが恥ずかしい人間です。金沢医科大学に合格したら自信をもって進学しましょう。

金沢医科大学医学部の学費は高い

金沢医科大学医学部の6年間の学費総額は3,950万円で29位、医学部全体で3番目の高さを誇ります。
経営難に陥り学費を爆上げした東京女子医の影響で順位は一つ上がりましたがそれでも高いことには変わりありません。
このため金沢医科に受かっても進学せずもう一浪するという家庭も多くなっています。

金沢医科大学の特徴的な教育システムと環境

  • 金沢大学との深い繋がり: 創立以来、金沢大学医学部の影響を強く受けており、多くの教員が金沢大学出身者です。そのため、金沢大学医学部の教育システムや研究環境を継承しつつ、独自の教育プログラムも展開しています。50年ほどのの歴史を持つ比較的新設校であることから近隣で力のある金沢大学からの人材流入が多くなっています。
  • 少人数制教育: 学生数は約1000名と小規模であり、教員との距離が近く、きめ細やかな指導を受けることができます。臨床実習においても、学生一人ひとりに目が行き届くような教育が行われています。
  • 最新の医療に触れる機会: 臨床の先生や講師を招いて講義が行われるため、最新の医療に関する知識や技術を学ぶことができます。また、シミュレーション機器やCSC(臨床技能センター)など、充実した教育施設を利用することができます。
  • 女性医師の育成: 女性入学者の割合が非常に高く、全私立医学部の中でもトップクラスです。女性医師の活躍を支援する取り組みも積極的に行われています。
  • 地域医療への貢献: 北陸地方の医療機関と連携し、地域医療に貢献できる医師の育成を目指しています。卒業生は、地域医療の現場で活躍しており、地域住民の健康を守っています。

入試制度の特色

  • 一般入試: 一般入試は、他の大学に先駆けて実施され、倍率が高いことで知られています。2022年度からは、1次試験が複数日受験可能となり、受験生にとってより有利な制度となりました。
  • 推薦入試: 入学者全体の約25%が推薦入試で入学しており、多様なバックグラウンドを持つ学生が入学しています。
  • 後期逆転: 後期試験は、英語と数学のみの出題で、他の私立医学部とは異なる特徴を持っています。浪人生にとっては、逆転合格のチャンスとなるかもしれません。また現役生は英語と数学のみで試験範囲が狭いためこちらも一発逆転を狙える大チャンスです。現役生は理科や数Ⅲまで完成しきっていないことが多いため大きなチャンスと言えるでしょう。
  • 卒業生子女枠、同窓生子女枠:2020年度入試からAO入試を27人から20人に減らし、7人を卒業生子女入学試験の枠としました。2018年度入試で、明示せずに推薦書評価の際に同窓生の子女に加点したことが不適切とされたためです。であれば公にしてやってしまおうというわけですね。現在卒業生枠がある医学部は金沢医科を含め6校。一種のコネ入試として不満を生む一要素となっています。親がここの卒業生ならばこの入試を活用するのもありでしょう。確かに不公平感はありますがないものはないとして切り替えて一般受験しましょう。

キャンパス環境

  • 自然豊かな立地: 日本海と河北潟に挟まれた砂丘上に立地しており、自然豊かな環境の中で学ぶことができます。一方で雪深く海が近いため風が強い土地となっています。周辺エリアもあまり栄えていないことに加えバスとローカル鉄道を乗り継いで金沢に行かないと遊ぶ場所がないため
  • 交通の便: 金沢駅からは車で約20分と、比較的アクセスが良い立地です。しかし、公共交通機関の便はあまり良くないため、自家用車での通学が一般的です。しかし雪が多いことと寒さにより路面凍結が多発します。そのため冬季の車や自転車での通学はあまりお勧めできません。また二キロ圏内に住んでいる学生は車通学が認められていません。

その他

  • 学費: 学費は全国でも上位に高いですが、その分、充実した教育を受けることができます。
  • 難易度: 難易度は中位からやや上位とされており、医学部受験を目指す受験生にとっては、挑戦価値のある大学です。
  • 学生生活: 学生生活は、勉学だけでなく、サークル活動やボランティア活動など、さまざまな活動を楽しむことができます。

まとめ

金沢医科大学は、北陸地方の医療を支える重要な役割を担う私立医科大学です。少人数制教育や最新の医療に触れる機会など、魅力的な点が数多くあります。医学部受験を目指す方は、ぜひ一度、金沢医科大学について調べてみてください。

大学の詳細な情報については、金沢医科大学のホームページをご確認ください。

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