2024.01.28

金沢医科大学医学部の一般選抜試験について

金沢医科大学医学部の一般選抜試験では、英語、数学と化学、物理、生物の3科目のうち2つを選択する形式で出題されます。それぞれの科目には特有の傾向や受験対策が必要です。今回は、英語、数学、化学、物理、生物の各科目に焦点を当て、受験対策のポイントを解説します。

1. 英語

金沢医科大学医学部の英語試験は、コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲと、英語表現Ⅰ・Ⅱの範囲から出題され、試験時間は60分です。問題は大問4題の構成で、平易なレベルの問題が多く出題されます。解答方式は全問マークシート方式です。

対策・勉強法

  • 基本単語と文法の確認: 高難易度の専門用語は出題されませんが、基本的な単語や文法をしっかりと押さえておくことが重要です。
  • 長文読解への対応: 医学や医療関連のテーマが多く出題されるため、長文読解に慣れておくと良いでしょう。

2. 数学

金沢医科大学医学部の数学試験は、前期と後期で出題範囲が異なります。前期は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、数学A、数学B(数列・ベクトル)から、後期は数学Ⅰ・Ⅱ、数学A、数学B(数列・ベクトル)から出題されます。試験時間は60分で、大問4題の構成です。

対策・勉強法

  • 基礎の確認: 定義や公式など基礎的な知識をしっかり理解し、標準的な問題に迅速に対応できるようになりましょう。
  • 計算力の向上: 途中式が問われないため、最終的な答えを正確に導き出すことが重要です。
  • 範囲のバランスよく勉強: 頻出分野である微分・積分やベクトル、図形と式、確率、数列にバランスよく対策を立てましょう。

3. 化学

金沢医科大学医学部の化学試験は、前期が物理・化学・生物の中から2科目、後期は行われません。前期の試験時間は90分で、小問集合問題が10題出題されます。

対策・勉強法

  • 基礎固め: 標準的な問題が多いため、教科書レベルの基礎知識をしっかりと身につけましょう。
  • 計算量に注意: 解答時間が45分と限られているため、計算力を向上させ、時間配分を考慮して解答しましょう。
  • 問題のバラエティに対応: 知識の幅を広げ、様々な分野からの問題に対応できるようにしておくと良いです。

4. 物理

前期の理科試験では、物理・化学・生物の中から2科目を選択し、試験時間は90分です。物理の試験は大問2題の構成で、力学や電磁気学が比較的高い割合で出題されます。

対策・勉強法

  • 計算力の向上: 効率よく計算できるようになり、制限時間内に正答にたどり着けるようにしましょう。
  • 問題の出題範囲把握: 常に最新の出題範囲を確認し、対策を立てましょう。
  • 問題の意図を理解: 考察や計算問題では、問題の意図を正確に理解して解答することが重要です。

5. 生物

前期の理科試験では物理・化学・生物の中から2科目を選択し、試験時間は90分です。生物の試験は全問マークシート方式で、大問が3題出題されます。

対策・勉強法

  • 基本知識の定着: 教科書レベルの基礎知識を確実に頭に入れましょう。
  • 問題演習: 典型的な問題に対して演習を行い、解法を身につけておくことが大切です。
  • 発展的な問題への対応: 考察問題や計算問題にも対応できるよう、幅広い視点での勉強が必要です。

金沢医科大学医学部の一般選抜試験は、各科目で基本的な知識と計算力が求められます。受験生は科目ごとの特徴を理解し、戦略的に対策を進めることが合格への近道です。

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