2025.05.22

医学部合格を目指す受験生のための英語対策ガイド

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医学部合格を目指す受験生のための英語対策ガイド

医学部受験において英語の重要性は言うまでもありません。他の学部と比較しても、英語に求められる水準は格段に高く、対策を怠れば合格は遠のいてしまいます。では、どのように英語を学習すれば、医学部受験においてライバルと差をつけ、確実に合格を勝ち取ることができるのでしょうか。

この記事では、英語の基礎から応用、そして試験本番で通用する実践的な学習方法まで、医学部を目指す受験生のために必要な対策を徹底解説します。


医学部英語の特徴と他学部との違い

医学部の英語対策に特別なアプローチが必要なのかという問いに対しては、「基本は変わらないが、求められるレベルが高い」と言えるでしょう。

実際、英語の試験形式そのものは他学部と似ていますが、難易度の高さ、特に読解のスピードと正確性において大きな差があります。一般学部では500〜600語程度の英文が中心となるのに対し、医学部では800語を超える長文が頻出し、複雑な内容を短時間で処理する力が必要とされます。

また、入試における英語の配点が非常に高く設定されている大学も多く、英語力が合否を左右する最大のポイントになることも珍しくありません。


特殊な英単語の暗記よりも基本の徹底を

「医学部を受験するのだから、医学用語も覚えなければ」と考える受験生は少なくありません。しかし、実際の入試で医療に特化した専門英単語が必要とされる場面はごく限られています。

そのため、優先すべきは汎用性の高い語彙の習得です。基本的な単語帳を一冊徹底的に使い込み、語彙力の基盤を築くことが最も効率的なアプローチと言えるでしょう。英語長文を正確に読み解くには、まず基礎語彙がしっかりと頭に入っていることが前提です。

選ぶ単語帳は、最初に見た時点で全体の30%程度が理解できるレベルが理想です。難しすぎるものを選ぶとモチベーションが下がり、挫折の原因になります。


効率的な文法学習の進め方

長文読解の土台となるのが英文法の知識です。英文法を軽視して読解に進もうとすると、構文の把握が曖昧になり、文章の本質を読み違えてしまう危険性があります。

まずは網羅性のある文法書を一冊選び、それを繰り返し学習することが鉄則です。私立大学では文法問題が選択式で出題されることが多く、細かい文法の知識が得点に直結します。一方、国公立大学では文法を応用した英作文が重視されるため、「使える文法力」が求められます。


読解力と速読力の両立を目指す

医学部入試では、限られた時間の中で膨大な情報量の長文を読み解くことが求められます。そのため、単に英語を読むだけでなく、速く・正確に情報を処理する能力、すなわち「速読力」と「読解力」の両立が必要不可欠です。

最初の段階では「精読(丁寧に読み込む)」を中心に学習を進め、構文や論理展開を正確に捉える力を養いましょう。その後、ある程度文法や語彙に自信がついてきた段階で、「多読」「速読」へとシフトしていくのが理想的です。

実際の医学部入試では、医療に関連した社会問題、国際的な医療制度の比較、科学的な研究報告などが題材として取り上げられることが多く、国語的な論理力も要求されます。背景知識があると有利なので、日頃から新聞やニュースに目を通しておくとよいでしょう。


英作文対策は添削指導が鍵

近年の傾向として、英作文の重要性が増してきています。特に国公立大学の医学部では、自由英作文や和文英訳といった記述式の問題が頻出です。

英作文の学習で意識したいのは、「書いた英文を客観的に評価してもらうこと」。自分では気づかない間違いを正してもらいながら、より自然で正確な表現力を身につけることができます。

また、英文の構成力を鍛えるためには、テンプレートの丸暗記に頼るのではなく、文法や構文を意識した練習を積み重ねていくことが大切です。


国公立と私立で異なる出題傾向

志望校によって英語試験の形式は大きく異なります。国公立大学では、記述式の問題が中心となり、和訳や英作文など、考える力と記述力が問われます。そのため、共通テストのマーク式対策に加えて、記述問題への十分な準備が欠かせません。

一方、私立大学ではマークシート方式が主流ですが、大学によっては医療に関連した英文を扱う問題も出題されるため、実践的な読解力と語彙力が求められます。

特に私立の難関医学部(例:藤田医科大学、東邦大学、東京慈恵会医科大学など)は、英語の難易度が非常に高く、専門知識を要求する問題も散見されます。そのため、過去問の分析を徹底し、各大学の傾向を把握したうえで学習を進めることが不可欠です。


時間配分と戦略的な学習スケジュール

医学部を目指すとなると、英語にだけ集中するわけにはいきません。数学、物理・化学などの理系科目、さらには国語や社会(共通テスト)も対策が必要です。英語の学習ばかりに時間を割きすぎると、他の科目に遅れを取るリスクもあります。

そのため、早い段階で志望校を決め、必要な配点比率や科目の難易度を考慮したうえで、全体の学習スケジュールを組み立てることが重要です。


最後に:合格への鍵は「基本」と「継続」

医学部英語対策において、特別なことをする必要はありません。基本を徹底し、自分のレベルに合った教材を使い、毎日の積み重ねを継続することこそが最大の秘訣です。

周囲が高度な教材や難しい単語帳に手を出しているのを見ると焦りを感じるかもしれませんが、大切なのは「自分の理解度に合った学習を着実に進めること」です。

焦らず、しかし着実に。英語力は一朝一夕で身につくものではありませんが、日々の努力は必ず結果に結びつきます。堅実な学習の積み重ねこそが、医学部合格への最短ルートです。


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