2025.09.13

医学部に現役合格するのはどれくらい難しい?医学部合格に必要なこと

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高3生が医学部に「現役合格」するのはどれくらい難しいか?その理由と医学部合格に必要なこと

大学受験、とりわけ医学部合格を「現役」で達成するのは、多くの受験生・保護者にとって最大の目標のひとつです。しかし現実には非常に高いハードルがあります。ここでは「どれくらい難しいのか」「なぜ難しいのか」「現役合格のために必要な戦略は何か」を、最新情報を交えて解説します。


「どれくらい難しいか」──医学部現役合格の実態

いくつかのデータから、医学部現役合格がどれほど狭き門であるか、かいま見えるものがあります。

現役合格する割合

  • 医学部を受験する人の中で、現役合格する割合は、合格者の中でおおよそ 35%前後 という推計があります。つまり、合格者の3人に1人程度が現役。残り多数は浪人という形です。この数字は大学全入時代と言われる現在では異常な数値で他学部では考えられません。

大学受験全体では

  • また、医学部志望者全体で見ると、「全受験生の中で医学部に合格できる人」は 10%程度 という指摘があり、非常に狭い層です。つまり、医学部志望と受験すること自体は多くても、実際に医学部に入る人はその一部。上位層が少ない席を争って席を奪い合います。

医学部を偏差値で見ると

  • 偏差値で見ても、医学部・医科大学は他の学部に比べて高めの水準が要求されており、国公立医学部であれば偏差値60〜65以上、最難関大学になると70を超えることも一般的です。私立医学部でも最低ラインは偏差値57.5〜60前後という大学が少なくないとされています。

これらの数字から、高3という現役のタイミングで医学部に合格することは「実力・準備・戦略が揃っている人のみ可能」というのが実態です。


なぜ医学部受験は難しいのか──主な要因

医学部現役合格を難しくしている要因を整理してみましょう。

  1. 競争倍率と受験者の質が非常に高い
    医学部は人気が圧倒的に高く、大学側の定員は少ないため、倍率が高くなりやすいです。また、受験する生徒の学力の分布も上位層が集まるため、単に難しい問題を解けるだけでなく、ミスを最小限にしつつ他の受験生より少しでも上をいくことが求められます。
  2. 浪人生の存在が大きい
    医学部では浪人を経験する人が一定の割合を占めており、彼らは1年以上・場合によっては数年勉強してきているため、学力・戦略・忍耐力で現役生より優位になることが多いです。現役生は高校カリキュラム・部活などもこなしながらという制約があることも。
  3. 科目数・出題範囲・要求レベルが広く・深い
    共通テスト・二次(個別試験)で求められる基礎力に加えて、応用力・記述力・思考力・問題を速く正確に処理する能力が必要です。英語・数学・理科(物理・化学・生物)といった主要科目で高い得点を安定して取れなければならない。さらに、面接・小論文もあり、それらで差がつくことも。
  4. 時間の制約・学習の積み重ね
    現役生は高校1年・2年の時間をどう使うかが非常に重要。基礎が不十分なまま高3や受験直前期に入ると、応用や過去問演習の時間が足りなくなります。河合塾など受験指導機関でも「高校3年になるまでに基礎固めを終えておくべき」とされています。
  5. メンタル・体力の維持
    受験期間中(特に高3の夏以降)は勉強量・模試・プレッシャーが重なります。疲れ・焦り・モチベーションの低下などが現役生の足を引っ張ることがあります。浪人経験者はこのあたりに慣れていたり、持久力を備えていたりすることが多い。

 


医学部に現役合格するためには何が必要か─現役で医学部を掴むための戦略

これだけ難しいなら、では具体的にどうすれば現役合格できるか。医学部受験に成功する受験生に共通するポイント・戦略に触れていきましょう。

  1. 中学受験などの早期スタート・基礎力の徹底
    高校1年あるいは中学からの良い積み重ねが大きく出ます。医学部受験を考えている家庭は中学受験をさせることが非常に多くなっています。特に数学・理科の基本公式・基本知識・典型問題の演習を高1・高2でしっかり固めること。遅くとも高2夏までには共通テストの過去問レベルの問題が通用する基礎を持っておく。これを実現するためには高2時点でほぼ全課程が修了していることが必要になり、必然的に中学受験が必須ということにつながってくる。一方早すぎればいいというわけではなく小学校受験では逆に勉強主体の受験戦争を体験することが無いため医学部受験においては逆効果という見方もある。
  2. 計画的な長期戦略を持つこと
    年間・月間・週ごとの学習計画を立て、「共通テスト → 模試 → 二次試験演習 →弱点克服 →過去問反復」というサイクルを早めに作ること。途中での調整も重要。模試の結果を活かした改善ができる人が伸びる。要するにどうやればテストでいい結果を出せるかをいち早く理解しペーパーテスト対策がうまくなる必要がある。
  3. 問題演習量の確保と質の重視
    過去問・模試をたくさんこなすこと。同時に、「なぜその解法になるか」「間違えた原因」「時間配分」などを丁寧に分析・改善することが不可欠。
  4. 主要科目以外も勉強しよう
    、もちろん理科2科目・数学の数3、英語長文など重点科目は当然強くするが、国語・小論文・面接など非点数科目・表現力・読解力も持っておく。医学部ではこれらで評価が分かれることも多いため。とくに見過ごされがちなのが国語、面接小論文などは国語力が必須になる。国公立医学部を受ける人は勿論、私立医学部一本という人も高2まではしっかり国語力を高めておくことが合格への近道
  5. 精神・体力のケアとモチベーション維持
    継続は力なり。過労にならずに定期的な休息を取り、ストレス管理をすること。受験勉強という長期プロジェクトを持続するためのメンタルの強さも、大きな武器になります。
  6. 志望校・出題傾向の把握と戦略的併願
    どの大学がどういう問題形式・配点・傾斜配点などを持っているかを早めに調べ、志望校を複数ピックする。共通テスト重視の大学、二次試験重視の大学などのバランスを取っておくことで「安全校」も含めた戦略がたつ。

まとめ

  • 医学部の現役合格は「狭き門」であり、合格者全体の中で現役の割合はおおよそ 30〜40%前後という見方。全志望者で合格率を考えると10%程度という数字も言われる。
  • 難しさの理由として、受験者の質・競争倍率の高さ、浪人生の存在、幅広く高いレベルの求められる科目・思考力・応用力が挙げられる。
  • その上で、「早期スタート」「基礎固め」「演習量と反復」「科目間バランス」「メンタル/体力の維持」「戦略的な志望校選びと併願」のような要素を揃えることが、現役で医学部に合格する鍵となる。

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