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2月1日に4校集中――日本大学医学部N方式は高得点勝負
はじめに
いよいよ2月1日が近づいてきました。2026年度の医学部入試において、この日は特別な意味を持つ日となっています。国の方針を受けて多くの大学が入試日程を2月1日以降に移行しました。日本大学医学部N方式第1期も2月1日に実施され、同日には久留米大学、東京女子医科大学、川崎医科大学の一次試験が重なり、計4校が同一日程となりました。この記事では、日本大学医学部N方式の制度的特徴、全学部統一入試がもたらす高得点競争の構造、そして2026年度特有の日程変更が受験動向に与える影響について、事実を整理しながら見ていきます。
医学部受験の本番が開幕――2月1日に4校が集中
2026年度の私立医学部入試では、文部科学省の通達を受けて2月1日を入試解禁日とする動きが加速しています。この日に一次試験を実施する医学部が増加し、受験生にとって出願戦略がより複雑になる状況が生まれています。
2026年度の2月1日には、日本大学医学部、久留米大学医学部、東京女子医科大学、川崎医科大学の4校が一次試験を実施します。昨年度(2025年度)は日本大学、久留米大学、東京女子医科大学、日本医科大学の4校でしたが、今年は日本医科大学は翌日になり、川崎医科大学が1月下旬から2月1日に試験日を移行しました。
この4校の中で、東京女子医科大学と川崎医科大学は6年間の学費が4000万円を超える高学費帯の大学であり、一方の日本大学と久留米大学は総合大学として全学部統一入試の枠組みで医学部入試を実施しています。このため、学力上位層の多くが2月1日の受験校として日本大学医学部を選択する傾向が強まっています。
日程のいたずら――今年の具体的状況と日本医科大学の影響
2025年度までの状況と比較すると、2026年度の変化が際立ちます。
2025年度の2月1日: 日本大学医学部、東京女子医科大学、久留米大学医学部、日本医科大学が同日実施
2026年度の2月1日: 日本医科大学に変わり川崎医科大学が加わり、4校同日
この変化に加えて、日本医科大学の日程変更が大きな影響を与えています。日本医科大学は2026年度に医療健康科学部看護学科を新設し、看護学科の一次試験を2月1日に設定しました。その結果、医学部の一次試験日が従来の2月1日から2月2日にずれることになりました。
この日程変更により、従来であれば日本医科大学と日本大学医学部の併願ができなかった受験生が、2026年度は両校を併願可能となりました。逆に言えば、日本医科大学を第一志望とする学力上位層の一部が、2月1日に日本大学医学部を受験する選択肢を持つことになり、日本大学医学部の競争環境に影響を与える要因となっています。
日本大学医学部の志願動向――N1期は前年比112.5%増
日本大学医学部の一般選抜N方式第1期(N1)の出願状況を見ると、顕著な増加傾向が確認できます。
2026年1月22日の出願締切時点で、N方式第1期の志願者数は2,449名となり、前年度の2,176名と比較して273名増、前年比112.5%という大幅な増加を記録しました。募集人員は80名ですので、志願倍率は30.6倍に達しています。
この志願者増加の背景には、いくつかの要因が考えられます。第一に、日本医科大学の日程変更により、両校の併願が可能になったことで、学力上位層の一部が日本大学医学部に流入した可能性があります。第二に、全学部統一入試であるN方式の特性から、医学部を受験することで同日に日本大学の他学部(歯学部など)も併願扱いになるという制度的なメリットがあり、試験日程が過密化する中で受験機会を効率的に確保したい受験生の需要を捉えたと考えられます。
N方式(全学部統一入試)の制度的特徴
日本大学医学部は2022年度に学部独自の入試方式であるA方式を廃止し、N方式(全学部統一入試)に統一されました。このN方式は、日本大学の全16学部が同一試験日、同一問題で実施する入試制度です。
N方式の「N」は日本大学(Nihon University)の頭文字を取ったもので、この入試を受験することで、複数の学部・学科を併願したことになるという仕組みです。医学部受験生がN方式で医学部を受験した場合、同時に他学部(例えば歯学部、薬学部など)にも出願していれば、それらの学部の入試も同時に受験したことになります。
このため、N方式第1期の試験日は2月1日で固定されており、全国19か所に試験会場が設置されます。医学部の場合、東京会場は御茶ノ水の理工学部キャンパスが使用されます。一次試験合格者は、2月11日(水・祝)に板橋区大山の医学部キャンパスで二次試験(面接および医学部独自の英語・数学記述試験)を受験することになります。
