2025.11.13

偏差値65超えへ!医学部合格を掴むための「教科別」最強参考書

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偏差値65超えへ!医学部合格を掴むための「教科別」最強参考書

医学部合格という高い目標を掲げる皆さん、こんにちは。医進塾プレメディスタです。

「医学部に行きたいけれど、どの参考書を使えばいいか分からない」

「今の自分のレベルから、どうステップアップすればいい?」

そんな悩みを抱えていませんか?

この記事は、まさにそんな高校生・浪人生の皆さん(特に基礎レベル〜偏差値65前後を目指す方)のためにまとめています。

今回は英語・数学・化学・物理の主要4教科についてフォーカスして参考書をピックアップ!

「どのレベルで」「どの参考書を」「どう使えば」合格レベルに到達できるか、その具体的なロードマップが手に入ります。紹介する本は、医学部合格者が実際に使い込んできた「定番」かつ「実力UPが保証された」良書のみ。

あなたの本棚に眠っている参考書、次に買うべき一冊が明確になります。この記事を読み終えた瞬間から、迷わず勉強をスタートしましょう!


英語:合格の土台を築く最重要科目

医学部入試の英語は、長文の語彙レベル・文章量ともにハイレベルな戦いになります。また、大学によっては自由英作文や和訳の比重も高くなります。「単語・文法・解釈・長文」をバランスよく鍛え上げ、得点源にしましょう。

英語 参考書比較表

書名 レベル 目的 推奨学習段階
鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁 基礎〜完成 単語・熟語の網羅 受験勉強開始時〜
英文法・語法 Vintage 基礎〜標準 文法・語法の網羅 高2〜高3夏
ポレポレ英文読解プロセス50 標準〜応用 英文解釈(精読) 高3夏〜
やっておきたい英語長文700 応用 長文演習(速読) 高3秋〜
基礎英作文問題精講 標準〜応用 英作文(自由英作文) 高3夏〜

1. 鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

  • 出版社(著者): KADOKAWA (鉄緑会英語科)
  • 対象レベル: 基礎〜完成
  • 推薦コメント: 医学部受験に必要な語彙はほぼ網羅。単なる丸暗記ではなく、語源やイラスト、関連語をセットで覚えられるため、記憶の定着率が圧倒的に高いです。この一冊を完璧にすれば、語彙で困ることはなくなるでしょう。鉄緑会=東大オンリーのイメージが非常に強いですが(この英単語帳にも東大と入ってますし)医学部受験のトップ校は東大に匹敵する学力が必須です。難易度が高すぎることは無いでしょう。
  • 使い方: 毎日決まったセクションを進め、復習日を設ける。音声も活用し、耳と口からも覚える。「1日1セクション、翌日復習」を繰り返す。
  • 所要時間の目安: 1周2ヶ月、完璧にするまで受験期間中ずっと使い続ける。
  • 代替書: システム英単語 (駿台文庫), ターゲット1900 (旺文社)。すでに学校でこちらの単語帳を使用している人も多いはず。その場合はあえて手を広げないこと。やりゃいいってもんではありません。

2. 英文法・語法 Vintage

  • 出版社(著者): いいずな書店 (篠田重晃 監修)
  • 対象レベル: 基礎〜標準
  • 推薦コメント: 大学入試に必要な文法・語法・イディオム・会話表現が1冊に凝縮された網羅系問題集。左ページに問題、右ページに解説という構成で、知識のインプットとアウトプットが効率的に行えます。医学部入試の土台となる文法力はこれで十分。
  • 使い方: まずは文法・語法セクションを3周。間違えた問題に印をつけ、最終的に全問即答できるレベルを目指す。
  • 所要時間の目安: 1周3週間、復習含め2ヶ月で定着。
  • 代替書: Next Stage (桐原書店)

3. ポレポレ英文読解プロセス50

  • 出版社(著者): 代々木ライブラリー (西きょうじ)
  • 対象レベル: 標準〜応用
  • 推薦コメント: 「なんとなく」で読んでいた英文を、「論理的に」読めるように変えてくれる英文解釈の名著。複雑な構文を丁寧に解きほぐすプロセスが学べます。医学部レベルの難解な長文や和訳問題に必須の「精読力」が身につきます。
  • 使い方: 文法(Vintageなど)を終えた後に接続。自力で構文を取り、和訳した後に解説を熟読。解釈のプロセスを完璧に再現できるように音読する。
  • 所要時間の目安: 1周2週間、復習と音読で1ヶ月。
  • 代替書: 英文解釈の技術100 (桐原書店)

