共通テスト終了直後の今こそ医学部合格を勝ち取る最重要期間
こんにちは、医学部受験生の皆さん。国公立医学部に受験するには、共通テストの結果が鍵を握ります。そして今回は、出願のラインやポイントについてご紹介し、受験後の心構えについても触れていきたいと思います。
1. 出願のラインは750点以上?
これまでの経験から言えることは、国公立医学部を目指すならば、センター試験で少なくとも750点は必要とされてきました。このスコアを下回ると、合格が難しくなり、出願を検討するのが難しいとされています。
共通テストではセンター試験に比べて平均点が1割下がるといわれていますが、国公立医学部受験者にとっては、センター試験と同等の得点帯と考えて良いでしょう。従って、共通テストのスコアは少々低くてもOKというわけでもありません。
2. 配点やボーダーラインだけではなく、科目や問題の選択も重要
この時期多くの受験生が陥りがちなのが、共通テストの配点やボーダーラインだけで判断することです。しかし、実際には二次試験の科目や問題の内容も考慮する必要があります。諦めた大学でも、実は合格の可能性があることもあるのです。
今年指導している受験生の模試結果を見ても、国公立医学部受験層においては大きな差がないことが分かります。共通テストだろうがセンター試験だろうが、得点に大きな差がないことを覚えておきましょう。
3. 国立医学部受験者にとってのポイントは国語だった
国公立医学部に合格するためには、共通テストにおいて国語がポイントです。まぁ今年は終わったので今更何だというところかもしれませんが、来年受ける人が気にかけてほしいポイントです。医学部受験生は二次で共通する英語・数学・理科では高得点を取りやすい傾向にあるため、国語で差をつけることが重要です。国語の得点が高ければ、二次試験でも自信を持つことができます。また共通テストになってから数学も読解力を試す問題が多く出題されています。今年の数学も計算をゴリゴリ進める問題ではなく問題を深く理解したうえで選択する問題が多く出題されました。数学だろうが理科だろうがすべての問題は日本語で出題されます。国語で養った読解力というものが少なからず必要になってくる形式のテストになっています。
4. 不合格者の特徴は自己採点の結果にこだわること
合格者と不合格者の違いの一つは、自己採点の結果にこだわるかどうかです。自己採点が厳しい結果だった場合、その結果を引きずってしまい、次の試験に向けて前進しないことがあります。共通テスト7割だったとすれば今の時期は戦略の立て時ですが8割以上、もしくは5割程度に終わった場合はもう共通テストのことは忘れましょう。次の行動は決まっているはずです。共通テストに浸っている時間の無駄です。いくら悩んでも喜んでも結果は変わりません。二次試験の演習、私立過去問の演習に時間を割いてください。悩んでいる一分一秒がもったいないです。
5. 終わったことを悩む時間は無駄
点数が良くても悪くても、終わったことを悩む時間は無駄です。良い点数であれば、次に向けての準備を始め、悪い点数であれば自己採点の結果を受け止めて、次に向けて気持ちを入れ替えましょう。共通テストに失敗したから浪人確定、来年に備えよう。そんな人いません。今年のうちにやれることやり切りましょう。私立医学部の受験に向け、対策を進めることを心がけましょう。いくら学費が高いからとはいえ国立一本で多浪すれば時間もお金も結果損します。医学部予備校の学費だってバカになりません。医学部予備校には奨学金もありません。大学に入れば奨学金制度もあります。入って確実に卒業すれば奨学金は返せます。だから奨学金を貸してくれるのです。それだけ医学部に行くということの価値を世間も理解しています。
合格への道のりはまだ続きます。自分の得意科目を活かし、不得意科目を補強するなど、着実な準備を進めていきましょう。最後の最後まで走り切りましょう。頑張ってください!