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医学部受験生の冬休みの過ごし方~年末年始を最大限活用するために~
医学部を目指す受験生にとって、年末年始の冬休みは貴重な学習期間です。この時期をどう過ごすかが、合否を分ける大きな要因となります。ただし、やみくもに勉強するだけでは成果を上げることは難しいでしょう。この記事では、年末年始を最大限に活用するための具体的な学習法や心得について解説します。
基礎を固めたうえで過去問に取り組む
医学部受験の勉強では、単元を絞って対策を進めることが重要です。特に受験する大学の過去問対策は必須ですが、医学部の過去問は記述や応用問題が多く、難易度が高いのが特徴です。基礎力がなければ解けない問題が多いため、冬までに基礎を完成させることを大前提としましょう。
また、過去問をやみくもに解いても、効果的な学習にはなりません。苦手な科目ではなく、苦手な単元に絞って勉強することが大切です。さらに、受験する大学ごとに頻出する単元が異なるため、それに合わせた効率的な学習を心がけてください。
特に重要なのは、苦手な単元を無理に得意領域に変える必要はないという点です。最低限の点数を取れるようにし、苦手科目が足を引っ張らないようにしましょう。医学部の受験では穴を作らないことが必要になります。本番まで2ヶ月あるこの時期だからこそ、得点源になる科目をさらに伸ばすことが得策です。
「わかったつもり」を排除し深い理解を
受験勉強を一人で進めていると、「わかったつもり」で終わらせてしまうことがあります。しかし、本質的な理解が伴わなければ、異なる形式の問題に対応できません。本質的な理解とは、問題の解き方を他人に説明できるレベルの理解を指します。
冬休みのこの時期にこそ、自分の得意分野や苦手分野をもう一度見直しましょう。「わかったつもり」を防ぐためには、独学だけでなく予備校の講師からのアドバイスを受けたり、模試の解説を活用したりすることが効果的です。医系専門の予備校やマンツーマン指導を受けられる環境がある場合、細かなサポートを活用することをおすすめします。
年末年始は学習リズムを崩さないことが重要
冬休みは学校の授業がなく、ほとんどの受験生が1日の大部分を勉強に充てられる貴重な期間です。しかし、年末年始にはテレビの特番や親戚の集まりなど、誘惑が多い時期でもあります。
共通テストまで残り2週間というこのタイミングで気を抜いてしまうことは致命的です。今までの学習リズムを大晦日やお正月で崩してしまうのは非常にもったいないことです。息抜きは必要ですが、気持ちは切らさないように工夫しましょう。
たとえば周囲からの干渉を減らせます。また、勉強する場所を選ぶ際には、スマホやテレビの誘惑がない環境を整えることもポイントです。学校の自習室が閉まっている場合、近所の図書館やカフェを利用するのも一案ですが、自宅で勉強する際は誘惑を排除する工夫が必要です。
学習時間の確保と計画的な出願準備
受験直前の冬休みでは、1日8〜10時間の学習時間を目標にしてください。特に医学部を目指す場合は、スキマ時間も有効活用しましょう。年末年始はこれまでの学習内容を総復習し、実践的な演習を行う絶好の機会です。
一方で、この時期は出願準備にも時間を取られることを忘れないでください。受験する大学の学力基準だけでなく、試験日程も考慮してスケジュールを組む必要があります。複数の私立大学を受験する場合、戦略的に日程を調整することが重要です。また、遠方の大学を受験する際には宿泊施設の予約も早めに行いましょう。
体調管理を徹底し、ベストな状態で試験に臨む
どれだけ勉強を頑張っても、試験当日に体調を崩してしまえば元も子もありません。体調管理は自己責任で徹底する必要があります。インフルエンザの予防接種や日々の手洗い・うがいなど、予防策は惜しまず行いましょう。
また、感染リスクを考慮し、無理にセンター試験を受けない選択肢も視野に入れてください。試験直前に無理をして体調を崩すリスクは避けるべきです。
ホテルでの過ごし方にも注意を
遠方の大学を受験する際には、宿泊先での過ごし方にも工夫が必要です。たとえば、ホテルで加湿器をレンタルすることで、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症予防につなげることができます。安いビジネスホテルでなければ大体は無料で貸し出ししてくれます。また、普段のルーティンを崩さないよう、ホテルでもできるだけリラックスして過ごすことを心がけましょう。
年末年始を「受験モード」で乗り切ろう
冬休みの年末年始は、医学部受験生にとって重要な「最後のまとまった学習期間」です。誘惑の多いこの時期に気持ちを緩めず、計画的に勉強を進めましょう。基礎をしっかり固め、過去問で応用力を高めることが合格への近道です。
この冬休みを有意義に過ごし、受験本番でベストなパフォーマンスを発揮してください。最後まで諦めずに努力を続ける姿勢が、あなたの未来を切り開きます。