医学部受験の傾向と対策

講師インタビュー:浪人生の過ごし方

【医学部受験専門個別指導予備校 医進塾プレメディスタ オンライン授業対応】

浪人生の3月、どう過ごす? 浪人決まったらやるべきこと

春の訪れとともに、医学部受験も終焉を迎えています。一方で合格を勝ち取れなかった浪人生にとっては新たなステージが始まります。3月の過ごし方は様々でしょう。今までの勉強で燃え尽きている人、次に行く予備校を探している人。最後の最後まで後期日程を受けきりもがき続ける人。次の行き先が決まっている人でも大手予備校では4月半ばから新たな授業がスタートとなります。しばし小休憩という浪人生も多いのではないでしょうか。

3月の間、何をすればいいのか。一息ついていていいのか

浪人生たちは新しい学年に向けた準備に入ります。

とはいえ、3月の間何もしない浪人生はどう過ごすべきでしょうか?

そして、浪人が確定したらやるべきことは?

大手の授業がスタートするまでぼーっとしていていいのでしょうか。

浪人が決まった生徒はどう過ごすべきなのか

今回は特別にプレメディスタの講師に3月の浪人生がすべきことをインタビューしてきました。

プレメディスタ講師インタビュー

3月の過ごし方が今後の浪人人生を左右する

‐‐‐前述のとおり3月の過ごし方は浪人生と言えど人それぞれになりがちですがどのように進めていくべきでしょうか?

プレメディスタ講師

この時期、何もしないで過ごすのは非常にもったいないですね。理由は明確です。12月に模試の結果を見てから共通テスト、私大対策、国立対策、その合間に二次対策(小論・面接)で医学部受験生は一気に勉強を詰込んでいます。結果として復習に割ける時間はほぼ存在しなかったはずです。ここまでの勉強は極端なことを言うと年末から試験まで、長い一夜漬けのような状態が続いています。要するに定着しきっていない。ということになります。この追い込みの時期の勉強をどれだけ頑張ってきたのかは医学部受験生ならばわかっているでしょう。それが定着せずに来季がスタートしてしまうということがどれほど無駄なことになるのか。考えるだけで恐ろしくなります。

‐‐‐3月に手を抜くとどんな弊害がありますか?

プレメディスタ講師

‐英語について

まず英語ですがこの科目は毎日の積み重ねが重要です。3日やらないだけで、驚くほど能力が低下することも。英語は言語です。毎日使ってこそ定着します。日本人でも幼い子供を日本語を一切話さない環境へ数か月つれていくと話せなくなってまう現象と同じです。単語は抜け落ち長文が読めなくなります。せっかくここまで勉強したことを定着させられないのは本当にもったいないです。日々の継続が必要な科目なので3月でも継続して英語に触れる必要があるでしょう。

‐数学について

数学も各単元の関連付けが弱い場合、知識が抜け落ちてしまいます。理系科目は試験前の一夜漬けではなかなか定着しません。準備段階の3月には手を抜くと、4月からの浪人生の勉強が滞ってしまうこともあるでしょう。医学部受験は非常に厳しいです。他学科の浪人とはわけが違います。最下層の医学部でさえ早慶に入るよりも難しいとさえ言われています。それを考えれば3月期に試験対策で実施した内容を完璧に定着させなければなりません。これができなければ4月から現役生と同じスタートラインになり、浪人生としてのアドバンテージは失われます。解けなかった問題は徹底的に復習をしておかなければなりません。

浪人が確定したらやるべきこと

‐‐‐具体的にやってほしいことはあるのでしょうか。

プレメディスタ講師

受けた試験の解答を再度作成することです。

‐‐‐2度手間で一件無駄に思える作業ですがどんな効果があるのでしょうか。

プレメディスタ講師

医学部受験は採点方式が明確ではありません。特に理科は標準化されてしまい、粗点がわかりづらいことも。また模試と違い、得点開示があっても具体的な解答はもらえませんし、得点開示は5月と遅れがちです。5月に得点だけがわかってももうどこができていたかなどあやふやです。そのため今実際の解答を再度作り直すことが重要です。とくに浪人が決まった人は7割できたという感覚があっても実際には5割弱しか取れていなかったということが非常に多くあります。生徒と話をしていても試験直後の感触と得点開示した結果の乖離が多く見られます。今の時期は暗記をガツガツ進める時期ではありません。むしろ勉強ではなく、実際の解答を見てどこの問題ができていないかを確認することが必要です。実際に答えをつくり、どの部分でミスがあったのかを確認し、解答と比較しながら確認してみましょう。試験の記憶がはっきりしていて塾の授業もないこの時期に実際の解答を再度作り直すことが重要です。

‐‐‐ミスを洗い出す必要があるということですね。

試験でミスした問題を徹底的に復習

プレメディスタ講師

実際に試験問題でできなかった場所がわかったらそこを徹底的に復習しましょう。

いまのタイミングで適切な復習ができれば一夜漬け状態だったものを自分の能力として定着させることができます。

受験において大切なのはインプットとアウトプットを両立すること。慌てて詰め込んだ年末の知識をしっかりと自分のものにすることで来年の合格にグッと近づきます。逆にこういうことがおろそかになっている生徒こそ多浪への道を歩み始めているのだということを自覚してください。多浪してもいいことは何一つありません。まず試験では多浪は厳しくなります。昨今話題になる多浪生への減点行為は実際に行われています。ペーパーテストを通過できても面接で減点されてしまったり、現役生に比べてマイナスポイントを稼ぐことは間違いありません。またお金は余計にかかりますし若い時間も無駄になります。

‐‐‐3月のタイミングでの復習がカギなのですね。お忙しいところお話しいただきありがとうございました。

まとめ

浪人生活は焦らず確実なステップで進めていくことが大切です。実際に受けたテストの結果を通じて自分の弱点を洗い出し、効果的な学習方法を見つけ出してください。焦り過ぎずに着実にスキルを向上させ、合格への一歩を踏み出しましょう。


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