2024.11.22

【医学部受験】共通テストで何割取ればいい?9割得点は必要なのか?

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【医学部受験】共通テストで9割の得点率は必要なのか?

医学部受験において共通テストで9割以上の得点率が必要かどうかは、多くの受験生にとって重要なテーマです。本記事では、これまでの国公立大学医学部の前期試験結果や学習方法を基に、共通テストの得点率が合否に与える影響を詳しく解説します。


医学部受験における共通テストは失敗できない?

90%以上の得点率=ミスはNG

共通テストは、国公立大学医学部に出願するための前提条件であり、多くの大学で合否判定の基準となります。特に難関大学では90%以上の得点率が求められるケースが多く、失敗すれば二次試験で挽回するのは極めて難しいと言えます。

医学部受験者全体の平均得点率は約8割程度

2023年度の結果を見ると、医学部受験者全体の平均得点率は約8割程度であり、9割を超える得点を取る受験生は減少傾向にあります。そのため、得点率が突出して高い少数の受験生よりも、全体としての成績が横並びになりやすい状況が伺えます。この変化は、多くの大学における合格最低点にも影響を及ぼしています。7割程度でも合格可能性はありますが正直医学部においてはかなり狭き門となります。


国公立大学医学部の受験科目と共通テストの配点

国公立大学医学部では、ほぼ全ての大学で5教科7科目を課されます。その中でも、共通テストの配点比率は大学によって異なり、全体の試験結果に与える影響も変わります。

  • 共通テスト重視型
    共通テストの配点が高い大学では、一次試験で高得点を取らないと合格は難しいです。したがって、日頃の学習から共通テスト対策を重視し、苦手科目を早めに克服する必要があります。地方大に多く見られ自大で難問を作る力がない大学が多く分布します。(難問を出しても誰も解けずに差がつかなくなってしまうことも)なので地方医学部に行きたい場合は共通テストがカギを握ることになるでしょう。
  • 二次試験重視型
    一方で、共通テストの配点が相対的に低い大学では、二次試験の得点力が重要です。旧帝大医学部など自大学の問題に自信がある大学は共通テストは足切り程度に見て二次でふるいに掛けます。つまり足切りラインを超えなければ二次試験に進むことはできます。足切りラインは大学によって異なりますが、多くの医学部では85%程度の得点率が必要とされています。共通テストで失敗した人はこういった条件の大学を探しますがうまく探さないと二次の問題が難しい大学しか残らず合格が遠のきます。

推薦入試や地域枠入試を受験する場合も、共通テストでの高得点が前提条件となります。これらの入試形式では、共通テストの得点が大学独自のテストや面接の受験資格に直結するため、特に注意が必要です。


共通テストで9割を目指す学習方法は?

共通テストで高得点を取るには、計画的な学習が欠かせません。以下では、得点率9割を目指すための具体的な戦略を解説します。

1. 学習計画を立て、実行する

共通テストで高得点を取るための最初のステップは、学習プランニングを確実に行うことです。これには以下の要素が含まれます:

  1. 現在地の把握:模試や過去問を通じて、自分の得点率や苦手分野を明確にする。
  2. 具体的な計画の策定:合格までのロードマップを作成し、目標得点率を科目ごとに設定する。
  3. 計画の実行:日々の学習を継続し、計画に基づいて弱点を克服する。

モチベーションの維持も重要です。長期間にわたる受験勉強を乗り切るためには、日々の進捗を確認し、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。

2. 過去問を早期から活用する

過去問は、共通テストの出題傾向を把握し、得点率を上げるための必須教材です。多くの受験生は実力がついてから取り組みますが、高得点を狙う場合には早い段階からの活用が効果的です。

過去問を繰り返し解く中で苦手分野を洗い出し、重点的に対策を行いましょう。また、過去問を解き終わった後は、自分の回答を分析し、なぜ間違えたのかを明確にすることが重要です。

3. 新課程情報Ⅰへの対策はどうする

2025年度から「情報Ⅰ」が共通テストの科目として加わります。特に国公立大学ではほとんどの医学部が必須教科としており、この新たな試験に対する準備も必要です。

情報Ⅰでは、データ分析や問題解決能力が問われるため、単なる暗記ではなく実践的な学習が求められます。模擬試験や参考書を活用して、出題形式に慣れることが重要です。

対策さえできればそこまでの難問ではないので怯える必要はありません。


私立大学医学部の共通テスト利用方式

私立大学医学部でも、共通テスト利用方式を採用する大学が増えています。この方式では、共通テストの得点が合否に直接影響を与えるため、早期の対策が必要です。

ただし、私立大学医学部を第一志望とする場合、共通テストで課される国語や社会の対策も必要になることがあります。これらの科目は学習の効果が出るまでに時間がかかるため、早めに取り組むことが得策です。

共通テスト利用方式はほぼ受からない現実

共通テスト利用方式は医学部では9割近い得点を求められます。これでは滑り止めにすらなりません。

国公立医学部を受けない人は共通テストを受ける必要ははっきり言ってありません。無茶しないようにしましょう。

共通テスト対策をいつ始めるべきか

共通テスト対策を本格的に始める時期は、受験生の状況によって異なります。しかし、一般的には遅くとも11月までに対策を始めることが推奨されます。この時期には、模擬試験を受けて自分の現状を把握し、苦手分野を集中的に克服することが大切です。


まとめ

医学部受験で共通テストの得点率が9割近い得点率になることでようやく国公立医学部合格に向けて勝負できる状態になります。国公立医学部を受験する人は11月末には共通テスト対策も並行して始めましょう。

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