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【医学部受験】合格を逃す人がハマる罠!直前期に「絶対にやってはいけないこと」TOP5
共通テストや私立医学部入試の本番まで、残りわずかとなりました。
医学部入試は、偏差値の高さもさることながら、「ミスの許されない情報処理能力」と「医師としての適性」が問われる特殊な試験です。
この時期、多くの受験生が「あと少し点数を伸ばしたい」という焦りから、かえって合格率を下げる行動(自滅)をとってしまいがちです。
結論から言います。
医学部合格の鍵を握る直前期の鉄則は、「完璧主義を捨てること」と「医師のような自己管理」です。
本記事では、医学部受験生が陥りやすい「直前・やってはいけないNG行動」をランキング形式で解説します。面接や小論文対策、共通テスト特有の注意点まで網羅しました。これを読んで、迷いなく本番への花道を歩んでください。
第5位:ネット掲示板やSNSで「志望校の難化予想」を検索する
医学部受験界隈は情報戦ですが、直前期のネット情報は「劇薬」です。特に医学部は定員が少なく、倍率やボーダーラインの変動に敏感になりがちですが、これに振り回されるのは危険です。
なぜNGなのか
- 不確実な情報によるメンタル消耗: 「今年は〇〇大が難化する」「倍率が激増」といった根拠のない噂に一喜一憂し、勉強の手が止まります。ふたを開けるまで試験がどうなるかはわかりませんしどうなったところで合格には近づきません。
- 他者との無意味な比較: SNS上の「過去問9割余裕」といった投稿(真偽不明)を見て、劣等感を抱きます。
- 時間の浪費: 不安を打ち消そうと検索を続け、気づけば貴重な睡眠時間が削られます。
医学部ならではの具体例
「今年の○○大は日程が変わって受験者が分散するから、合格ラインが下がるらしい」というネットの噂を信じて出願校を変更したが、実際は例年通りで、余計な情報に踊らされわざわざ出願校を変えてしまった……というケース。ネットの情報は情報を流した人に利益があるように操作されていることが少なくありません。
代わりにやるべき具体的行動
- 情報の遮断: スマホの利用時間を制限し、X(旧Twitter)や掲示板を見るのをやめる。
- 公式情報の確認: 出願変更などは、大学の公式サイトや信頼できる予備校のデータ(チューターなど)のみを信じる。
- 「自分は自分」と唱える: ライバルは画面の向こうではなく、目の前の問題用紙の中にいます。
第4位:共通テスト直前に「解く順番」や「戦略」を変える
国公立医学部志望者にとって、共通テストの失敗は致命的です。しかし、高得点(9割近く)を取らなければというプレッシャーから、直前で魔が差すことがあります。
なぜNGなのか
- リズムの崩壊: 慣れていない解き方は、時間配分のミスを誘発します。
- パニックの誘発: 想定外の難問に出会った際、新しい解き方ではリカバリーがききません。
- マークミスのリスク増: 手順を変えると、マークズレなどのケアレスミスが起こりやすくなります。
医学部ならではの具体例
英語リーディングで、普段は第1問から順に解いているのに、「配点の高い後半から解こう」と直前に変更。結果、時間配分が狂い、得意な前半部分すら解ききれずに足切りラインを割ってしまった。
代わりにやるべき具体的行動
- ルーティンの徹底: 「共通テスト 直前」は、今まで模試でやってきた解き順・時間配分を貫く。
- 「捨て問」の勇気を持つ: 医学部志望でも満点は不要。難問に固執せず、取れる問題を確実に取るシミュレーションを行う。
- マーク練習: 毎日1回はマークシートを塗り、形式に手を馴染ませる。
第3位:学科試験の勉強のみに没頭し「面接・小論文」を後回しにする
「まずは一次試験(学科)を通らないと意味がない」と考えるのは正論ですが、直前期に二次試験対策を「ゼロ」にするのは危険すぎます。近年の医学部入試では人物重視の傾向が強まっています。
なぜNGなのか
- 切り替えが間に合わない: 一次試験終了後から二次試験までは時間がなく、急には「医師としての視点」を持てません。
- 思考の硬直化: 数式や英単語ばかり詰め込んでいると、対人コミュニケーションの感覚が鈍ります。
- MMI(マルチプル・ミニ・インタービュー)への対応不可: 思考力や倫理観を問う面接は、一夜漬けでは太刀打ちできません。
医学部ならではの具体例
学科試験は上位通過だったのに、面接で医療ニュースについて聞かれ、しどろもどろに。「医師になる明確な目標無し・加えてコミュニケーション能力に難あり」と判断され不合格に。
代わりにやるべき具体的行動
- 1日15分のニュースチェック: 「面接 直前 注意」事項として、最新の医療トピック(地域医療、高齢化、AI医療など)の記事を1つ読む。
- 構成メモの作成: 「小論文 直前 対策」として、実際に書かなくても良いので、「序論・本論・結論」の構成案を作る練習を週1〜2回行う。
- 発声練習: 勉強の休憩がてら、鏡に向かって志望動機を声に出して話す。
第2位:不安解消のために「新しい難問集」に手を出す
医学部受験生は総じて優秀で完璧主義なため、「見たことがない問題」への恐怖心が強い傾向にあります。しかし、直前期の新しい参考書は「百害あって一利なし」です。
なぜNGなのか
- 自信喪失: 解けない問題に直面し、「自分はまだこれができていない」と自信を失います。
