2025.01.08

国際医療福祉大学医学部の志望理由書作成のポイント

国際医療福祉大学医学部の志望理由書作成ガイド

国際医療福祉大学医学部を受験する際には、志望理由書の提出が求められます。この志望理由書は、大学側が受験生の志望動機や将来の目標を深く理解するための重要な書類であり、26行以内で約800字程度にまとめる形式です。実際にHPに公開されています

国際医療福祉大学 志 願 理 由 書

本記事では、説得力のある志望理由書を書くためのポイントを詳しく解説します。


志望理由書の意義と大学側の期待

志望理由書は、「なぜこの大学で6年間学びたいのか」を自分の言葉で伝える必要があります。大学のパンフレットやホームページの内容をそのまま記載するのではなく、自分自身の体験や価値観を反映させたオリジナルな内容が求められます。国際医療福祉大学は、受験生の学ぶ意欲や医師としての適性を見極めるために、志望理由書を非常に重視しています。また、二次試験の面接で志望理由書の内容が詳しく問われることがあるため、一貫性のある論理的な記述が重要です。

形式的な言葉を並べるのではなく、具体的なエピソードや将来のビジョンを交えて、自分自身の志望動機をわかりやすく表現しましょう。


志望理由書作成の基本ステップ

1. 国際医療福祉大学の特徴を深く理解する

国際医療福祉大学医学部の特徴を理解することは、説得力のある志望理由書を書く第一歩です。大学の教育理念や特長的なプログラムについて知ることで、自分の目標や価値観とのつながりを具体的に示すことができます。

  • 国際性
    国際医療福祉大学では、学生の7人に1人が外国籍という多文化的な環境が整っています。また、英語を使った医学教育や海外実習の機会が豊富に用意されています。こうした国際的なプログラムは、世界で活躍できる医師を目指す学生にとって魅力的です。授業も英語で行われるなど他にはない特性を持っています。
  • 実践重視の教育
    国内最多の臨床実習時間を確保している点も、この大学ならではの特徴です。実践的なスキルを身につけるための環境が整っており、国家試験の合格率も非常に高い水準を維持しています(2023年の合格率は99%)。
  • 人格の涵養
    「医師としての人格形成」に力を注いでいる点も、国際医療福祉大学の大きな魅力です。大学の教授陣も教育への熱意を強調しており、学術的な知識だけでなく人間性を磨ける環境が整っています。

2. 自分の将来像を明確にする

志望理由書の中心となるのは、「将来どのような医師になりたいか」というビジョンです。地域医療、国際医療、あるいは特定の専門分野に関心がある場合、それを具体的に記述しましょう。その上で、国際医療福祉大学での学びがその実現にどう役立つかを論理的に説明することが求められます。

3. 具体的な経験やエピソードを活かす

志望理由書には、自分の経験や背景を反映させることが重要です。

  • 学業の取り組み:例えば、高校時代に取り組んだ研究活動や課題解決プロジェクトを通じて得た「探究心」や「忍耐力」。
  • 部活動やボランティア:リーダーシップや協調性を発揮した経験、あるいは医療や福祉に関連する活動を通じて得た学び。ただしなければないでかまいません嘘を書くことはやめましょう。
  • 国際的な経験:英語の習得や海外との交流を通じて得た視点が、大学の教育理念にどのように結びつくか。

4. 大学での学びと将来の目標を結びつける

自分の将来像を明確にした上で、国際医療福祉大学での学びがどのようにそれを支えるのかを具体的に述べることが大切です。例えば、「国際的な医療現場で働き、多文化共生社会に貢献するためには、英語を使った医学教育や海外実習が必須であり、国際医療福祉大学での学びがその基盤となる」といった具体的な説明を加えると良いでしょう。


志望理由書の構成例

以下は、志望理由書の一例です。この構成を参考に、あなた自身の言葉で内容を練り直してください。


【序論】

私が医師を目指すきっかけは、幼少期に家族が医療に救われた経験にあります。その際、患者の苦しみに寄り添いながら適切な治療を施す医師の姿に深い感銘を受け、自分もそのような医師になりたいと強く思うようになりました。

【本論1:国際医療福祉大学の魅力】

国際医療福祉大学の特色ある教育内容に強く惹かれています。特に、学生の7人に1人が外国籍である国際的な環境や、国内最多の臨床実習時間を確保した実践的な教育は、私が医師としての実力を養う上で理想的な環境だと感じています。また、海外実習や英語による授業が用意されている点は、将来国際的な医療現場で働くことを目指す私にとって非常に魅力的です。

【本論2:将来像と大学での学び】

私は将来、国際的な医療現場で働き、患者一人ひとりの背景や文化を理解しながら医療を提供できる医師を目指しています。そのためには、多文化的な環境での学びや英語による専門知識の習得が不可欠です。国際医療福祉大学での教育プログラムは、私が目指す理想の医師像を実現するために必要な力を磨ける場だと確信しています。

【結論】

国際医療福祉大学での6年間を通じて、医学的知識や技術を深めるだけでなく、人格や国際的な視野を兼ね備えた医師になりたいと考えています。貴学の教育理念と環境の中で、自分の夢を実現するための第一歩を踏み出したいと思います。


活動記録の活用

志望理由書に加えて、活動記録も重要な要素です。「主体性」「協働性」「多様性」を基軸に、自分の経験を整理するとわかりやすくなります。


まとめ

国際医療福祉大学医学部の志望理由書は、自分の将来像と大学の特徴を結びつけたオリジナリティある内容が求められます。具体的なエピソードを交えながら、論理的かつ一貫性のある文章を作成しましょう。このプロセスを通じて、志望理由書が単なる出願書類ではなく、自分自身の想いを伝える力強いツールとなるはずです。

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