4. やっておきたい英語長文700

  • 出版社(著者): 河合出版 (杉山 義一)
  • 対象レベル: 応用
  • 推薦コメント: 700語レベルの良質な長文が揃っており、医学部入試で求められる「速く正確に読む力」を鍛えるのに最適。設問も記述式が多く、読解力と解答作成能力の両方を高められます。500レベルからステップアップしましょう。
  • 使い方: 必ず時間を計って解く。解き終わったら、全文の構文解釈と根拠の確認を徹底的に行う。シャドーイングや音読も効果的。
  • 所要時間の目安: 1周10日、復習含め1ヶ月。
  • 代替書: 英語長文問題精講 (旺文社)

数学:論理的思考力と計算力が試される

医学部入試の数学は、高難度の問題もさることながら、時間内に膨大な計算をミスなく処理する「正確性」と「スピード」が求められます。基礎の穴をなくし、典型的な解法(武器)をストックし、それを使いこなす演習が必要です。(数Ⅲまで含む)

数学 参考書比較表

書名 レベル 目的 推奨学習段階
基礎問題精講 (I・A, II・B, III) 基礎〜標準 基礎固め・解法理解 高1〜高3夏
1対1対応の演習 (I, A, II, B, III) 標準 解法暗記・定着 高2冬〜高3秋
スタンダード演習 (I・A・II・B, III) 応用 実践演習(入試標準) 高3夏〜
やさしい理系数学 応用〜完成 発想力・論証力強化 高3秋〜

1. 基礎問題精講 (I・A, II・B, III)

  • 出版社(著者): 旺文社 (上園 信武)
  • 対象レベル: 基礎〜標準
  • 推薦コメント: チャート式などよりも薄く、入試に必要なエッセンスが凝縮されています。「例題」と「解説(精講)」が秀逸で、なぜその解法を使うのかが明確に分かります。医学部受験の土台作りとして、このレベルを完璧にすることが最優先です。
  • 使い方: まずは例題だけを見て、解法が思い浮かぶか確認。思い浮かばない、または解けなければ「精講」を熟読し、解法を理解・暗記する。
  • 所要時間の目安: 各巻1周2週間、3周して完璧に定着させる。
  • 代替書: 青チャート (数研出版), Focus Gold (啓林館)

2. 1対1対応の演習 (I, A, II, B, III)

  • 出版社(著者): 東京出版 (大学への数学編集部)
  • 対象レベル: 標準
  • 推薦コメント: 「基礎問題精講」レベルと入試応用レベルを繋ぐ、最も重要な「解法暗記」のための本。例題の質が非常に高く、医学部入試で頻出の典型問題を網羅できます。これをマスターすれば、大抵の入試問題に対応できる力がつきます。
  • 使い方: 例題を解き、解法プロセスを再現できるまで繰り返す。解法を自分の言葉で説明できるようにするのが理想。
  • 所要時間の目安: 各巻1周1ヶ月、全範囲を3周。
  • 代替書: 標準問題精講 (旺文社)

3. スタンダード演習 (I・A・II・B, III)

  • 出版社(著者): 東京出版 (大学への数学編集部)
  • 対象レベル: 応用
  • 推薦コメント: 「1対1」で学んだ解法をどう組み合わせて使うか、その実践力を鍛えるための演習書。良質な入試問題が集まっており、医学部入試の「標準レベル(合否を分ける問題)」を確実に取る力を養います。
  • 使い方: 「1対1」修了後、時間を計って演習。解けなかった問題は、どの解法が足りなかったのかを「1対1」に戻って確認する。
  • 所要時間の目安: 1周1ヶ月半、直前期まで繰り返し復習。
  • 代替書: やさしい理系数学(下記参照)

4. やさしい理系数学

  • 出版社(著者): 河合出版 (三ツ矢 和弘)
  • 対象レベル: 応用〜完成
  • 推薦コメント: 名前に「やさしい」とありますが、中身は全くやさしくありません。しかし、難問へのアプローチの仕方、発想の転換を学べる最高峰の良書です。一つの問題に対する多様な「別解」が秀逸で、数学的視野が広がります。難関医学部志望者は必須。やさしさゼロの難問で医学部合格への道を駆け上がれるでしょう。
  • 使い方: じっくり時間をかけて1問と向き合う。解答をすぐに読まず、30分は考える癖をつける。別解までしっかり読み込む。
  • 所要時間の目安: 1周2ヶ月。
  • 代替書: ハイレベル理系数学 (河合出版)

