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医学部受験の勉強は量も質も求められるうえ、科目数も多いため、どうしても長時間の詰め込み学習になりがちです。しかし、脳が疲労したままでは、どれだけ問題演習をこなしても点数には結びつきません。特に医学部二次試験では短い制限時間で理科・数学の難問に取り組む必要があるため、「疲れにくい勉強法」「効率を上げるリフレッシュ術」を身につけることが合否を分けることもあるのです。
以下では、医学部受験生に特化して「なぜ疲れるのか」「どんな症状が出るか」「どう対策すればいいか」を具体的に解説します。
1.医学部受験で多い「勉強疲れ」の原因
- 長時間の座りっぱなしと重い参考書
物理や化学、生物の図表・公式集は分厚く重いものも多いですよね。ずっと同じ姿勢で膨大な資料を読み込んでいると、血流が滞り、肩や腰のコリ、目の疲れを引き起こします。 - 高ストレス環境
医学部は倍率が高く、一点差で合否が分かれることも珍しくありません。特に二次試験は詰め込み型・応用問題が多く、わからない問題に直面したときの焦燥感や、模試の偏差値が伸び悩む焦りが精神的負担になります。 - 脳のエネルギー枯渇
脳は体重の約2%しかないのに、全体の約20%のエネルギーを消費するといわれます。医学部特有の計算量や用語暗記で膨大なリソースが必要になり、長時間の学習でエネルギーが不足すると、パフォーマンス低下は避けられません。
2.脳疲労がもたらす4大症状
- 「ぼーっと」して公式が頭に入らない
たとえば微積分や化学反応式を理解しようとしても、頭が霞んで解答プロセスが追えない状態に。過去問演習の効果も激減します。 - 集中力が続かず、スマホやSNSに逃避
「ここは解けるはず」と思って取り組んでも、気づくとスマホやTwitterを見ている……という経験、ありませんか? 脳疲労が招く典型的な“注意力散漫モード”です。 - イライラして参考書が手につかない
周囲の鉛筆の音や塾の自習室のざわめきが以前より気になる、というのはストレス耐性が落ちている証拠。精神的余裕も失われます。 - 無気力・やる気消失
高難度の問題演習をしようとしても、「もういいや……」と途中で諦めてしまう。これも脳が「これ以上は動かさないで」と強制シャットダウンをかけているサインです。
3.医学部受験生向け!疲れにくい「短期集中×休憩」
ポモドーロ・テクニック + 変化学習
- 25分集中→5分休憩 を基本にし(理科演習→数学→英語でローテーション)、60分ごとにやや長めの10分休憩を挟む
- 同じ科目を続けず、「暗記→計算→記述」 と交互に切り替えれば脳の別領域を刺激でき、疲労がたまりにくくなります
模擬試験の休憩も計画的に
- 入試本番同様、科目間の休憩 をタイマー設定して練習。集中モードから通常モードにスムーズに切り替える訓練が、本番のミス防止に役立ちます。
4.即効リフレッシュ術
- 15分の仮眠
特に生物や化学の暗記で脳が飽和したら、短時間の仮眠がおすすめ。15~20分でOK。起床後は軽いストレッチを。 - 歩行瞑想(歩行禅)
塾帰りや校舎周辺を歩きながら、足裏の感覚と呼吸に意識を集中。1周5分程度でも脳波のα波が増え、リラックス効果があります。 - 簡単ストレッチ or 肩甲骨はがし
参考書と向き合う前に、肩を回す・胸を開くなど、肩甲骨周りをほぐして血流改善。目の疲れも併せて回復しやすくなります。 - 糖質補給
バナナやチョコレートで軽く血糖値を上げて脳を瞬時に回復。ゼリー飲料でも可。ただしカフェインや大量の糖分は逆効果に注意。
5.「飽きる」は脳からの重要サイン
医学部試験レベルの難問を解き続けると、脳はある領域を酷使しすぎた結果、「飽きる」という信号を送ってきます。これは第1段階のSOS。放置すると次に「眠気」→「パフォーマンス大幅低下」と進行します。
- 第1段階:「飽きる」 → 異なる脳領域を刺激する勉強モードへ即切替え
- 第2段階:「強制終了(眠気)」 → 短い仮眠や休憩で回復
- 第3段階:「集中不能」 → 深刻な脳疲労。無理は禁物
医学部受験は解けるときに効率的に演習し、疲れたら必ず立ち止まってリセットする。このメリハリこそ、最後まで駆け抜ける体力と精神力を支えます。
6.まとめ:脳疲労を味方にする
- 疲れの原因(身体・精神・脳)を正しく理解
- 短期集中+科目ローテ で集中力を長持ち
- 仮眠/歩行瞑想/ストレッチ/糖質補給 で即リフレッシュ
- 「飽き」をサイン と捉え、勉強モードを自分で切り替える
医学部受験は科目数もボリュームも膨大ですが、正しいペース配分と疲労対策があれば、“長丁場”を有利に戦えます。あなたに合ったリズムを探して、最後まで力を出し切ってください。応援しています!