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医学部受験直前期のメンタル―「学力」より先に整えるべきこと
大学受験の中でも医学部受験は特にプレッシャーが強く、直前期になると毎年同じ相談が増えます。
「本番を考えると頭が真っ白になる」「志望理由書は書けても、面接で話せるか不安だ」「模試の判定が下がって焦っている」。
私は医学部受験を担当する予備校講師として多くの受験生を見てきましたが、結果を分けたのは学力だけではないと感じる場面を何度も経験しています。ある受験生は筆記成績は安定していたにも関わらず、面接練習の場で極度に話せなくなり、本番でも実力を出せませんでした。後に本人が語ったのは「知識はあったが、自分の言葉で話す準備ができていなかった」という率直な後悔でした。
これはあくまで私が現場で見てきたケースです。
「もう無理」と言い出した受験生に、講師が本当にかけている言葉
医学部志望者が「もう無理」と言う背景には、長期にわたる学習疲労、周囲の期待、面接や志望理由書に対する不安、睡眠不足などが重なります。そんなとき私がよくかける言葉は次のようなものです。
- 「今しんどいのは、君が真剣に向き合っている証拠だよ」
- 「医学を目指す理由の核は変わっていない。それを今日一度、短く言ってみよう」
- 「まずは呼吸を整えて、5分だけ目の前の問題に集中してみよう」
無理にテンションを上げるのではなく、まず感情を受け入れて言語化させる。医学部は面接で自己の動機や倫理観を問われるため、感情を落ち着けて自分の言葉を取り戻すことが特に重要です。
直前期に成績や表現力が下がる受験生の共通点
医進塾プレメディスタでの立て直し方
直前に不調を訴える受験生には共通点があります。
- 面接練習や志望理由書作成に振り回され、筆記の安定感が乱れる
- 完璧主義が強まり、少しの失敗で自己否定に走る
- 睡眠・食事のリズムが崩れることで集中力が低下する
- 面接想定問答で言葉が固まる(丸暗記になっている)
予備校では新しい知識を入れるより、安定化メニューに切り替えます。典型問題の反復、短時間での過去問演習(部分点確保中心)、面接は想定問答を深掘りして“自分の言葉で答える訓練”に戻す。睡眠・食事の管理を親と共有し、当日のルーティンを徹底させます。
親の一言で好転したケース・逆に苦しくなったケース
実例を一つ。模試で厳しい判定を取った生徒に、母親が「今までよく頑張ったね」と短く伝えたところ、本人は肩の力が抜け、翌日から取り組み方が落ち着きました。対照的に、別の家庭では「今のままでは無理だ」と追及する言葉が続き、受験生は自己否定に陥りパフォーマンスが下がりました。
医学部受験は家族の期待が大きくなる分、言葉の影響力が強いです。親の意図は善でも、伝え方一つで不安を増幅させることがあります。評価や結果に目を向けすぎず、「今できること」「体調を整えること」に焦点を当てた声かけが効果的です。
受験後に伝えたいこと
合否が出た後、保護者へ伝えたくなるのは「あなたの支えは無駄ではなかった」ということです。医学部は高い競争率と多面的評価を持ちます。合格の有無に関わらず、受験期間中に育まれた自己管理能力や表現力は本人の資産になります。
もし後悔があるなら、それを糧に次のステップ(志望校見直し、進路調整)でのサポートに目を向けてください。親の支え方で変わるのは“短期的な結果”だけでなく、長期的な回復力でもあります。
保護者への具体的アドバイス
- 点数や判定を細かく追及しない。問い詰めるのではなく現状把握を一緒にする。
- 面接前は志望理由書のチェックに留め、丸暗記を促さない。面接は「自分の言葉」で話せることが評価される。
- 睡眠・食事を最優先に。カフェインや過度の糖分は控える。
- 当日の送り出しは短い肯定文を(例:「いつも通りで大丈夫」)。
また、深刻な不調(自傷・摂食障害・極度の抑うつ)が疑われる場合は、専門機関への相談を早めに検討してください。
よくある質問(FAQ)
Q. 模試の判定が下がったら志望校を変えるべき?
A. 一概には言えません。判定の原因分析(仕上がりの遅れか、面接対策か)を行い、戦略を調整します。
Q. 志望理由書はどこまで親が手伝っていい?
A. 表現の明瞭化や誤字のチェックはOK。内容の代筆や過度な書き換えは避け、自分の言葉で話せるものにすること。
Q. 面接練習で暗記が崩れる場合の対策は?
A. 想定問答を“キーワード→エピソード→結論”のテンプレで整理し、自分の言葉で説明する訓練をする。
まとめ
医学部受験では、学力と表現力、そしてメンタルの三つが密接に絡み合います。直前期にできる最善は、知識を詰め込むことだけではなく、受験生が自分の言葉で落ち着いて話せる状態をつくることです。親は完璧である必要はなく、味方であり続ける姿勢が何よりの支えになります。
もし不安が深刻に見える場合は、学校の相談窓口や医療機関に早めに相談してください。
筆者プロフィール
医学部受験専門予備校医進塾プレメディスタ講師。指導歴15年。面接・志望理由書指導と直前期メンタルサポートを担当。
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