2025.07.19

人気の医学部を徹底解剖!なぜ志願者が集まるのか、その理由を探る

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人気の医学部を徹底解剖!なぜ志願者が集まるのか、その理由を探る

医学部は日本の大学の中でも、圧倒的に人気が集中し、倍率・偏差値ともに高い難関学部として知られています。その人気は特異で全学部の中でも唯一Fランが無い学科となっています。本稿では、国公立・私立医学部の中でも特に「なぜ人気か」に着目し、各校の特色と人気の背景を整理して解説します。


1|最難関・ブランド重視の国公立医学部

● 東京大学(理科三類)

偏差値は約72.5で、医学系ではトップクラス。医学系というより日本トップ。トップオブジャパンの称号を得るため医者になる気もない人も理Ⅲを受験するという現象が起きてしまっているほど。東大の最上位クラスである理科三類から進学する方式のため、非常に選抜率が低く、志願者もエリート層が中心です。研究志向や最先端医療への関心がある受験生から圧倒的な人気を誇ります。

東京大学特有の進振り制度は医学部進学にどう影響するの?

有名な話で東京大学には入学後に学部学科を選べる進振り制度があります。つまり東京大学に入って○○学を学びたい!と思っていても進振りに負けると本来学びたかった学問が学べないなんてことになってしまいます。進振り嫌で、東大に受かったけど慶應に行く。なんて人もいるくらいです。ライバルは東大に受かる秀才の集まりですからその中でさらに突き抜けた成績を残すのは至難の業なのです。

しかし医学部に関してはその心配はありません。医学部でも過去同様の問題が多く発生していました。当時は理Ⅱから成績上位者が医学部に進学するというシステムだったためです。しかしこれでは本当に医師になりたい人が東大に入ったばかりになれないということが続出したため理Ⅲを新設したという経緯があるため理Ⅲには入れれば医学部への道は約束されることになります。ちなみに過去の名残で理Ⅱに入った人でも10名は医学部への進学権利があります。他の科からも3名ほどは医学部進学の枠がありやろうと思えば文系入学から医学部進学を選ぶことも可能です。

余談ですが東大理Ⅲという名前は進振り後は使われなくなり東大医学部という学歴を持つことになります。

● 京都大学/大阪大学/東北大学などの旧帝大:国立医学部

京大・阪大はいずれも偏差値で約72〜74、67〜69程度と高水準で、教育・研究力が評価され人気があります 。特に京大では学生の研究が海外学会で発表される機会も多く、世界的な注目も集めています 。

医学研究をするなら京都大学

ノーベル賞を受賞した山中教授をはじめ医療行為に携わるだけが医者の仕事ではありません。医学部と言えど研究が好きな人も多いはず。そんな人におすすめなのは京大医学部。世界に誇るレベルの医療研究をすることができます。


2|志望者が集中!人気の私立医学部“御三家”と四天王

● 慶應義塾大学医学部(偏差値 約73.8)

私立医学部でトップの人気を誇り、入試難易度・ブランド力ともに他の私立を圧倒します。慶應が第一志望の生徒も多く、国立医学部併願層にも支持されています。

● 東京慈恵会医科大学(偏差値 約71.7)

慶應に次ぐ人気校で、数学や化学の難度が高くハイレベルな入試となっています 。長年の信頼と歴史的背景から支持を集めており、確かな学習実力を求める層に人気です。

●日本医科大学(偏差値 約70)

上記三つの医学部は「私大医学部の御三家」とされ、志願者数・合格率・教育制度いずれも高い評価を受けています 。日本医科大学は後期日程でも多くの生徒を募集しているところが特徴的です。日本医科は歴史と社会貢献の理念を強く持っています。

●順天堂大学(偏差値 約70)

順天堂は研究プログラムやICT教育に力を入れています学費の引き下げの火付け役となった順天堂大学は人気が上昇中し御三家に割って入る勢いを持っています 。


3|地域医療志向と特別枠の医学部

● 自治医科大学(偏差値 約70.2)

