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医学部を目指す受験生にとって、志望校選びは合否を大きく左右する重要なポイントです。中でも私立医学部は、学費や入試日程、偏差値の変動が激しく、事前の情報収集が不可欠です。本記事では、最新の私立医学部偏差値をベースに、2026年度入試に向けた動向や注意点を詳しく解説します。
偏差値とは何か?その意味と使い方
まずは「偏差値」について理解を深めておきましょう。偏差値とは、ある集団内で自分の位置を数値で示す指標です。平均を偏差値50とし、それ以上であれば上位、それ以下であれば下位に位置していることになります。模試やテストで自分の学力を測る際、また志望大学の難易度を比較する際に用いられるのが一般的です。
重要なのは、偏差値は受験した模試の難易度や受験者層によって大きく変動する点です。たとえば、全国模試と難関大学向けのハイレベル模試では、同じ得点でも偏差値がまったく異なることがあります。そのため、偏差値の数値そのものだけで一喜一憂するのではなく、模試の内容や受験者層を考慮して、自分の現在地を正しく把握することが重要です。
私立医学部の入試事情:日程の落とし穴に注意
全国には31校の私立医学部がありますが、その入試日程には注意が必要です。特に1月下旬は多くの大学が一次試験を集中させており、1週間で約10校もの試験が実施されることも珍しくありません。この期間に試験が重複すると、せっかく受けたのに二次試験に行けないという事態になりかねません。
また、移動時間の確保や宿泊場所の手配など、スケジュールの緻密な調整が求められます。出願の際には受験カレンダーを活用し、パズルのように日程を組み合わせていくことが成功への鍵となります。
予備校による偏差値評価の違いにも要注意
私立医学部の偏差値は、各予備校によって評価に差が出ることがあります。2025年度と比較して、河合塾では8校が偏差値アップ、2校がダウン。一方、駿台では上昇3校、下降4校と、評価が割れるケースも多々あります。
特に注目されているのが、東京医科大学の評価です。河合塾では上位グループと位置づけられているのに対し、駿台ではやや下に見られています。このように、予備校ごとの基準が異なるため、複数のデータを比較しながら判断することが大切です。
難関私立医学部:やはり首位は慶應義塾大学
偏差値が最も高いとされるのは、やはり慶應義塾大学医学部。偏差値75.3という数字は、上位0.6%に位置する成績でなければ届かない超難関校です。
その他、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、日本医科大学もトップグループに名を連ねており、いわゆる「私立医大御三家」として高い人気を誇っています。これらの大学は都市部に立地し、臨床重視の教育を行っている点でも評価が高いです。
一方で偏差値が低めの私立医学部とは?
一方で、偏差値が比較的低めとされるのは川崎医科大学、東京女子医科大学、獨協医科大学などです。ただし、これらの大学でも偏差値は65前後であり、全国平均からすれば依然として非常に高い水準にあります。
また、学費との関係にも注目すべきです。偏差値が低い傾向にある私立医学部は、学費が高額な傾向にあります。たとえば東京女子医科大学では過去に大幅な学費引き上げを行ったことで、志願者が減り偏差値も低下しました。
学費と偏差値の意外な相関関係
学費が下がると、志願者数が増え、結果的に偏差値が上昇する傾向があります。これは「私立は高すぎて受けられない」と諦めていた層が挑戦可能になるためです。
実際、過去には以下のような事例がありました:
- 帝京大学:2014年に医学部受験で最高額だった学費を約1,170万円の学費引き下げを実施。翌年には受験者数が大幅増加し、偏差値もアップ。医学部最底辺=帝京というイメージを覆した。
- 順天堂大学:2016年に約890万円の学費削減を行い、受験者が増加。医学部御三家に割って入り今では四天王として認知される
- 東京女子医科大学:逆に学費を1,200万円以上引き上げた結果、志願者が激減。経営者の横領事件なども発生。唯一の女子大医学部として人気があったが現在は低迷。
このように、学費の見直しは偏差値に直結する要素となっています。
藤田医科大学の学費値下げと今後の影響
最近の注目は、藤田医科大学による学費30%減額です。6年間で約2,152万円という私立としては低めの水準になり、多くの受験生の目を引いています。
実際に藤田医科大学は、2022年度以降、志願者数が年々増加しており、今回の学費改定によってその傾向がさらに強まる可能性があります。偏差値も上昇し、従来の中堅レベルから上位校の仲間入りを果たす日も近いでしょう。
関西医科大学の例:学費値下げによる大逆転
学費を引き下げたことで急激に偏差値が上昇した成功例として、関西医科大学があります。2023年度から学費を2,770万円から2,100万円へと大幅に引き下げた結果、志願者数は前年比で1,500人以上増加。
偏差値も急上昇し、関西圏で長らくトップを走ってきた大阪医科薬科大学を抜いて、関西私立医学部の最上位に立つという逆転劇が起きました。藤田医科大学も同様の道をたどる可能性があります。
今後の藤田医科大学:私立医学部内での位置づけは?
今回の学費値下げにより、藤田医科大学は「学費が安くて実力校」として受験生の注目を集めています。私立医学部の中での偏差値順位は、これまで全国17位程度でしたが、今後さらに上昇が期待されます。
愛知県にある他の私立医大、たとえば愛知医科大学(学費約3,420万円)との比較では、藤田のコストパフォーマンスが際立ちます。大学側も「全国から優秀な人材を集めるための戦略」として学費改定を進めており、今後の序列変化から目が離せません。
まとめ:受験戦略は偏差値だけでなく多角的に
私立医学部の受験は、偏差値だけを見ていては全体像が見えません。模試の受験者層、入試日程の組み方、学費といった要素が複雑に絡み合っています。
特に藤田医科大学のように、学費改革によって偏差値や志望者数が急変する大学もあるため、常に最新情報をもとに戦略を練ることが合格への近道です。
2026年度入試を見据えて、今からしっかりと情報を集め、志望校の選定を進めていきましょう。
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