試験の難易度と得点競争の構造――全学部統一がもたらす”易しさ”
日本大学医学部N方式の大きな特徴は、全学部統一入試であるため、問題が比較的”易しい”傾向にあるという点です。
一次試験では、英語(60分・100点)、数学(60分・100点)、理科2科目(120分・200点)の計400点満点で実施されます。これらはすべてマークシート方式で、日本大学の文系学部から理工系学部まで、すべての受験生が同じ問題を解くため、出題難易度は医学部専用試験と比較して標準〜やや易しいレベルに設定されています。
科目別の特徴(記述的整理)
英語:全問マークシート式。文法問題、会話文、長文読解が中心で、難易度は易〜標準。特殊な専門語彙や難解な構文は少なく、基礎力を確実に固めた受験生であれば高得点が狙える内容となっています。
数学:60分で大問6問という構成。中堅私立大学レベルの典型問題が中心で、問題自体は易しいが、制限時間に対して問題数がやや多いため、スピードと正確性が求められます。場合の数・確率、ベクトル、数学Ⅲの微積分が頻出分野です。
理科(物理・化学・生物):いずれも易〜標準レベル。教科書の内容と傍用問題集レベルの知識で対応可能な問題が多く、共通テスト対策と重なる部分も大きいです。特に化学は全範囲から万遍なく出題され、物理は標準問題中心、生物は知識と考察のバランスが取れた出題となっています。
高得点勝負の意味合い――標準化得点と合格ラインの実態
日本大学医学部の一次試験では、素点ではなく標準化得点で合否が判定されます。標準化得点とは、受験生全体の平均点を基準に調整された得点で、各科目の平均点が50点になるように換算されます。
2025年度N方式第1期の一次試験合格最低点は、400点満点中230.55点(標準化後)であり、得点率にすると57.6%でした。しかし、これは標準化後の数値であり、素点(実際の正解数)ベースでは70%台後半〜80%程度が必要とされています。
さらに、二次試験(英語60点・数学60点・面接30点の計150点)を加えた最終合格最低点は、550点満点中346.09点(62.9%)でした。これは一次試験の標準化得点に二次試験の素点を加算したもので、単純計算すると二次試験で110〜120点程度(約80%)が必要ということになります。
このように、日本大学医学部N方式は一次・二次ともに高得点勝負であり、問題が比較的平易であるがゆえに、ケアレスミスの影響が極めて大きい入試となっています。1科目でも大きく失点すると挽回が困難であり、すべての科目で安定して高得点を維持する力が求められます。
今年の特殊事情と受験市場の動き
2026年度の日本大学医学部N方式を取り巻く環境は、いくつかの特殊事情が重なっています。
日本医科大学の日程変更が生んだ併願可能性
前述の通り、日本医科大学の一次試験日が2月1日から2月2日にずれたことで、日本医科大学志望の学力上位層が2月1日に日本大学を受験できるようになりました。日本医科大学は偏差値ランキングで上位に位置する難関校であり、その志望者層が日本大学医学部に流入することは、競争レベルの上昇を意味します。
2月1日〜4日の過密日程が生む選択圧
2026年度は2月1日から4日までの4日間に、17校の医学部が一次試験を実施する異例の過密状態となっています。この中で、受験生は物理的に受験できる大学数が限られるため、併願戦略の最適化が重要になります。日本大学医学部N方式は、全学部統一入試という制度的特性から、医学部と他学部を同時に受験できるメリットがあり、効率的な併願先として選ばれやすい位置にあります。
学力上位層の分布変化
日本医科大学の日程変更により、2月1日の受験校選択において学力上位層の分布が変化している可能性があります。従来は日本医科大学を第一志望とする受験生が2月1日に他校を受験していましたが、2026年度はその層の一部が日本大学医学部に集中することで、合格ラインがさらに上昇する可能性があります。
まとめ
2026年度の医学部入試において、2月1日は4校が一次試験を実施する日となりました。その中でも日本大学医学部N方式第1期は、前年比112.5%の志願者増を記録し、全学部統一入試という制度的特徴から、医学部と他学部を同時に受験できる効率性が評価されています。一次試験の問題が比較的平易であることから、高得点競争は必至であり、標準化得点の仕組みの下で素点ベースでは7〜8割以上の得点が求められます。さらに、日本医科大学の日程変更により学力上位層の一部が流入する可能性があり、2026年度の競争環境は例年以上に厳しいものとなることが予想されます。
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