都道府県単位で地域枠を設け、将来の地方医師養成に特化した大学。地域に根ざす医療志望者から根強い支持があります 。倍率も非常に高く、全国から志願者を集めています 。なお勤務年数の縛りがあるので進学の際はよく確認しましょう。


4|関西圏の台頭:大阪医科薬科大学など

近年は関西圏の医学部も難易度・人気とも上昇傾向。

関西医科大学(偏差値 約70)

関西医科大学は学費引き下げと偏差値上昇で勢いがあります 。これにより関東圏の受験生にも志望校として考慮されるようになりました。

大阪医科薬科大学(偏差値67.5)

大阪医科薬科大学も追随するように学費を値下げしています。関西圏でもお金で医学部進学諦める必要が少なくなってきました。


5|人気医学部の特徴まとめ

✅ 入試難易度(偏差値モデル)

  • 東大・京大・慶應…72〜75
  • 他の国立上位や慶應・慈恵…70前後
  • 順天堂・日本医科・自治医科・関西医科…約70前後
  • 大阪医科薬科・藤田医科※・久留米…65~67.5程
    ※藤田医科大学は学費を30%の大幅値下げし一気に私立医学部の学費の中で4番目に安くなりました。これにより偏差値が急上昇する可能性があります

✅ 医師国家試験合格率

多くの人気校は98~100%合格率を維持しており、教育の質の高さが示されています 。


6|人気の理由を深掘り

🌟 ブランドと歴史

東大・京大・慶應に代表される医学部は、「知名度」「社会的信頼」「卒業後の進路形成」に強みがあります。歴史が作るブランド力は志願者の安心感につながります。

🏥 教育制度と独自プログラム

順天堂大学のグローバル研究プログラム、日本医科大学の理念深い教育、自治医科大学の地域医療重視制度など、特色あるカリキュラムが志望動機を支えています 。

💰 学費・支援制度

関西医科大学が学費を大幅に引き下げたことや、国際医療福祉大の高倍率特待制度など、経済的な背景が人気を左右するケースも増えています 。

📍 地理的要因と地域枠の有無

自治医科大学のように「地域枠」で志願地元枠を設け、地域貢献志望者を集めている大学もあります。地方国公立医学部なども地元志向の受験生には人気があります 。


7|志望者別おすすめ視点

受験生タイプ 注目すべき医学部 理由
最難関志向 東大・京大 世界的ブランド、研究第一
プライド・教育重視 慶應・慈恵・順天堂 歴史、就職実績、教育内容
地域医療志向 自治医科 地域枠、地域医師養成目的
経済負担を考えたい 関西医科・藤田医科 学費安価・偏差値上昇中
東京圏で安定志向 順天堂・日本医科 多彩な入試方式と実績

8|人気校を狙うための学習戦略

  1. 併願校を意識したプラン設計
    • 偏差値帯で幅をもって併願校を選ぶ
  2. 各大学の問題傾向を分析
    • 慶應・慈恵は記述力、順天堂は処理速度など大学別対策を徹底 。
  3. 模試から合格ラインの偏差値を見据える
    • 各大手予備校の偏差値表を参照しながら戦略を練る。
  4. 自己PR材料を固める
    • 自治医科など地域志向系は面接・作文策が合否を左右します。

9|総括:人気医学部を理解して、自分に合った道を選ぼう

医学部人気の根底には、「ブランド」「教育内容」「制度」「経済性」「地域性」など多面的な要因があります。ただし、志願者が多い大学=自分に合う大学とは限りません。重要なのは、「あなた自身が何を学び、どんな医師になりたいか」です。

  • 自分の価値観や志向と大学のカラーが合致しているか?
  • 候補校を偏差値だけでなく、医療姿勢や学びの中身で比較できているか?

こうした視点を持つことで、「人気」「難しさ」に惑わされず、自分らしい大学選びができます。


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