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【2026年版】偏差値が低めで入りやすい私立医学部とは?受験生が知っておくべき特徴と注意点
医学部進学を目指すうえで、多くの受験生が直面するのが「どこの大学を受けるか」という問題です。特に、自分の学力に自信がない場合や、志望校選びに悩んでいる場合には、「入りやすい医学部はどこか?」という視点で選択肢を絞りたいと考える人も多いのではないでしょうか。
この記事では、比較的入りやすい医学部の特徴について、国公立・私立の両面から詳しく解説していきます。さらに、入りやすい医学部を選ぶ際の落とし穴や注意点についても紹介しますので、これから受験を控えている方は、ぜひ参考にしてください。
医学部は本当に「偏差値が低い=入りやすい」のか?
まず大前提として押さえておきたいのは、どんなに偏差値が低めと言われる医学部であっても、他学部と比べれば依然として難関であるということです。
たとえば、いわゆる「入りやすい」とされる地方国公立大学や一部の私立大学であっても、偏差値は60を超えることが一般的。これは旧帝大の理系学部や、早慶の理工系学部と同レベルに相当します。
したがって、「偏差値が低め」という表現は、あくまで他の医学部と比べて相対的に低いことを意味しており、決して簡単に合格できるという意味ではありません。
医学部にはFランがありませんFランどころか偏差値60以下がありません。偏差値60というのは普通の学部学科なら賢い人しか行けない大学です。一番下がそれなわけですから医学部は異常なわけです。
入りやすい医学部の主な特徴(国公立・私立共通)
① 地方に位置している
地方大学の医学部は、都市部と比べてアクセスが悪く、受験生の人気が集まりにくい傾向にあります。特に東北や四国、九州の一部地域にある大学は、首都圏からの移動に時間がかかることや、都市部のような利便性がないことが影響し、競争率が低下する要因になっています。
② 医学部としての歴史が浅い
1970年代以降に設置された新設医学部は、長い歴史を持つ大学に比べてブランド力や卒業生ネットワークが弱いと見なされがちです。そのため、志望者数が少なくなる傾向があり、結果として合格しやすくなるケースがあります。
③ 地域枠制度が充実している
地域枠とは、特定の地域で医師として勤務することを条件に、医学部へ入学できる制度です。地域医療の人材不足を補うために設けられており、一般入試と比べて競争が緩やかです。将来、地方での医療に従事する意思があるならば、有力な選択肢となります。
④ 学費が高い(私立の場合)
私立大学の中には、学費が6年間で4000万円以上かかるところもあります。このような大学は経済的負担が大きいため、敬遠される傾向にあり、結果的に偏差値がやや低めで推移することがあります。
私立医学部の「入りやすい」とされる代表的な大学
私立大学の場合、「学費が高い」「偏差値が控えめ」「立地が地方寄り」などの要因が重なることで、比較的合格しやすくなるケースがあります。ここでは、2024年度時点で「入りやすい」とされる代表的な私立医学部を紹介します。
1. 川崎医科大学(岡山県)
川崎医科大学は全国でもっとも学費が高い医学部として知られており、6年間で約4500万円かかると言われています。この高額な学費の影響で、受験者が絞られる傾向があり、結果として偏差値もやや低めです。私立医学部の中では、比較的合格の可能性がある大学とされています。また偏差値が低くなる最大の要因として試験会場が岡山のキャンパスでしか行われないことにあります。医学部受験は二次試験もあるため超過密日程になります。そんな中岡山のキャンパスまで行くとなれば前後の日程は受けられなくなること必須です。受けたくても受けることが出来ないという人も多く受験者が集まりません。
2. 聖マリアンナ医科大学(神奈川県)
首都圏に位置しながらも、偏差値が他の東京圏の大学よりも控えめで、倍率も落ち着いている傾向にあります。カトリック系の精神に基づいた教育を提供しており、医師としての人間性も重視されます。キャンパスはきれいで人気。
3. 金沢医科大学(石川県)
地方都市に位置する医学部でありながら、教育環境は充実しています。学費は高めで、全国からの志望者は比較的少ないため、競争率が抑えられている点が特徴です。寒いです。
4. 埼玉医科大学(埼玉県)
首都圏にあるものの、学費が高く、やや偏差値が低めに設定されているため、狙いやすい医学部の一つです。私立医学部特有の面接や小論文対策は必要ですが、傾向が安定しているため、対策次第では合格のチャンスがあります。首都圏で駅徒歩3分と言えば聞こえはいいですが実際には電車が1時間に一本も来ないような山奥にあります。八高線も非電化区間となるので電車というと鉄分高めな界隈から怒られそうですね。列車です。この通り都内在住でも自宅通学は難しい場合が多いほどの僻地のため覚悟しましょう。また留年率や放校率が高いため入ってから必死に勉強する必要があります。
5. 東京女子医科大学
コロナ禍の経営不振により学費が大幅値上げ。さらに経営陣の汚職と悪い話題に事欠かないここ5年の東京女子医科大学。かつては唯一の女子専門医科大学として人気でしたが今ではその立地からは考えられない程の低迷を誇ります。予備校によっては偏差値が最下位となってしまっています。女子しか入れない、学費が払えないという家庭が沢山あるため偏差値が低くなっています。
私立の「入りやすい医学部」に挑む際の注意点
① 国家試験の合格率を確認する
偏差値が低めの医学部は、カリキュラムがハードであったり、進級基準が厳しかったりするケースもあります。医師になるためには卒業後に国家試験を突破する必要があるため、その大学の国家試験合格率や進級率を必ず確認しておきましょう。どんな大学に行っていても医学部は最終的に越えなければならないハードルは一緒です。偏差値の低い大学だと留年率が上がってしまうのはこんなからくりがあります。
② 面接・小論文の対策は必須
私立医学部では、ほぼすべての大学で面接や小論文が課されます。学力試験の点数が足りていても、人物評価で失敗すれば不合格になることもあるため、早めに面接・小論文対策を始めることが重要です。
③ 倍率の変動に注意
いわゆる「穴場」とされる大学は、情報が広まることで翌年には倍率が急上昇することもあります。このような隔年現象には十分注意が必要です。過去数年分のデータを確認し、安定した倍率の大学を選ぶようにしましょう。
まとめ:入りやすい医学部を目指すなら「戦略」と「覚悟」がカギ
「入りやすい医学部がある」と聞くと、安易に飛びつきたくなる気持ちもあるかもしれませんが、医学部の入試はあくまでハイレベルな戦いです。偏差値が他と比べて少し低いとしても、一般的な大学入試と比べれば非常に高い難度であることに変わりはありません。
また、入学後の生活や国家試験、医師としてのキャリアまで見据えたうえで、自分にとって本当に合った医学部を選ぶことが重要です。
「受かる可能性を広げたい」という気持ちは大切ですが、合格後の生活や将来までを見据えた選択が、後悔しない進路選びに繋がります。
今の学力や将来の希望、経済的な条件などを踏まえて、あなたに最適な進路を見つけてください。
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