医学部受験の傾向と対策

医学部大学受験:新課程導入の影響について

医学部大学受験:新課程導入の影響について

今年度からいよいよ新課程の導入となり変更に焦る受験生も多いと思います。特に浪人生は学校での勉強を経験していない分不安だと思います。今回は変更点について掘り下げてみましょう。

最大の変更点は共通テスト

新科目:情報

一番の話題となるのはやはり新教科の情報です。共通テストでの「情報」の問題は、実際のプログラミングの穴埋め問題や、データ分析に関する考え方を問う問題などで、試験時間は60分、マークシート方式で行われます。北海道大学、香川大学、徳島大学は、共通テストにおいて「情報I」の受験を必須とするが、配点しないと発表しています。文系理系問わない形式が情報の特徴です。二次試験では電気通信大、広島市立大など一部の大学でのみの採用となるため今年は穴にしないという対策が必要になります。また情報の科目は情報の中だけで完結する内容になるため数学や物理のようにそれぞれの科目の相関性を気にする必要は皆無といえるでしょう。今回は共通テストのみの追加がほとんどのため私大のみを受ける人にとってはあまり問題視する必要はありません。

数学も大きく変わる

今までの数Bが分裂して確率統計という分野が加わります。そして数Cが新しくできそこにベクトルと複素数平面が加わります。
ベクトルと複素数平面はいままでも範囲内に含まれていたためあまり問題はないと思いますが確率統計の分野は今までノータッチで来てしまった人はかなり難解に思えるでしょう。コツさえつかんでしまえば難しい分野ではありませんが初めて取り組むとかなり難しいと思います。自己学習で解決しようとせずきちんとプロの指導を受けてすぐに乗り越えましょう。

確率統計は対策が必須?

必須です。高校生の必修科目として定められたため逃げることはできません。
覚える公式が多く知らないと難関に思えます。
しかしやっていることはデータ分析の応用です。これに確率と積分を交えたような分野といえます。
つまるところ難しいのかというところですが、対策できてしまえばとても簡単で得点がかなり安定します。
センター試験が実施されていたころは確率統計の分野を選択することができましたが超進学校では確率統計の分野を選択させるためかなり力を入れて対策していました。医学部や旧帝大などのどんな問題が来ようと9割程度の一次試験結果が求められる立場では確率統計は得点を安定させる必須の科目でした。つまりはプロがきちんと指導すればだれでも安定して得点することができます。数学はある程度のひらめきがどうしても求められる部分がありこれのせいで時にバラつきが出てしまう科目でしたが確率統計は対策さえできてしまえば恐れるに足りません。正直一番の問題はきちんと指導できる教員がまだ不足しているというところです。

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