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医学部志望なら一度は憧れる「慶應義塾大学医学部」のすべて
日本の私立大学の中でも、医学部として圧倒的な存在感を放っているのが「慶應義塾大学医学部」。その歴史、教育方針、入試の厳しさ、そして学生生活までを掘り下げて紹介していきます。
歴史の重みが違う、慶應医学部のはじまり
慶應義塾大学のルーツは、1858年に福澤諭吉が開いた蘭学塾にあります。その後1920年には日本で初めての私立旧制大学の一つとして正式に発足しました。医学部の歴史も古く、1873年に創設された「慶應義塾医学所」を前身として、大学設立とともに日本の私学で初めて医学部が誕生しています。
初代医学部長には、あの北里柴三郎が就任。彼の提唱した「基礎と臨床が融合した医療」を実現するという理念は、今も医学部の根幹として息づいています。
高い壁を乗り越えろ!医学部合格の難関っぷり
慶應の医学部は、私立の中でもトップレベルの難易度を誇ります。一般入試の定員はたったの66名。これに加えて、地域枠が1名、残りは内部進学者となっています。
実はこの内部進学すら「狭き門」。例えば、慶應義塾高校からの進学者は770人中わずか22人。これは上位3%に入らなければならないという非常に厳しい条件で、しかも成績対象は美術や保健体育なども含まれるため、バランスの取れた学力が求められます。
では一般入試組はどんな受験生たちがいるのでしょうか?桜蔭、開成、筑駒、聖光、灘など、いずれも中高一貫の名門校出身者がずらり。多くが中学受験から熾烈な戦いを乗り越えてきたエリートたちです。
入試の出題傾向と対策のコツ
試験科目は英語(150点)、数学(150点)、理科2科目(計200点)の計500点。いずれも記述問題が中心で、マーク式は使われません。出題傾向に一定のパターンが見られにくく、柔軟な思考力と深い理解が求められる構成です。
特に英語や数学のレベルは非常に高く、東大理Ⅲとの併願者も多いため、単なる知識だけでなく「なぜそうなるか」を説明できる論理性が必要。過去問を解き込み、医学部特有の出題に対応できる地力を養うのが鍵です。
カリキュラムと教育方針:「人間力」を育てる6年間
慶應医学部では、医師としての知識だけでなく、人間性を重視した教育が行われています。その中心となるのが「メディカル・プロフェッショナリズム」という6年一貫の教育プログラム。
1〜3年次では医療制度、生命倫理、研究手法といった基礎を学びます。4〜5年次は、より実践的な内容へ移行し、医師としてのふるまいや対応力を鍛えます。最終学年の6年次には、少人数のグループでディスカッションを重ね、現場に即した判断力を培っていきます。
この一貫した教育システムにより、慶應の医学生は“考える医師”として現場に立つことが期待されているのです。
研究室・ゼミ活動:マンツーマンで最先端研究
3年次には各研究室に配属される「自主学習」がスタートします。ここでは基礎医学・臨床医学のどちらかを選び、興味のあるテーマで研究活動を行います。
慶應の強みは、研究指導がマンツーマンで行われる点。指導教員との密なやりとりの中で、研究の基礎から論文執筆までを学べる貴重な機会です。
キャンパスライフと設備:学ぶにも暮らすにも最高の環境
医学部のキャンパスは、JR信濃町駅から徒歩1分。都内屈指の好立地で、新宿・六本木などへのアクセスも抜群です。
敷地内には附属病院、スターバックス、コンビニ、ATMなど生活インフラが整っており、日々の学びに集中できる環境が整っています。図書館にはグループ学習室やWi-Fi付きPCブースも完備。
また臨床研究推進センターも併設されており、実際の治験や臨床試験を支援する体制も整っています。
充実の部活動と学生生活
慶應医学部には体育会系24団体、文化系24団体が存在し、9割以上の学生がいずれかに所属しています。東医体(東日本医科学生総合体育大会)を目指して熱心に活動するクラブも多く、医学の世界にいながら豊かな学生生活を送ることができます。
一方で、文化系の活動として海外の医療支援や医療系ボランティアを行う団体もあり、視野を世界に広げるチャンスも。
少人数制の授業が多いため、同級生とのつながりも非常に濃く、学内カップルが誕生することも珍しくありません。
進路と卒業後:医師国家試験合格率は96%超え
慶應医学部の進級は比較的スムーズで、多くの学生が6年間で卒業しています。医師国家試験の合格率は96%を超えており、全国的にも高水準です。
卒業後は附属病院や関連病院での臨床研修に進む人が大半ですが、一部は大学院へ進学し、研究医の道を志す人もいます。卒業後のサポート体制も充実しており、「三四会」という医学部同窓会のネットワークは、就職・転職において大きな力を発揮します。
まとめ:なぜ慶應医学部が選ばれるのか?
慶應義塾大学医学部は、ただ「頭が良いだけ」では突破できない場所です。歴史と伝統に裏打ちされた教育、実践的なカリキュラム、恵まれた学習環境、そして強固な人的ネットワーク。そのすべてが揃っているからこそ、毎年多くの受験生がこの場所を目指します。
難関を突破して得られるのは、医学の知識や技術だけではなく、一生の仲間と、医療人としての哲学。だからこそ、慶應医学部は医師の“原点”として、これからも多くの志を受け入れ続けていくのでしょう。
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