化学

理論・無機・有機の穴をなくせ

化学は「暗記」と「計算」の両輪です。特に理論化学の計算、有機化学の構造決定は、差がつきやすい分野。基礎知識を徹底的に固めた上で、標準〜応用レベルの問題集をどれだけ完璧に仕上げられるかが鍵となります。

化学 参考書比較表

書名 レベル 目的 推奨学習段階
鎌田の理論化学の講義 / 福間の無機化学の講義 / 鎌田の有機化学の講義 基礎〜標準 講義・インプット 高2〜高3夏
化学の重要問題集 標準〜応用 実践演習(網羅) 高3夏〜
化学の新演習 応用〜完成 ハイレベル演習 高3秋〜

1. 鎌田の理論化学の講義 / 福間の無機化学の講義 / 鎌田の有機化学の講義

  • 出版社(著者): 旺文社 (鎌田 真彰, 福間 智子)
  • 対象レベル: 基礎〜標準
  • 推薦コメント: 学校の授業で理解が追いつかない人、独学で進めたい人に最適の講義系参考書。語り口調で読みやすく、なぜそうなるのかという「理屈」から丁寧に解説してくれます。別冊の暗記用「まとめ」も使い勝手が良いです。
  • 使い方: 辞書的に使うのではなく、最初から通読する。章末問題を解きながら、理解度を確認しつつ進める。
  • 所要時間の目安: 各巻1〜2週間で通読。
  • 代替書: 宇宙一わかりやすい高校化学 (Gakken)

2. 化学の重要問題集

  • 出版社(著者): 数研出版
  • 対象レベル: 標準〜応用
  • 推薦コメント: 全国(特に国公立)の医学部受験生がほぼ全員使っていると言っても過言ではない、王道の問題集。A問題(必須)とB問題(応用)に分かれており、段階的にレベルアップできます。これを完璧にすれば、大抵の医学部入試に対応可能です。
  • 使い方: 講義系参考書と並行、または修了後にA問題から解き始める。最低3周は必須。解法を暗記するレベルまでやり込む。
  • 所要時間の目安: 1周2ヶ月、復習含め高3の秋までに定着させる。
  • 代替書: セミナー化学 (第一学習社) ※学校配布

3. 化学の新演習

  • 出版社(著者): 三省堂 (卜部 吉庸)
  • 対象レベル: 応用〜完成
  • 推薦コメント: 「重要問題集」を終えてもまだ余裕があり、化学を得点源にしたい、最難関医学部(旧帝大など)を目指す受験生向け。問題の難易度は非常に高いですが、思考力を要する良問揃いです。やり遂げれば圧倒的な実力がつきます。
  • 使い方: 重要問題集が9割以上解けるようになってから取り組む。全問解く必要はなく、志望校の傾向に合わせて分野を絞っても良い。
  • 所要時間の目安: 1周3ヶ月。
  • 代替書: 化学の新標準演習 (三省堂)

物理:現象の理解と解法の体系化

物理は、公式の丸暗記では全く太刀打ちできません。「なぜこの現象が起きるのか」という根本理解と、「この状況設定なら、この法則(解法)を使う」という体系的な知識が必要です。良質な問題集を反復し、解法を「自分のもの」にすることが最短ルートです。

物理 参考書比較表

書名 レベル 目的 推奨学習段階
漆原晃の 物理基礎・物理が面白いほどわかる本 基礎〜標準 講義・インプット 高2〜高3夏
物理の重要問題集 標準〜応用 実践演習(網羅) 高3夏〜
名問の森 (力学・熱・波動I / 波動II・電磁気・原子) 応用〜完成 ハイレベル演習 高3秋〜

1. 漆原晃の 物理基礎・物理が面白いほどわかる本

  • 出版社(著者): KADOKAWA (漆原 晃)
  • 対象レベル: 基礎〜標準
  • 推薦コメント: 物理が苦手な受験生、現象のイメージが掴めない人にとっての救世主。非常に丁寧な語り口と豊富な図解で、物理現象の「本質」を理解させてくれます。この本で土台を固めれば、その後の問題演習がスムーズに進みます。
  • 使い方: 教科書代わりに通読する。公式を覚えるのではなく、「なぜその公式が成り立つのか」を理解することに重点を置く。
  • 所要時間の目安: 各巻1周2週間。
  • 代替書: 宇宙一わかりやすい高校物理 (Gakken)

