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獨協医科大学医学部の面接対策ガイド
1. はじめに
獨協医科大学医学部の面接は、受験生の適性や医療に対する意識を多角的に評価する試験となっています。面接は個人面接が基本となり、一般入試と地域枠入試で異なる方式が採用されています。ここでは、獨協医科大学の面接形式や特徴、対策について詳しく解説します。
2. 面接の基本情報
面接時間:10〜15分程度
面接形式:個人面接(受験生1人に対し面接官3人)
面接の進行:
- 面接官3名がそれぞれ異なる視点から質問を行う
- 厳しい質問もされるが、威圧的な雰囲気はなく穏やかに進行
- 面接前に「面接票(自己申告カード)」を記入し、そこから質問されることが多い
3. 面接の流れと特徴
① 面接票(自己申告カード)の記入
面接当日、受験生は面接票を20分間で記入します。この面接票には以下の内容を記載する必要があります。
- 自己PR
- 資格・表彰歴
- 得意・不得意な科目
- スポーツ・趣味
- 健康状態
- 20年後の自分の姿
「20年後の自分」についての記述が求められることがあります。将来の医師像について事前に考えをまとめておくことが重要です。漠然と医師になりたいではなく論理的に医師になってどうしたいのかを語れるようになりましょう。また、面接票の内容によっては健康診断を求められることがあります。
② 一般入試と地域枠入試の違い
獨協医科大学では、一般入試と地域枠入試で面接形式が異なります。
- 一般入試:
- 面接官3人との個人面接(10分程度)
- 志望動機や地域医療への関心について問われる
- 地域枠入試:
- 以前は面接官3人との15分間の個人面接だったが、現在は変更
- 現在は複数の課題に対する1対1の面接形式へ移行
- 1課題につき約5分の面接を、面接室をローテーションして実施
- 判断力や表現力、思考力を評価される
③ 医療に関する知識が問われる
獨協医科大学の面接では、医療制度や医療関連の時事問題が出題されることが多く、医療への関心が試されます。
- 過去にはALSなどの病気に関する質問が出題された
- 医療ニュースや小論文対策として、医療制度や時事問題についての知識を深めておくことが望ましい
4. 面接対策のポイント
① 大学の特徴を理解し、志望理由を明確にする 獨協医科大学は、栃木県(北関東)の地域医療の中核を担う大学です。そのため、
- 「地域医療にどう貢献できるか」
- 「獨協医科大学で学ぶ意義」 といった質問に対して具体的な回答を準備しておきましょう。
② 自分の考えを明確に表現する 面接では、自己申告カードの内容に沿った質問がされるため、
- 志望動機や医師としての将来像を整理する
- 自分の考えを論理的に伝えられるよう練習する
③ 時事問題や医療知識を身につける 医療に関するニュースや制度に関する質問がされるため、日頃から情報収集を怠らないことが大切です。
- 医療ニュースを日々チェックし、重要な話題を整理する
- 医療に関する本を読んでおくと、小論文にも役立つ
④ さまざまな質問に柔軟に対応する 面接では、意表を突く質問も出されることがあります。
- 「どのような医師になりたいか?」
- 「高校時代の部活動で得られたものは?」
- 「最近気になったニュースは?」
特に「浪人した原因と浪人生活の過ごし方」についても問われることがあるため、浪人経験がある受験生は前向きな回答を準備しておきましょう。
5. 面接の雰囲気と心構え
① 面接官の人数に圧倒されない 面接官は3人ですが、それぞれ異なる視点から質問を投げかけてきます。リラックスしつつ、冷静に対応することが重要です。
② 自信を持って答える
- 面接官は受験生の医療への関心と適性を見ています。
- 多少答えに詰まっても、自分の考えをしっかり伝えれば問題ありません。
③ 落ち着いた態度で臨む
- 医師に求められる冷静な判断力を示すためにも、緊張しすぎず対応することが大切です。
6. まとめ
獨協医科大学医学部の面接は、受験生の医療に対する意識や適性を多角的に評価する内容となっています。特に、
- 地域医療への理解と貢献意識の強調
- 医療に関する知識や時事問題の理解
- 自己申告カードをもとにした具体的な受け答え
これらの対策をしっかりと行い、面接に臨みましょう。事前準備を万全にし、自信を持って面接に臨めば、良い結果につながるはずです。