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旧帝大医学部とは? その魅力と難易度を徹底解説
医師を志す受験生にとって、「旧帝大医学部」という言葉は、一度は耳にするものではないでしょうか。この旧帝大医学部とは、1886年から1939年にかけて日本各地に設立された、最も伝統と格式を誇る医学部群を指します。
現在、旧帝大医学部に該当するのは、以下の7大学です。
- 東京大学
- 京都大学
- 大阪大学
- 北海道大学
- 東北大学
- 名古屋大学
- 九州大学
これらの医学部は、いずれも国が定めた「帝国大学令」に基づいて創設されました。国家主導のもと、日本の近代化と医療発展を担う中枢として設置されたため、設立から100年以上経った今も、その教育・研究水準は国内トップクラスを誇っています。
旧帝大医学部の魅力とは?
歴史と伝統
旧帝大医学部は、単なる大学の医療学部ではありません。日本近代医学の礎を築いてきた歴史ある機関です。多くの著名な医学者やノーベル賞受賞者を輩出し、日本国内外で高い評価を受けています。
研究・教育環境の充実
国からの潤沢な支援を受けているため、最先端の設備や豊富な研究資金が整っています。これにより、基礎医学から臨床医学まで幅広く学び、最新医療技術に触れながら実践的な知識を深めることが可能です。
また、附属病院には全国から珍しい症例が集まり、一般的な大学病院では経験できない多様な臨床経験を積むことができます。
世界に通用するブランド力
「旧帝大出身」という肩書は、医療現場だけでなく、製薬企業や海外の研究機関においても高く評価されます。卒業後のキャリア形成においても、大きなアドバンテージとなるでしょう。
旧帝大医学部の難易度は?
医学部の中でも、旧帝大の難易度は別格です。実際、全国の国公立大学医学部を偏差値で並べた際、旧帝大医学部は常に上位を占めています。
最新の偏差値ランキングをもとに見ていきましょう。
大学 | 偏差値 |
---|---|
東京大学 | 75以上 |
京都大学 | 72.5〜75 |
大阪大学 | 70〜72.5 |
名古屋大学 | 70〜72.5 |
九州大学 | 67.5〜70 |
東北大学 | 67.5〜70 |
北海道大学 | 67.5〜70 |
トップを走る東京大学を筆頭に、どの大学も67.5以上という非常に高い偏差値帯に位置しています。これは、受験生の学力のみならず、長期間にわたる地道な努力と徹底的な学習計画が求められることを意味しています。
また偏差値で見ると
東京医科歯科大(東京科学大) 70-72.5
山梨大 70-72.5
千葉大 67.5-70
神戸大 67.5-70
は旧帝大に割って入る偏差値を出しています。やはり首都圏、関西圏の立地というものが偏差値に大きく寄与していることがわかります。
山梨大学は後期試験しか実施しないという特異性で旧帝大落ちの受験生を集めていることから偏差値が上昇しています。
各旧帝大医学部の特徴と難易度
東京大学医学部
東京大学の医学部(正確には理科三類から進学)は、日本最高峰の医学部として広く知られています。入試難易度は国内で最も高く、共通テストでほぼ満点に近い得点を求められるうえ、二次試験でも高い思考力と応用力を問われます。
特に基礎医学の研究力は世界でもトップクラスで、最先端の研究プロジェクトに関わる機会も豊富にあります。将来的に研究者や高度専門医を目指すなら、理想的な環境です。
京都大学医学部
京都大学医学部は、学生一人ひとりの独自性を重視した教育が特徴です。入試問題には創造力を問う難問が出題される傾向があり、単なる詰め込み型の勉強では突破できません。
また、ウイルス学や免疫学などの分野で先駆的な研究が行われており、グローバルな医療課題にも対応できる力を養うことができます。
大阪大学医学部
大阪大学は「未来型医療」に力を入れており、ロボット手術や再生医療の分野で世界をリードする研究を推進しています。国際標準に合わせたカリキュラム改革も積極的に行われ、グローバル人材の育成にも力を入れています。
偏差値はやや下がるものの、志願者数が非常に多いため、合格難易度は依然として高水準です。
名古屋大学医学部
名古屋大学医学部は、自由度の高いカリキュラムが魅力です。早い段階からリベラルアーツと専門科目の両方を学び、自分の進路を柔軟に設計できる仕組みになっています。
また、後期試験も用意されているため、受験チャンスが広がる点も大きなメリットです。
九州大学医学部
九州大学は、国際医学教育に力を入れており、海外医療現場との連携や英語教育プログラムが充実しています。共通テスト・個別試験のバランスも取れており、堅実な学力の積み上げが重要となります。
地方から多くの受験生が集まるため、入試倍率も高めですが、試験問題自体は比較的オーソドックスで対策しやすいとされています。
東北大学医学部
東北大学は、特に医学研究者育成に強い大学です。低学年から研究マインドを育むプログラムが組まれており、研究医志望者には非常に適した環境が整っています。
受験問題はオーソドックスですが、東北地方一帯から志望者が集中するため、競争は熾烈です。
北海道大学医学部
北海道大学は広大なエリアに医療貢献を果たしてきた歴史を持ち、基礎医学・臨床医学・教養教育をバランスよく学べるプログラムが整っています。比較的対策しやすい入試問題が出題される傾向にありますが、医療人材の育成に対する熱意と使命感が求められる点が特徴です。
旧帝大医学部を目指すなら?
旧帝大医学部に合格するためには、単なる学力だけでなく、強い意志と計画的な学習、そして適切な戦略が不可欠です。共通テストでは高得点が必要なのはもちろん、二次試験では大学ごとの傾向を徹底的に分析し、問題のパターンに合わせた対策が求められます。
また、各大学のカリキュラムや教育方針にも目を向け、自分に最も合った環境を選びましょう。「どこに受かるか」ではなく、「どこで何を学び、どんな医師になりたいか」を意識することが、長い医学人生において大きな意味を持つのです。
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