- 基礎のドーナツ化現象: 新たに直面した解けない問題や難問に目を奪われ、標準的な問題(合否を分ける問題)の精度が落ちます。すべての問題を解けるのはどんな受験生でも不可能です。取れる問題を落とさないのが重要。
- 消化不良: 解説を読み込む時間が足りず、知識として定着しません。
医学部ならではの具体例
私立御三家を狙うあまり、高校の範囲を逸脱した大学レベルの生物の考察問題集に直前に着手。本番では基礎的な用語の定義をど忘れして失点した。
代わりにやるべき具体的行動
- ボロボロの参考書に戻る: 今まで使い込んだ問題集の「間違えた問題」だけを解き直す。
- 過去問の研究: 解くこと以上に「出題の癖」や「合格最低点との距離」を確認することに時間を使う。
- 基礎の徹底確認: 教科書の太字、図説のキャプションなど、基本事項の抜け漏れをチェックする。
第1位:夜型生活で「睡眠時間」を削って追い込む
医学部合格への最短ルートを阻む最大の敵、第1位は「生活リズムの乱れ」です。医学部は「将来、患者の命を預かる人間」を選抜する場所です。自己管理ができない人間は、入試の時点で見抜かれます。
なぜNGなのか
-
- パフォーマンス低下: 脳が論理的思考を行うには、起床後3〜4時間が必要です。夜型では午前中の試験(英語や理科など)で頭が働きません。
- 免疫力の低下: 直前期にインフルエンザやコロナにかかれば、これまでの努力が水泡に帰します。
- メンタル悪化: 睡眠不足は不安やイライラを増幅させます。
- 一夜漬けで成功する試験ではない:医学部受験は日々の継続がすべてです。決められた範囲の学校のテストではありません。1日、2日無理したところで状況は変わりません。であれば日々の当たり前の勉強習慣に戻り試験直前でもいつも通り過ごしましょう。
医学部ならではの具体例
「寝る間を惜しんで勉強こそ美徳」と考え、年明けから毎日深夜3時まで勉強。試験当日はカフェイン剤で無理やり起きたが、試験中に強烈な眠気と集中力欠如に襲われ、ケアレスミスを連発、取れるはずの問題を落としてしまった。
代わりにやるべき具体的行動
- 朝型への完全シフト: 本番の試験開始時間の3時間前には起きる生活を、少なくとも2週間前から固定する。どの試験も朝から始まります。朝方習慣にしましょう。
- 7時間の睡眠確保: 記憶は寝ている間に整理されます。寝ることも「受験勉強の一部」と割り切る。
- 体調管理のプロになる: 手洗い、うがい、マスク、湿度管理。医師になる自覚を持って身体をケアする。
最終確認!医学部受験・直前チェックリスト
本番当日まで、毎日このリストを確認して心を整えましょう。
- [ ] 起床時間:試験当日の起床時間に起きられたか?
- [ ] 基礎重視:新しい問題より「復習」に時間を使えたか?
- [ ] 医療ニュース:1日1つ、医療系トピックに目を通したか?面接を意識しよう。
- [ ] シミュレーション:試験会場へのルートや乗り換えを確認したか?
- [ ] 持ち物:受験票、時計(2つ推奨)、募集要項(注意事項)を確認したか?
- [ ] 服装:面接がある場合、スーツや制服の状態(シワ・汚れ)は大丈夫か?多浪・再受験生は特に身なりに注意
- [ ] 体調:消化の良いものを食べ、生ものや刺激物を避けているか?
- [ ] メンタル:小さなミスはだれにでもあること、ここまで来たら自分を信じよう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 私立医学部の一次試験中ですが、手応えが悪く落ち込んでいます。
- 医学部入試は長丁場です。終わった科目のことは即座に忘れましょう。手応えが悪くても、周りも出来ていないことが多々あります。それに後悔してももう得点は帰ってきません。できなかった問題を復習することに徹しましょう。「切り替え力」も医師に必要な資質です。次の試験に全集中してください。
Q2. 面接で「圧迫面接」が来たらどうしようと不安です。
- 面接官はあなたを意地悪したいわけではなく、「ストレス耐性」や「冷静さ」を見ています。まして時代背景から面接官側も神経質になっているので悪意ある質問は来ません。仮に厳しい突っ込みが来たら、「自分の意見に興味を持ってくれた」と捉え、落ち着いて「ご指摘ありがとうございます。その点については〜」と誠実に答えれば合格点は取れます。
Q3. 子供が医学部受験生です。親としてできる一番のサポートは何ですか?
- 「健康管理」と「日常の維持」です。特別なご馳走や過度な激励はプレッシャーになります。いつも通りの温かい食事と、静かな環境を提供し、お子様が愚痴をこぼした時はただ聞いてあげてください。また勝つとカツをかけてカツ丼などを試験前に振る舞うご家庭が多いのですが揚げ物は胃もたれを起こします。普段ならなんでもないですが試験直前はストレスで胃腸が弱くなっています。若いから平気と考えず、消化しやすい食生活を意識してあげてください。

保護者の方へのワンポイントアドバイス
お子様を信じ、結果を恐れず「どんと構える」演技を。親の心の安定は子供に伝染します。試験前は女優(男優)となり落ち着いた様子を見せましょう。また前述の通り、子供から特段リクエストがない限り食事は生ものや揚げ物は避けましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。医学部受験は過酷ですが、皆様が万全の状態で本番を迎えられるよう、心から応援しています!
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