2. 物理の重要問題集

  • 出版社(著者): 数研出版
  • 対象レベル: 標準〜応用
  • 推薦コメント: 化学と同様、物理においても受験生のスタンダード。基本的な問題から入試標準レベルまでを網羅しており、この1冊で医学部入試の基礎〜標準レベルは万全です。解説も比較的丁寧で、独学でも進めやすいです。
  • 使い方: 「漆原」などで現象理解を終えた後にスタート。A問題を完璧にし、余力があればB問題へ。最低3周は繰り返す。
  • 所要時間の目安: 1周1ヶ月半、復習含め高3の秋までに定着させる。
  • 代替書: 良問の風 (河合出版) ※重要問題集よりやや易しめ

3. 名問の森 (力学・熱・波動I / 波動II・電磁気・原子)

  • 出版社(著者): 河合出版 (浜島 清利)
  • 対象レベル: 応用〜完成
  • 推薦コメント: 物理を得点源にしたい、難関医学部を目指す受験生向けのハイレベル演習書。「重要問題集」や「良問の風」を終えた人が、最後の仕上げとして取り組みます。問題設定が秀逸で、物理的思考力を徹底的に鍛えられます。
  • 使い方: 重要問題集を完璧にした後、時間をかけて解く。解答解説が非常に詳しいので、解法パターンだけでなく、物理的な考え方まで吸収する。
  • 所要時間の目安: 1周2ヶ月。
  • 代替書: 難問題の系統とその解き方 (ニュートンプレス) ※さらに高難易度

⚠️ 参考書学習に関する注意点

最新版の確認について:

参考書は日々改訂されています。ここで紹介した書籍は、書店やオンラインで購入する際、必ず最新版であるかを確認してください。特に「重要問題集」などは年度によって内容が変わることがあります。メル〇リなどで中古品を安く買ったつもりが改定されていたケースなどを散見します。とくに近年は学習指導要領の変更が相次いでいるため注意しましょう。


よくある質問 (FAQ)

Q1: 参考書はたくさん買った方がいいですか?

A1: いいえ、逆です。医学部受験は「広く浅く」ではなく、「狭く深く」が鉄則。特に問題集は、決めた1冊を「浮気せず」に完璧に仕上げることが最も重要です。ボロボロになるまで最低3周は繰り返しましょう。

Q2: いつまでに基礎(重要問題集レベル)を終えるべきですか?

A2: 理想は、高校3年生の夏休みが終わるまでです。秋以降は、応用問題演習と過去問演習に時間を割く必要があります。浪人生の場合は、夏までに全範囲を最低1周は終えている状態を目指しましょう。

Q3: 志望校の過去問はいつから始めればいいですか?

A3: 各教科の「標準レベル」(例:重要問題集、1対1対応など)が7〜8割方仕上がった段階で、一度直近の過去問を解いてみましょう。本格的に取り組むのは高3の秋以降で構いませんが、早めに敵を知ることも大切です。

Q4: 学校の授業についていけません。講義系参考書は必要ですか?

A4: 必須です。理解できないまま問題集(アウトプット)に進んでも、時間効率が悪すぎます。本記事で紹介した「鎌田・漆原」シリーズや「宇宙一わかりやすい」シリーズなどを使い、まず「わかる」状態を作ることが最優先です。

Q5: 複数の参考書ルートが紹介されていますが、どれを選べばいいですか?

A5: 自分の現在のレベルと志望校のレベルで決めましょう。

  • 基礎に不安がある: 「基礎問題精講」「漆原・鎌田」からスタート。
  • 標準レベルを固めたい: 「1対1対応」「重要問題集」を軸にする。
  • 難関校を目指す: 「やさ理(やさしさゼロ)」「名問の森」「新演習」を追加する。

    まずは自分の立ち位置を把握することが重要です。


いかがでしたか?

あなたのレベルと目標に応じた「相棒」となる参考書は見つかったでしょうか。

大切なのは、この記事を読んで「分かった気」になることではなく、「今すぐ行動する」ことです。今日決めた1冊を、明日から全力で始めてください。

皆さんの医学部合格を心から応援しています!

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